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2018-11-22

サガリハゲに南から這い上がる、その7、矢筈南峰へ

登る前のPさんとの電話の打ち合わせでは、私たち二人は落合峠までは歩き通せないかもしれないので、そのときはサガリハゲから林道へ下りる道(踏み跡)があるそうなので、そこから下る?なんて話してたのですが、いざサガリハゲへ着いてみると、そんな気はさらさら起きず、このまま落合峠へ向かうことになりました。

この後はエスケープルートはありませんので、ここから先へ進む以上、暗くなっても落合峠まで歩き続けなければいけません。

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↑目の前に見えているのが、今日最後の登りになる予定の矢筈南峰…今までさんざんきつい登りを登ってきたので、これが標高差いくつの登りなのか、気になるところです。

まぁ、でも、見たところ精々100mか150mの登りというところでしょうか。

時間にして30分?

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サガリハゲから下り始めると、ナナカマドのもう果実だけになった木が現れました。

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苔生した岩場を下りますが、これが滑りそうで足元注意です。

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岩場を下ると、あとは針葉樹林の中の笹原歩きです。

だだっ広い尾根で、こういうところのほうが道を間違えるので注意します。

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倒木の上にキノコがあったそうで、トップを歩かれるGさんが止まって待っています。

Bさんがキノコウオッチングされるのです。

キノコは私はお手上げなのですが、Bさんがこの子の名前を教えてくださいました。

標高が高いせいか、この日はほかにはあまりキノコは見かけませんでした。

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この辺りもやたらと広いので、どこを歩くかちょっと迷いますが・・・

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西側は急な崖になっていて、落合峠方面や烏帽子が見えています。

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トップを行くGさんが、良い場所に立ち止まっているので「モデルになってもらいますから、しばらくそこで立っていてください」とお願いしました(^^;)

Gさんの正面に見えているのが矢筈山で、向かって左側にぽこぽこと幾つかコブが見えているのが矢筈南峰で、今から登る山です。

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矢筈南峰をどう攻略するか考えているGさん?

とりあえず、、周囲を見回すと、登り道は、この場所より東側にあるようです。

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ということで、いったん東に進路を振ります。

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正面に見えている尾根を登ればいいようですね。

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この辺りも針葉樹やダケカンバのまばらに生えた笹原になっています。

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Gさんが立ち止まっているのは、どうやら鞍部にあるという三角点を見つけたようです。

先ほどからMさんが、今度の三角点は鞍部にあるらしいと仰っていたので、珍しいな~と思っていたのです。

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14時51分、鞍部にある三角点・・・点名=下禿北に到着。

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皆で三角点を囲んで記念撮影です。

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ここにもナナカマドの赤い実・・・

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鞍部を越したということは、今からは登りに差し掛かるということです。

最初は尾根の東側を巻くようにして、緩やかに登りにます。

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今から急登になりそうということで、ここで最後の休憩を取りました。

↑思い思いに休憩している光景

時刻は15時29分。

そういえば、サガリハゲで記念撮影しませんでしたね。

ここでも、コーヒーを飲む時間はなさそうなので、仕方ない、落合峠に着いたら飲むかな?

この時期は日暮れが早く、今からは日没と競争で歩かないといけません。

お湯を900mlとコーヒーも5人分持参してるのですが・・・さて?飲めるかどうか?

いよいよ、矢筈南峰の登りの核心部に近づいてきたのですが、Mさんが「ここはこのコースでいちばん要注意の場所」と言っています。何でも岩場を左に巻くのだそうで、トップのGさんとBさんが岩場の下の左側=東側を偵察に行ったのですが「行けそうにないです」とのこと。

岩場の前から岩場東側方面へにロープが張ってあるのが見えたので、このロープは何か意味があるだろうと思い、ロープに沿って歩いていくと・・・

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岩場からほんの10m弱ほど東側を巻いたところに、今度は上から垂らしてあるロープがありました。↑これに違いないと思い、ロープを登り、左側に進むと・・・

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ちょっとした岩のテラスになっていて、そこからは先ほど登ってきたサガリハゲが一望できました。

南側から見るとあまり見えないサガリハゲですが、北側から見ると、こんなにばっちり見えるんですね。その向こうには剣山系の峰々・・・この頃には午前中にはあまり見えなかった三嶺も綺麗に見えました。

岩のテラスからは、南に延びた稜線へと登ります。というか、稜線に登るしか道がありません。

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稜線に出ると、今度は剣山と ‎次郎笈もばっちり見えます。

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眼下には深い谷・・・

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Pさんに、ロープを登ってくるように叫びました。

↑ロープ場を登るPさん。

GさんやBさんにも大声で叫びましたが聞こえたかな??

Pa283978サガリハゲをバックに稜線へと這い上がってくるPさん・・・


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後にはMさんやGさんたちも見えています。

若い二人は戻ってくるのも早いですね。

ルートファインディングだけは複数の人数がいると手分けして探せるので、楽です。


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岩場を登ったので、その先はどんなところを歩くのかとちょっと不安でしたが、これが普通の笹原の道でした。登ったところに、これは境界の杭?

ここが矢筈南峰の山頂らしいので、ここで記念撮影することにします。

いつものようにPさんにお願いしてタイマー撮影です。

Spa280737まだ笑顔になる余裕が残ってますね(^^;)


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ここからはもう登りがないと思うと気も楽です。


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夕方にかかり、山の襞までがくっきりと見える剣山方面。

朝からずーっと青空でした。


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ここからは矢筈分岐を目指します。




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笹の中に踏み跡があるので辿りますが、ところどころで滑りそうになります。


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トップをGさんが、二番手はBさん、そして私です。

矢筈分岐へは西側へと少しトラバースします。

↑Bさんの上方に赤テープが見えてますが、矢筈分岐からサガリハゲまでは昭文社の地図にもルートが記載されていて歩く人もいるのですね。


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後は踏み跡をまっしぐらに下ります。

足の速いGさんとBさんはあっという間に先のほうへ・・・

しばらくしてGさんの声で「分岐に出ました」と・・・

やれやれ・・・分岐までもっとかかるかと思っていたので、ほっとしました。

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