3月末の岡山花散策、その1、和気富士でミツバツツジを楽しむ
3月末から4月初めにかけては、ここ数年、岡山に花散策で訪れています。
四国ではその時期にはまだ咲かないカタクリやその他の花を見に行くわけですが、今年は高知の山仲間の方も同行される予定だったので、3月20日ごろに下見をしてきました。
下見の段階でいちばん気になっていたミノコバイモがすでに開花しているのを確認できたので、あとは日程調整です。今回ご案内する高知のAさんのご都合に合わせて3月末の週末と日程を決めましたが、天候が微妙で悩みました。結局、直前の予報を見て少しでも天気の良さそうな3月31日に決行と決めたのですが、それでも岡山の当日の予報は午後からはあまりよくなくて,最悪、雨もあるかな?と覚悟しました。
岡山から帰ったら、讃岐富士にも登る予定なので、集合は丸亀の某所に7時とします。
↑この日立ち寄ったカタクリが咲く場所です。
気温が低かったので、カタクリは半開きのが多かったですが、それでも四国の山で見るより一足早くカタクリを楽しむことができました。
当日は私が車出しするつもりだったのですが、集合してみたらAさんが車出ししてくださるというので、お言葉に甘えました。私のもたもた運転と違い、Aさんの華麗なハンドルさばきで岡山の道をすいすいと走っていただき助かりました。
まずは去年と同じコースで和気インターで下りて吉井川沿いに走るのですが、車窓から和気富士の様子をちらっと眺めてみると、山頂直下にミツバツツジの色が見えています。
ミツバツツジが咲いているなら、登らないわけにはいきませんね。
去年と同じく、鳥居の下に車を置かせてもらい、朝一で一登りです。
歩き始めは8時21分。
標高は173mと低いので、何も持たず、カメラのみ持参です。
↑鳥居をもうすぐくぐろうとするPさん、続いてAさん・・・
登りだすとすぐに、小さな神社に出ます。
ここを右に回り込むと登山道です。
早くもピンクのミツバツツジが咲いていて、嬉しい限り。
下のほうのツツジは遠目には見えませんでしたが、ほかの木に隠れて見えてなかったようです。
少し登っただけで、眼下に早くも吉井川が見えてきました。
ゆったりと蛇行して流れるさまは香川では見られないスケールの大きな眺めです。
展望個所を過ぎると、両側にツツジの咲く場所に出てきました。
去年も見覚えのある「躑躅の小径」という札が立ち木にかかっていました。
バックが綺麗なブルースカイなのでミツバツツジの色の綺麗なことと言ったら・・・・
目が覚めるような色とはこのことでしょうか。
岡山の低山に咲くこのミツバツツジは調べてみたところ、コバノミツバツツジと言うことでした。
去年の4月は青春18きっぷを使って熊山にも登りましたが、熊山でもミツバツツジを何百本と見たのでした。
8時47分、北曽根城跡に到着しました。
山頂はこのすぐ上にあります。
AさんとPさんはまだツツジの撮影に余念がないようで、姿が見えません。
山頂周辺ではたぶんソメイヨシノと思われる桜がちらほらと咲き始めていました。
この時、四国ではまだ咲いている桜を見てなかったので、これがこの春初めて見たソメイヨシノですが、この後、続々と見ることになりました。
山頂で吉井川の眺めを楽しんだら、下ります。
下りでは何組ものパーティーの方とすれ違いました。
この日は天気もまずまずだったし、何よりミツバツツジが見ごろということで、たくさんの人が和気アルプスを縦走されたようです。
展望岩から眺める吉井川・・・
下山してきたのは9時14分でした。
往復で1時間もかからない、軽い登りです。
下りてきたら、車の近くでノジスミレを発見でした。
ノジスミレも今年の初見です。
こんにちは。ミツバツツジは鮮やかですね。見慣れていたせいか、あまり見ていませんでしたが、今年はじっくり観察しました。この仲間は雄蕊の数も色々ですね。花とは全く関係ありませんが、私が鉄道少年だった頃、東海道本線、山陽本線の駅名を覚えたことがありました。和気を「わけ」と読むのは小学生の時に知りました。関東人では読めない地名です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2019-04-16 18:15
こんばんは。
その節は大変お世話になりました。
下見までしていただき、ありがとうございました。
お陰様で、ちょうど見頃のお花がたくさん見られ、嬉しかったです。
当日は、晴れたり、降ったりと猫の目天気でしたが、お花を見ているときはどこも青空でしたね。
日頃の行いが良かったのかな?
また、誘ってくださいね。
投稿: アカリプタ | 2019-04-16 20:31
多摩NTの住人様、こんばんは。
ミツバツツジは関西では種類が多く、四国だけでもトサノミツバツツジ,ツルギミツバツツジ、アカイシミツバツツジ、コバノミツバツツジなどあります。
中国地方のちょっと高い山ではダイセンミツバツツジがあるようで、見分けは難しいです。
関東に咲くのはトウゴミミツバツツジでしょうか?
雌蕊の数で同定をするのだと、松山在住の昔の山仲間に教わりましたが、彼も大学の先生からの受け売りと言ってました。
山陽本線の駅名は特に難しいですね。
有年駅とか英賀保駅とか読めないですよね。
和気はまだ和気清麻呂がいますが、小学生では教わらないでしょうから難しいでしょうね。
下見で同行してくれた昔からの友人は史学科卒の人なので、和気清麻呂…懐かしいと喜んでました。
投稿: keitann | 2019-04-16 21:53
アカリプタさん、こんばんは。
こちらこそ、岡山散策では大変お世話になりました。
たぶん私の運転だと、もっと時間がかかっていたと思います。
この日は天気が悪かったはずの岡山ではそれほど悪くなく、かえって香川のほうがあまり
良くなかったようですね。
岡山でも咲き始めの桜を堪能できましたが、それから2週間たった4月13日は島根の桜を
堪能できました。
今年は桜を長く楽しめましたね。
また、四国の山、中国地方の山、機会がありましたらご一緒しましょう!
投稿: keitann | 2019-04-16 21:57