最高の一日に赤石を縦走する、その5、いよいよ岩稜歩き
Pさんが立ち止まって何か撮影していると思ったら、やはり・・・・
↑キバナノコマノツメでしたね。
直登道の最後の登りは、いつ登ってもきついですが、キバナノコマノツメやユキワリソウなどの花に元気をもらいながら登っているようなものです。
振り返ると、石鎚山系の稜線のガスがやっぱり取れてきてますね。
休憩時はてっきり、天気が下り坂になるんだろうとばかり思っていたのに、持ち直しているようです。
こんなこともあるんですね。
登山道わきにユキワリソウも咲いていましたが、これは画像失敗。
縦走ということで、画像を何枚も撮ったりはできません。
たユキワリソウは今からのコースでまた咲いているところもあるでしょうから、そのときに失敗しないように撮らなければ・・・
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10時26分、赤石越まで登ってきました。
ここから先はそれほど急登というわけではないので、ほっとします。
岡山組のFさんとYさんは、山頂には行かず、ここで待っていますとのことです。
Fさんはもともと、縦走される予定ではなかったようなので、体力温存のためにそれがいいですね。
この立札、やっぱり新しくなってますよね。
そして、いつもの岩場にキバナノコマノツメが今年も可愛く咲いてました。
10時38分、東赤石山頂に着きました。
今回は11時までに着きそうだなとは思っていたけど、意外と早く着いたのでちょっと嬉しいです。
私一人で来るときなど、出発が8時ごろというのもありますが、たいてい13時近くになりますから・・・
もうすぐ山頂に着こうかというPさんとその後ろに徳島の単独女性。
四国の山仲間にHPをよくご存じで、エントツ山さんやRさん、Pさんの、掲示板もよく見て下さっているそうです。今回も掲示板にタカネバラ情報が出たということで、それとばかり来られたとか・・・
石鎚方面を見ると、沓掛とチチ山の吊り尾根の向こうに、石鎚の姿が見え始めたようです。
展望がだんだん良くなってきているようで、これは楽しみ・・・
八巻山の山頂にいる人も肉眼でははっきりと確認できますね。
おっと・・・・山頂で咲いているイワキンバイも忘れずに撮影しなくちゃ・・・
前の週の寒風山ではまだ結構固い蕾だったイワキンバイが東赤石で咲いていたのは意外でした。
一通り撮影したら、三角点まで移動します。
先に行かれたAさんとKさんはとっくに三角点に行かれているようですね。
私たちも後を追います。
三角点には10時44分に到着でした。
登山口で先に出発されて、途中でとうとう追いつくことができなかったヒコーキ隊の皆さんが三角点でお昼休憩されてました。「やっと追いつけました」思わず口から出た言葉です。皆さん、健脚ぞろいですね。
あまりに素晴らしい展望に、私は三角点の標識を撮影し忘れてしまい、山の画像しか写してませんでした。(^^;)
↑高知と愛媛の県境の山々・・・
山麓の集落もはっきりと見えています。
こちらは赤星などの法皇山系・・・
そして、権現越から二ツ岳に至る稜線もはっきりと見えています。
こんなによく見えることって、ほんとに珍しいです。
↑石鎚もこの頃にははっきりと姿を現しました。
石鎚を撮影していたら、手前にいらした徳島の単独女性が入ってしまいました。(^^;)
↑山食のUさん夫妻もそうこうするうちに到着され、ますます賑やかになったところで、皆で記念撮影です。Uさん夫妻もこの日は縦走されるそうで、これは早いところ追い抜いてもらった方が気楽かな?
