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2018-06-07

上阪の機会を利用して比叡山へ、その4、三石岳へ登る

ピンクのタニウツギが出てきて、一気にテンションが上がるのを感じました。

タニウツギは四国でこそ咲かないけど、全国各地で見ていて、私にとっては結構思い入れのある花です。

一番初めに見たのは北アルプスの小池新道の登りでした。そして、初夏の東北では早池峰山や主人とドライブした栗駒方面の道沿いで、また岡山の那岐山、鳥取の大山など・・・。

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この日は快晴だったので、青空にピンクのタニウツギの花が映えます。

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少し歩くと、今度は小さな白い花が咲いています。

小さい花なので、眼鏡を出してよ~く眺めると、コゴメウツギでした。

私はいつも徳島との県境の山や、東赤石の登りで見ていますが、今年は比叡山で初見を見ようとは・・・

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これはキブシの果実みたいですね。

キブシも車道沿いで見ることが多い花なので、花の咲いた後はあまり見る機会のない木です。

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先ほどからコアジサイの株と思われる株が道沿いに何度か見かけたのですが、これは花芽を上げているのでコアジサイに間違いありません。コアジサイも四国には咲かない花なので、見たかったのですが・・・

P5207334こちらはニワトコの花後の姿で、果実をつけはじめているようです。

道は単調ですが、いろいろな植物が出てくるので、退屈しませんね。

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こんな風にこれから先も稜線の東側を巻いていくはずだったのですが・・・・

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ミヤコアオイと思われる葉とホトトギスの仲間の葉・・・

P5207341ここにもタニウツギが咲いていました。

P5207342歩いている道の左側を見上げると、稜線らしきのが見えています。

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あら…ちょっと雰囲気の違うテンナンショウですね。

昨日、テンナンショウの仲間は地方によって固有種が多いと書きましたが、このテンナンショウも固有種でムロウテンナンショウだったようです。

テンナンショウは四国以外で見るときは画像を何枚か撮っておく必要がありますね。

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歩いている道は下の道ですが時々こんな風に分岐があって、稜線方面に行く道があるようです。

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ここで、初めて人とすれ違いました。

挨拶を交わしただけでしたが、もう比叡山まで行った帰りなんでしょうか?

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やがて,尾根の基部と思われる場所までやってきました。

私は尾根の東側を巻いている道を歩いてきたのですが、尾根の西側を巻いている道もあるようで、ここで合流しているようです。

その尾根の西側を巻いている道を振り返ると・・・・何やら黄色い花が咲いているのが見えたので、近づいてみました。

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なんとまぁ、ジャケツイバラの花なのでした。

ジャケツイバラも今年は見るには見たのですが、撮影はしてなくて、今年の初撮りは比叡山でということになりました。

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それにしてもいつもは高いところで絡まっていて見上げる花ですが、見下ろして撮影するのは初めてでです。

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再び、元の道方面へと歩きます。

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またまた植林の中の道を歩きますが・・・・

P5207358s

12時32分、こんな小さな道標を見つけました。

どうやらここが、三石岳山頂へが、登る道の分岐らしいです。

考えたら、八王子山にも登らなかったしこれからも比叡山山頂に行く余裕はなさそうです。

せめて三石岳でも登っておくかな~という気になりました。

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山頂への道は最初はふつうの登り道でしたが・・・

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やがて向きを東へ変えます。

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何やらネットが見えていて、本来はネット内に道があったのがネットが張られたもので、ネット沿いを登るように踏み跡がついています。

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このネット沿いの踏み跡が急なのなんのって・・・

ほぼ直登です。

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最後に植林の中を直登します。

そうこうするうちに心配していたスマホがいきなり充電切れとなって電源が落ちてしまいました。

どうやらこの辺り、電波状態が随分悪いようで、それなのにログを取っているもので、早い電源切れとなったようです。仕方なく持参していたモバイルバッテリーを出して繋ぎますが、回復までは時間がかかりそうです。

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12時52分、三角点に着きました。

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ここが三石岳山頂で、この日唯一踏んだ山頂となりました。

それでも、比叡山坂本の駅の標高は95mだそうですから、約600m登ったことになります。

スマホが充電切れとなった今、心配なのは下りのルートです。

GPSで自分の位置がわからないし、紙の地図も持ってないので、うまく元の巻き道に下らなければ・・・・

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とりあえず、踏み跡を辿って下ります。

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進行方向右手に琵琶湖が見えてきたので、方角は合ってそうです。

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どんどん下ると、13時1分、下に巻き道が見えてきました。やれやれ・・・

登るつもりがなかった三石岳に登ったもので、時間も体力も少し余分に使いました(^^;)

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あとは、本来歩くはずだったこの巻き道を比叡山方面へ歩けば何とかなりそうです。

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左を見上げると、今下ってきた三石岳の斜面です。

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辺りは植林帯ですが、その中にウリハダカエデの木が1株ありました。

植林以外の木を見るとほっとしますね。

京都は北山杉で有名ですが、比叡山も植林が多いです。

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おや、これは?

なんだか見覚えのある葉と花の咲き跡。

ウスギヨウラクツツジの咲いた後のようです。

ウスギヨウラクも岡山と鳥取の県境の山で見ますが、ここ比叡山も植生が似ています。

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この日、いくつも見かけたタニウツギがここでも咲いています。

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コゴメウツギも咲いていて、植林の山にしては植生は豊かだと思いました。

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こちらは萼片が2枚なので、コツクバネウツギかな?

コメント

keitann様 こんにちは
比叡山恐るべし! と感じました。
実にたくさんの花が、こんな時季なのに、出て来るわ、出て来るわ・・・・・・でしたね。
ジャケツイバラの花を見て、もうここでは何でもありだな、と感じてしまいました。
スマホの電池切れは悔しいですね。
確かに地図を見ながら進むと電気をたくさん使いそうな気がします。
小生はGPSの専用機ですので、そういうことは無いのですが、それでも電池切れはいつも気になります。
三石岳の山頂では眺望は如何でしたでしょうか。

ぶちょうほう様、こんばんは。

昨日、たまたま検索していたら比叡山の年間をとして植物観察されている方の
Hpだかブログがヒットしました。それを拝見すると、春先はイワナシやトウゴク
サバノオも咲くようで、標高700mかそこいらの山にしては植生が豊かだと
思いました。
そういえば、以前から一度行きたいと思っている山ですが、琵琶湖の北の端に位置する
赤坂山という山も標高は700mかそこいらなのに、オオバキスミレなどが咲く花の山
らしいですね。
琵琶湖周辺は雪も積もりそうだし、植生が豊かなのかもしれません。
山のほとんどが植林で覆われている中、これだけの花が咲いているのは珍しいかも
しれません。
ケーブルカーがあるので歩く人が少ないのも良いのかもしれませんね。
スマホは使い始めて三年近くになるので、バッテリーが弱っているのかもしれません。
特に電波の弱い場所で使うと、消耗が激しいです。
三石岳の山頂はあいにくと植林の中で展望がありませんでした。

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