ちょっと久しぶりの秋の梶ヶ森へ、その6、リンドウを見ながら山頂へ
東屋ではKさんの知人のご夫婦も休憩されていて、山の話で盛り上がりました。
ご夫婦はこれから、奥の院経由で車道へ出て車で山頂へ向かわれるとか・・・
歩いて登る私たちとはここでお別れです。
↑東屋からはブナ林の尾根道をまず登っていきますが、ムラサキシメジと思われる紫色のキノコがいっぱいありました。
このきのこは確か食用になるはずです。
↑私が時々訪れる満濃のカフェで出してくださったムラサキシメジのお味噌汁。
ムラサキアブラシメジというのもあるそうで、子供のころ、父が「アブラ」と言っていたキノコはそのことでしょうか。私は父にくっついて秋になるとキノコを採りに山によく行ってたものです。父が早死にしなければ、大人になってからキノコのことをいろいろ教えてほしかった・・・
同行の方に「これ、食べられますよ」とお勧めしたのですが、どなたも採取されませんでした(^^;)
ここでも四国ママコナが群生です。
この日いちばんたくさん見た花かもしれません。
10分ほど登ると、樹林帯を抜けて展望が得られるようになりました。
振り返ると、山荘がススキの向こうに見えています。
もう少し登ったところで、展望岩があって、そこからは山荘が一段と綺麗に見えました。
ここまで登ってくるとタカネオトギリが咲いています。
展望岩から山荘方面を撮影されるKさん・・
岩に咲いていたリンドウです。
この日、お初のリンドウですね。
登るにつれてススキが銀色に輝いて秋を感じさせてくれます。
天狗の鼻に着く手前の登山道にもリンドウがたくさん咲いていたと思うのだけど、この日は見当たりません。まだ時期的に少し早かったのかな?
11時40分、天狗の鼻に到着しました。
目の前に鉄塔の林立する梶ヶ森山頂が見えます。
ササの中では早速リンドウが気持ちよさそうに咲いています。
不動明王の祀られた岩場のほうに行ってみます。
以前見たのと同じ場所に、イセリンドウと思われるリンドウが咲いていました。
アサマリンドウとリンドウの交雑種と言われています。
両方のリンドウが咲く場所に、交雑種が咲くのです。ところが、前回来た時はその辺りの岩場にアサマリンドウがたくさん咲いていたのに、今回はアサマリンドウが見当たりませんでした。
これでは説得力に欠けますね。
参考のために、この日見かけたリンドウをアップしておきます。
↑山頂への登山道沿いで見かけたリンドウです。
↑山荘からの車道歩きで見かけたアサマリンドウです。
↑天狗の鼻での散策風景です。
近くでは小学生の子供さんを連れたご夫婦がお昼を食べていました。
この日は天気の良い日曜だったせいか、ファミリー登山の方も数組見かけました。
子供さんにとっても良い思い出となるでしょうね。
キャンプ場へと下る際にも、花つきの良いリンドウを見かけました。
ほんとはもっとたくさんのリンドウが咲くと思うのですが、9月半ばだとこんなものでしょうか。
下のキャンプ場にもテントやタープを張った方たちがいて、何やら大きな犬も見えます。
下ってきて尋ねると、秋田犬だそうです。
ワンちゃんもこんな広々としたところに連れてきてもらえて気持ちよさそう・・・
ほかにもテーブルで早くもビールやワインを飲んでいる方たちもいて、梶ヶ森は山登りだけでなくいろいろな楽しみ方があるんですね。
キャンプ場から、最後の登りにかかります。
ここからが階段の登りでこれが結構きついんです。
この日はススキがほんとに綺麗で、目がいってしまいます。
振り返ると、ススキと天狗の鼻・・・
その向こうに土佐矢筈や京柱峠も見えています。
こんなに展望に恵まれるとは思ってもいませんでした。
眼下にはパラソルの下でビールを楽しまれているご夫婦や秋田犬を連れたご家族。
どちらも香川ナンバーの車でいらっしゃってました。
香川には大した山がないので、いつもほかの県の山で楽しませてもらっています(^^;)
「1350段」と書いてあるのかな?
ここの階段は山頂の標高と階段の数が一致しているとか・・・
ということは、あと50mほどの登り??
足元にリンドウが一輪可愛く咲いていて、元気をもらいます。
もうちょっと・・・・
12時20分、やっとこさで山頂に着きました。
keitann様 こんにちは
ムラサキシメジは一度だけ山中で見たことがあります。それを採って持ち帰り、家でキノコ図鑑と首っ引きで調べて、比べて・・・・・それをおっかなびっくりで食しました。
食べた後も、いつ腹痛が襲ってくるかとびくびくものでしたが、幸いなことに副作用がなく、今日まで生き延びていられます。
やはり、キノコは怖いですね。
リンドウの花がもう咲き出しましたか、愛知県のリンドウの名所よりも大分早いですね。
広々とした場所で、眺望も良くて、素敵な山旅ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2018-09-26 20:42
ぶちょうほう様、こんばんは。
ムラサキシメジを意識して見始めたのは2年ぐらい前からですが、今年も早くも
あちこちでたくさん見ました。
もしムラサキアブラシメジであれば、子供時代に父といっぱい採ってきていたキノコ
です。間違いなく食用になります。
ハツタケも今でも間違いなく、見分けられると思います。
リンドウは御地の山で咲くリンドウと種類が違うのかもしれませんね。
8月下旬に私の好きなアサマリンドウが石鎚山系で咲くことがわかったので
来年からは、今までよりちょっと早くリンドウ探しが出来そうです。
そういえば、何年かまえの今頃、東北の栗駒山に登りましたが、あちらで咲くのは
オヤマリンドウというらしいですね。
投稿: keitann | 2018-09-27 21:18