塩塚峰でススキと花を楽しむ、その2、東屋から山頂へ
花を見つけては車を停めてうろうろするので、なかなか東屋に行きつきません。
おまけにススキが風に揺れる様子が素晴らしくて、足を止めてしまいます。
この日は花もかなり見たのですが、なんといっても圧巻はススキでした。
まだ青い実ですが、タブン、マユミの果実。
今年の実物はどれも豊作ですね。
道端にシュウメイギクが・・・
この濃いピンクのシュウメイギクは山地でよく見かけるもので、貴船菊ともいわれます。
古い時代に中国から渡来したと考えらています。
そして、嬉しいことにオミナエシの自生の株も発見。
今年に入って初めての自生のオミナエシです。
草刈りに遭ってその後に伸びた新芽でしょう、オミナエシにしては丈が低いです。
ススキの向こうには香川の雲辺寺山。
つまり東を向いているんですね、私たち・・・
雲辺寺の向こうには特徴のある形をした我拝師山をはじめとした善通寺五岳も見えています。
あちこちで草刈りがされていると思ったら、軽トラで草刈りに来られていた作業の方・・・
あらまぁ、道端にウメバチソウです。
塩塚高原にはウメバチソウが咲くと聞いていて、12年前に行った時もウメバチソウがお目当てだったような気がします。
蕾もまだ見えているので、まだ咲き始め?
棘が対生なのでイヌザンショウみたい・・・
でも葉っぱをちぎって掌でぱちんとたたいたら,サンショウの香りが漂いました。
駐車場に着いたら、東屋はすぐ上です。
どうやら12年前に来た時は、まっすぐ進んでしまったようで、この場所には来ていません。
東屋からは360度の大展望で、香川の荘内半島まで見えたのに、撮影したのは徳島の烏帽子方面だけです。
東屋には一足先に着いたらしい高知の年配のグループがおられて、一緒に山座同定をさせていただきました。香川や徳島の山なら私たちにもよくわかるのですが、南側の高知の山になると、この辺りの山域を歩いてないだけにさっぱりです。
そしてこちらが西方面に見えている塩塚峰の山頂方面。
山頂は愛媛になるそうです。
東屋にあった展望の説明には西に石鎚と書いてありましたが、これは石鎚にしては近すぎますよね。
ともかく、山頂方面へと歩きだしました。
まず見つけたのはシラヤマギク。
最初はススキの中にはっきりとした道があったのですが・・・
東屋を振り返ると、まだどなたかいらっしゃるようですね。
この日は平日とはいえ、久しぶりの快晴だったので、お手軽に車で来れる塩塚高原に皆さんいらっしゃったようです。
ここにもオミナエシが・・・
この赤い果実は何だっけな?
秋は赤い実だらけで、悩ましいです。
最初はちゃんとした道だったのが、歩くにつれてススキのやぶです。
Pさんの話では以前は歩く人が多かったので、山頂までちゃんと道になっていたそうですが・・・
途中、素晴らしいノコンギクの群生がありました。
色がもう少し紫色だったら、もっと素敵なのに・・・
サラシナショウマも咲いています。
下の車道沿いにはオオバショウマの終盤の姿が見られましたが、サラシナショウマは見頃です。
Pさんが棘の内アザミみたいなのがある・・・・というので、棘がないならタムラソウでしょう・・・
と思いましたが、総苞が違いますね。
↑以前、広島県で見かけたタムラソウ。
葉の形などもしっかり見ることが大事です。
なおも、山頂に向かって歩いていると、嬉しいことに真っ青なリンドウの花が咲いてます。
もう少し咲いていても良いのですが、これともう1株だけでした。
ここが9合目のようで、これを下ると登山道かな?
ここまで来ると、ほんとにススキの草原です。
これを見るならやっぱり晴れの日ですね。
ススキに混じってボクチもありました。
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