ちょっと久しぶりの秋の梶ヶ森へ、その5、カツラの大木
皆さんがキノコの撮影などされている間、わたしのほうは周囲の森を見回していたのですが、青々とした木々や苔がなんとも素晴らしいです。
今までこの道は何度も歩いているはずなのに、こんなに素晴らしいと思ったのは初めてでした。
↑東赤石の沢コースもしっとりとして良い雰囲気ですが、今回の梶ヶ森はそれに勝るとも劣らないほど素晴らしい緑でした。
今年は6月末~7月初めにかけて大豊付近はすさまじい雨が降ったそうで、多分そのせいなんでしょうね。
登山道は荒れてましたが、それと引き換えに素晴らしい緑を見られたという訳です。
苔の中にコミヤマカタバミの葉・・・
またまたグレーチングの橋を渡ったら、今度はカツラの大木がありました。
幹はすっかり苔に覆われ、株もとには早くも茶色く染まった葉が落葉しています。
苔との対比がとても美しくて息をのみました。
振り返ると、今から橋を渡ろうとしているPさん、そして熱心に撮影されているAさんと息子さん。
花のお好きなAさんに負けないほど息子さんも花好きとお見受けしました。
カツラの大木を見上げると、日差しが逆光になって、なんとも言えず良い雰囲気。
腕が悪くて、その雰囲気が出せないのが残念です。
それにしても大きな株が2本立ちになってるんですね。
カツラは沢の傍に生えていることが多く、水分を好む樹木だということがわかります。
その大きなカツラの株もとに対照的に小さな花を咲かせるコフウロが咲いていました。
なおも登っていくと、今度はトチの葉が落ちていて、その隣に空洞のトチの実。
中身はたぶんイノシシが食べてしまったのでしょう。
見上げると、やっぱり大きなトチの木がありました。
このコースってこんなに大きな木が多かったんですね。
苔生した幹をバックにサンヨウブシが咲いていたのでぱちり。
シコクブシと同じで、まっすぐに立てることはなく、斜めに倒れています。
やがて、上のほうに滝が見えてきました。
登山者の方もいらっしゃるようです。
それにしても、以前は階段状になっていたと思う石が崩れてしまって、ごろごろ石の道になってしまってます。足元に気を付けて登っていきます。
以前はこの辺りオオマルバノテンニンソウの群落だったと思うのですが・・・
上からずいぶん崩れてしまった道を見ます。
10時42分、真名井の滝に着きました。
水量が多いです。
数年ぶりに来たので、ちょっと懐かしい・・・
滝のところでいらっしゃったご夫婦連れの方はKさんのお知り合いの方のようでした。
滝近くで見かけた綺麗なツクバネソウの果実・・・
Kさんたちはお話がはずんでいるようでしたが、後ろからどんどん来られているようなので、ゆっくり登り始めます。
この日は小学生の子供さん連れの方たちも何組か見かけました。
見上げると、この日いちばんきつかった梯子場。
ここからがきつい登りがちょっと続きます。
下から続々登ってこられるので、階段で立ち止まるわけにもいきません。
ひーひー言いながら登っていきます。
登ったところにも小さな滝が・・・
この滝は名前はあったかな?ちょっと忘れました。
梯子が終わっても、傾斜のきつい坂を少し登って、登りきると、東屋が左手にあるはず・・・
道は右に行くのですが、きつい登りを登ったばかりなので、東屋で休憩させてもらうことにしました。
汗もかいたので、水分補給しなければ・・・
お腹の足しにはあまりなりませんが、東屋でこの日持参してきたシャインマスカットを皆さんにおすそ分けです。やれやれ、これで、次の登りも何とかなりそうです。
この辺りからはブナも出てきて、ブナに真っ白なきのこが着生していました。
こんにちは。青葉と苔の景色は素晴らしいですね。私も大好きです。屋久島を思い出します。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-09-24 14:32
多摩NTの住人様、こんばんは。
私も屋久島は訪れまだ訪れたことがないのですが、たぶんこんな光景なんだろうなと
思いながら見ていました。
高知も空中湿度の高い山が多いですが、今年はことのほか雨が多かったので、このような
光景を見ることができました。
花よりも印象に残りましたよ。
投稿: keitann | 2018-09-24 22:43