ちょっと久しぶりの秋の梶ヶ森へ、その4、悩んだのはガマズミミケフシでした
先ほど見たセリ科の白い花は何だっけな??と記憶をまさぐりながら歩きます。
確かタカノツメとかなんとか?いい加減なことをAさんに教えてしまいました。
帰りの車の中で思い出しました。カノツメソウです。
最近は花の名前がすぐには出てきません(^^;)
↑なおも登山道を登っていると、今度は赤いものが見えました。
丸いのと赤い色合いで、思わず、ツチトリモチ?と思ってしまいましたが、時期的に早過ぎるし・・・
よく見たら・・・・なんのことはないヤマボウシの果実でした。(^^;)
Kさんがすかさず拾い上げて、苔むした倒木の上へ・・・
なるほど、苔の上に置くと引き立ちますね。
ヤマボウシの実は甘ったるいので、誰も食べようとはしません(^^;)
確かこの辺りにカツラの木もあったはずだけど?と見上げますが・・・
今度は苔の上に白いタデの花が・・・
タデの種類も多くて、よくわかりません。
我が家のヒメタデもこんな白い花を咲かせますが…ヒメタデは絶滅危惧種と聞いています。
しばらくすると、こんな摩訶不思議な実を見つけました。
赤い実もあれば、毛の生えた青い実もあります。なんじゃこれは??
葉っぱや赤い実を見る限り、ガマズミだと思うのですが・・・
試しに青い実を採取して、割ってみました。
中に赤い果実が入ってるかと思い・・・んなわけないですよね。
1つの株に赤い果実と青い果実を実らせるなんて、不思議・・・・
帰宅して調べてみました。
わかりましたよ。
これはガマズミミケフシといって虫こぶが出来ているんだそうです。
これですっきりしました。
それにしても、植物の世界は奥深いです。
15年以上も見て歩いているのに、いまだに知らないものに出会えます。
こちらはごく普通のツリバナ・・・
そうそう、以前、今は亡き山仲間のTさんと来た時にもこの場所でツリバナを見かけました。
道の反対側には、花つきならぬ実つきの良いツリバナの木も・・・
足元にも赤い実が落ちていて、上を見上げると・・・
これは覚えていました。
アオハダです。
↑ちょっとブナに似た灰白色の幹が目印です。
綺麗な木だし、赤い実も可愛いので、最近は庭木としても人気があるとか・・・
そして、ここまで来たら、サンヨウブシも出てきました。
私はいつもちょっと遅めに来ていたので、ここではサンヨウブシよりもシコクブシを見ることが多かったのですが、今回は時期が早めなので、サンヨウブシが見頃ですね。
画像を全然撮っていませんが、この後すぐに定福寺の奥の院に着きました。
時刻は10時10分。
汗をかいたので、ここで少し水分補給をします。
地面にはトチの実がいっぱい落ちているのですが、どれもたぶんイノシシに見事に食べられてしまい、一つだけ綺麗なトチの実を見つけました。
見上げると、定福寺の奥の院に大きなトチの木があるんですね。
初めて気づきました。
道理でいっぱい実が落ちているはずです。
少し休憩した後、分岐を天狗の鼻方面に向かいます。
ここから先も緑が綺麗ですね。
おまけに道沿いにはサンヨウブシがいっぱい咲いています。
こんなにたくさん咲いているときに来たのは初めてで、びっくりしました。
サンヨウブシの小道?を歩くKさん・・・
無毒のトリカブトいう割にはシカにもあまり齧られてないようです。
Kさんに石の上を見て下際よ…と言われ、見てみると、まるでオブジェよろしく、シカの頭蓋骨?が乗っかっていました。
誰かが乗せたんでしょうね(^^;)
何とも見事な緑の中、撮影に余念のないPさん・・・
木陰になっていて、歩く分には涼しいですが、上を見上げるとこの日は青空です。
今度は小さなキノコがびっしりと出ているのに出会いました。
可愛い形をしたキノコだから良いですが、これだけ数が多いと、ちょっと気持ち悪いかも・・・
コメント