恒例の忘年山行は坂出の4座歩き、その2、金山から常山へ
金山トンネルの名前は金山をぶち抜いてつけてあるので金山トンネルなんですね。
もっと以前にはトンネルの西側に「金山奉行」とかいう食べ物屋さんがあったのですが、これもかなり前に閉鎖されました。香川は暖かい土地柄ですが、国道11号はこの辺りだけは山地を通っているので、冷え込んだ朝などは金山トンネル付近がよく凍結して事故が多いと聞きます。
その金山トンネルの上がこんな風になっているとは知りませんでしたが、こんな機会がなければ一生知ることもなかったでしょう。
見晴らしの良い場所に出てきたので、熱心に撮影されるTさんとPさん・・・
後に見えている讃岐富士の小さいのみたいな山はたぶん3座目に登る郷師山だと思います。
再びちょっとした藪を抜けると・・・
急に草刈された良い道に出ました。
たぶん鉄塔保線路だと思います。
これを左に行けば常山方面ですが、まずは右に進み金山を目指します。
しばらく歩いたら、舗装された道に出ました。
と言っても、狭いので、とてもこんな道を車で走ろうとは思いませんが。。。
この後は、この舗装道路を登ります。
「人の歩み」と書かれてある石碑?
何の記念なんでしょう?
道沿いに赤い実をつけた木が出てきました。
クロガネモチのようです。
里山で紅葉する代表的な木…ハゼノキの葉がまだ少し残っていました。
果実から蝋燭を作ったりします。
やがて舗装道路は落ち葉が積もり、細道路なのか土の道なのかもよくわかりませんが、ひざに優しいのは間違いないですね。
10時10分、最初の山頂に着きました。
三角点と書かれた道標がやたらとぶら下がっていて、三角点の場所がすぐにわかります。
三角点のある場所が山頂ということのようです。
少し離れたところに北側に向かって切り開かれた展望の良い場所がありました。
番の州が良く見えてますね。
瀬戸大橋も見えていますが、対岸の岡山まではちょっと見えません。
結構、汗をかいたので、持参した金時ミカンを金山山頂で皆に食べてもらいました。
少しでも荷物を軽くしようという魂胆もあります(^^;)
何しろ、母の入院でここのところあまり山に行ってませんから・・・
展望を楽しんでいると、ヒヨドリジョウゴの赤い実も見つけました。
再び山頂方面に戻るとエントツ山さんが「これがカンカン石です」と説明してくれました。
香川の人間ならだれでも知っているサヌカイトですね。
五色台付近に産出するとは知っていましたが、ここ金山でも産出するんですね。
石と石でたたくと金属音が出る石です。
カンカン石のそばに、何やら石碑があって、これはこの場所が金山村の共有林であったという旨が書かれてあるようです。明治四十年とあります。
その後、金山を後にして、常山との分岐まで引き返します。
分岐を過ぎると、白いセリ科の花が咲いていました。
ヤマニンジン?シャク?
稜線を歩いているので海のほうが良く見えます。
番の州の工業地帯の手前に格好の良い笠山も見えています。
今回はコースには入りませんでしたが、標高は低いので、機会があればそのうち登ろうかと思います。
里山のアキノキリンソウは草丈も大きいですね。
鞍部を越えて、常山の登りにかかったようです。
樹林の中の結構な急登をまずは登ります。
紅白に塗られた鉄塔が見えてきて、確かこれは本四連係線だったかな?
岡山まで繋がっている線ということは、これでブラックアウトが免れるということなんでしょうか。
登山口への道標がちゃんとありました。
道はしばらく、常山を南に向かってトラバースするようについてます。
こんなところにフユノハナワラビ・・・
里山を歩いているとよく見かけます。
この後も大群生している場所がありましたが、カメラが途中で不具合になりました。
11時13分、今までトラバース気味に歩いていたのが、ここから直登するようです。
急な登山道を登っていると、センブリがまだ咲いていました。
香川の里山はセンブリも多いです。
11時24分、常山山頂に着きました。
これで2座目です。
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