季節が止まっていた皿ヶ嶺、その6、竜神平
十字峠と竜神平の間の道も、記憶が飛んでいて、こんな道だったかな?と思いながら下ります。
↑結局、竜神平に着いたのは12時50分ごろ。
S君が人の多い時間帯を避けられて丁度良かったと言います。
そういえば、去年も竜神平は結構な人出でした。
それと、去年も一昨年も訪れた日が寒くて、外で食べる気にならず、愛大小屋の中で食べさせてもらったのでした。
この日は人も少なく、↑のような可愛いお子さん連れのファミリーも見かけました。
皿ヶ嶺は小さい子供連れでも安心して来られる山です。
私自身も末っ子が小学生の頃は、よく連れてきていたので、微笑ましかったです。
この日の私のお昼は香川のコンビニで調達してきたおにぎりとお味噌汁。
書くのを忘れましたが、風穴の上の遊歩道に出た時に、休憩を入れてコーヒーと私が持参していたチーズケーキを食べていたので、何とかここまでお腹がもちました。そして休憩中にばったりと電話がかかってきて、それはS君や私と学生時代同じ山の同好会に所属していたIさんでした。こんなこともあるんですね。彼女も彼女の亡くなったご主人も同じ山仲間で、20歳ごろの多感な時期に北アルプスや上越国境の山々を歩いたものです。
↑S君が珍しいものを御馳走してくれるというので、何かと思ったらなんと肉まんです。
コッフェルの蓋に水を張り、その上に棚を置いて蒸すらしいです。
へ~。山で肉まんなんてほんと初めて・・・
美味しかったです。
やっぱりガスコンロ持参するものですね。
↑この日の皿ヶ嶺は団体はいなくて、せいぜい、2~4人までの友達同士や家族連れだけでした。
去年は愛媛大学の山岳部?ワンゲル?の新人歓迎ハイクで大勢の学生さんが来てました。
肉まんを食べたうえ、もう一度、コーヒーを飲んだら、お腹も満ち足りました。
さて、下るとしますか。
目指すは上林峠です。
いつもとは逆コースで歩いています。
分岐までの樹林の中の歩きで、びっくりしたのは、アカマツの枝がバリバリと折れていたこと。
こんなひどいのは初めて見ました。
中には枝どころか、幹が折れている木も・・・
4月半ばの重い雪が積もった上に風も吹いたのが原因のようです。
分岐を越えると、折れた木も見なくなりました。
この頃には気温も春らしい気温となり、歩いていると少々暑いぐらいです。
↑いつも見ているクロフネサイシンが咲いていました。
別の場所ではまだ咲いてなかったので、ここのはどうかな?と心配してましたが・・・
↑クロフネサイシンの花は黒っぽくて地味ですが、よく見ると花がコロンとしていて可愛いですね。
シハイスミレの大家族も咲いてました。
シハイスミレでここまで1株に花が咲くのは珍しいですね。
コミヤマカタバミもようやくお目覚めのようです。
ミヤマカタバミは大江高山で嫌というほど見ましたが、コミヤマカタバミはこの日が初見。
ミヤマカタバミには悪いけど、やっぱりこちらのほうが小さくて可愛い・・・
↑ウンゼンツツジかなと思っているツツジの花芽。
そういえば去年はこの辺りでミツバツツジも咲いていたような?
今年はあのピンクがどこにも見えませんでした。
去年初めてここで見たカタクリが、今年もそっくり返って咲いてました。
カタクリ日和ですね。
上林峠の急な階段を下り始めると、すごい枝ぶりのブナの木が・・・
いかにも四国のブナですね。
階段を下っていると、単独の男性にすれ違いました。
S君が「先日はどうも」とあいさつしているので、ははーと気付きました。
皿ヶ嶺をくまなく歩かれているOさんです。
Oさんには5年以上前に皿ヶ嶺を案内していただいているのに お顔を覚えていませんでした(^^;)
Oさんも私の顔を覚えてらっしゃらなかったようです(^^;)
花は忘れないのですけどね・・・
久しぶりなので、5分以上も立ち話が弾みました。
カタクリは咲いてましたか?と訊かれたので、そっくり返ってましたよとお答えします。
その他いろいろな花情報を交換して、お別れしました。
木々の合間から石鎚山系が見えるらしいのですが、枝が邪魔をして全貌がみえません。
↑手箱方面かなと思うのですが・・・
登りはきつい階段ですが、下りはすぐに下ってしまいました。
↑途中で見たオオカメノキの芽吹き。
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