10時57分、三角点を出発して、山頂方面へ引き返します。
↑小さなツクバネソウがまだ咲き残ってくれてました。
あれ~、往路では見えなかったキバナノコマノツメがこんなところでかわいく咲いてました。
11時10分、赤石越まで帰ってきました。
ところが、ここで待っているはずのYさんとFさんの姿が見えません。さんそういえば、Kさんの姿も見えないようだから、Kさんが赤石越を通過されたときに一緒に行かれたのかしら?などと話していたら、向こうからKさん、Yさん、Fさんの3人が日か消してくるではありませんか。
どうしたんだろう?と思ったら、岩場を歩き始めた途端にFさんの足が攣ったそうです。私は去年の東赤石山行には参加してないので菅、去年も足が攣ったそうで、どうやら岩場歩きヶが良くないようです。
ということで、KさんがFさんのザックも担ぎ、3人で途中まで引き返すようです。
それ以外のメンバーはそのまま八巻山を目指します。
この頃には稜線の向こうになんと伊予富士まで見えてきました。
東赤石で伊予富士を確認したのは初めてのように思いました。
それだけ、展望が良くなってきているということですね。
赤石越を過ぎてからもイワキンバイが可愛く咲いています。
八巻山まではAさんがトップを歩いてくださいました。
私は?といえば、東赤石から八巻方面に回るのはずいぶん久しぶりのような?
8年ぶりぐらいかな?
ここのところ、毎年のように東赤石から権現越へと下ってました。前回の縦走時は雨が早々と降り始めたおかげで八巻への稜線歩きは諦めてトラバース道へ下り、石室越に登ったのでした。
雨が降る日は岩が滑るので、稜線伝いの歩きは無理ですが、この日は晴れて風も吹いているおかげで岩場歩きにはもってこいです。
軽々と岩をよじ登るAさん・・・
稜線にもタカネバラが一輪咲いていました。
これは何岩だったかな?
おサルさんの横顔にそっくりなので、Aさんはサル年の年賀状に画像を使われているそう・・・
私が撮影しようとすると、「もっと、こちらに来た方がそれらしくなりますよ」とのことです。
それは知りませんでしたね(^^;)
Rさんもカメラを構えています。
私としても八巻に行くのは久々なので、物珍しい気分がいっぱいでした。
これもAさんが見つけてくださったアカイシヒョウタンボク。
そういえば、以前、赤石越でよく見かけていたアカイシヒョウタンボクをこの日は見かけませんでした。
山頂直下にあったウスノキの果実も画像失敗でしたが、ここでは何とか撮影できました。やれやれ・・・
こんにちは。キバナコマノツメのオンパレードですね。当方では黄色いスミレは見られないので、どこかで見てみたいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-07-03 08:20
多摩NTの住人様、こんばんは。
キスミレは私にとっても憧れのスミレですが、キバナノコマノツメだけは
東赤石のあちこちで結構見られますので、例外的な気がしています。
ダイセンキスミレや阿蘇のキスミレよりも高山性といえば言えますね。
北アルプスの標高2500mぐらいで咲いているキバナノコマノツメを見ると
こんな高山性のスミレがよくぞまぁ、四国の山に咲いてくれるものだな~と
有難いです。
投稿: keitann | 2018-07-03 22:20
keitann様 こんにちは
6月の中旬だというのに、良い天気・空を見事に引き当てましたね。
最高の眺望にありつけて幸せいっぱいでしたでしょう。
脚の攣ったお方は気の毒でしたが、例の芍薬甘草湯エキスは持ち歩かれないのでしょうか。
一時的なことですがあれは足攣りの特効薬ですよね。
この山の岩は橄欖岩と言いますか? 独特の岩肌の色ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2018-07-05 08:22
ぶちょうほう様、こんばんは。
ほんとにこの日は縦走には最適な一日でした。
当初は前日の6月16日のほうが天気が良さそうだったのですが、同行のRさんが
所用があって、17日と決めていたのです。
ふたを開けてみると、この17日が予報以上に良い天気でした。
北アルプスでもどこでも、縦走の最高のご褒美は展望ですから・・・
足の攣ったFさんは去年も東赤石で足が攣ったために,ツムラの漢方薬は持参されていて
もちろん服用されたそうですが、それでも下山という判断をされたようです。
もう少し進んでしまうと引き返せなくなりますから・・・
橄欖岩とピンクのタカネバラはお互いに引き立たせますね。
投稿: keitann | 2018-07-05 22:59