5月5日の里山散策にて、ニオイタチツボスミレ、ジュウニヒトエなど
高山ならともかく、5月に入ると里山では普通はスミレの仲間はもう見られません。ツボスミレが比較的遅く咲くスミレですが、どういう訳か今年はまだツボスミレを見てないのです。
だのに、この日の散策ではなんとニオイタチツボスミレを見ました。
↑去年はニオイタチツボスミレを見た覚えがありません。
いつもここに行けばニオイタチツボスミレが咲いているという場所を知っているのですがこの数年、あまり訪れてません。春は忙しくて、ニオイタチツボスミレだけを見に行くのも億劫になるのです。
なので5月に入ってからスミレに会うこと自体が珍しいのに、ニオイタチツボスミレに会えようとは・・・
慣れてくると、顔を見ただけでニオイタチツボかな?とわかります。
次いで、香りをかいで香りがあればこれはもう間違いないのですが・・・
↑の個体は香りがとても強かったので、久しぶりにニオイタチツボスミレの香りを堪能しました。
花の部分をトリミングしました。
色が濃い目で、中心部の白い部分がはっきりしています。
花弁は丸っぽいのが多いです。
色が濃いので、ナガバノタチツボスミレとよく似ていますが、今の時期、ナガバノタチツボスミレは特徴である長い葉が出ているので、すぐに見分けられます。
↑ニオイタチツボスミレの葉。
ナガバノタチツボスミレのように紫の葉脈になりません。
↑この日は別の場所でも、ニオイタチツボスミレではないかと思える個体に会いました。
でも、香りがなかったので、確信は持てませんでしたが、ニオイタチツボスミレにも香りがないのもあるので、悩ましいところです。
↑実はニオイタチツボスミレの比較的近くでナガバノタチツボスミレもまだ咲いてました。
↑でも花の横に長い茎葉が見えているので、ナガバノタチツボスミレとわかります。
近くではアリアケスミレもまだ咲いていました。
驚いたのはもう1か月前に見ていたジュウニヒトエがまだ咲いていたことです。
↑この株なんて標高の比較的高い場所で見たので、まだ初々しいですよね。
4月半ばの寒の戻りのおかげか、5月になってもまだ野草たちが咲いていて有難かったです。
こんにちは。ナガバノタチツボスミレをまだ確認したことがありません。花色はニオイタチツボスミレに似ているのですね。来年の課題です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2020-05-10 14:57
多摩NTの住人様、こんばんは。
いがりさんの「日本のスミレ」を見るとナガバノタチツボスミレの分布は
本州では茨城県以西となっています。
なので、ご覧になれる可能性はありますね。
岡山などではよく見かけますよ。
ニオイタチツボスミレほど綺麗ではないですが、濃いめの紫色をしています。
投稿: keitann | 2020-05-10 22:50