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2020-05-04

季節が止まっていた皿ヶ嶺、その7、天狗の庭経由で下山

上林峠からはこの日の朝には歩かなかった山道を下ります。

いつもは登る道を下るのですが、何年か前の大雨で道が崩れているところがあって、一応、通行止めということになっているので、自己責任で下ります。

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↑この道は上から水が流れ落ちている場所が多く、そんな場所ですからネコノメの仲間などがたくさん咲きます。ユリわさびも見えていますね。

P4255704_2ユリワサビはアブラナ科の小さな花で沢筋などの湿っぽい場所を好むようです。

アブラナ科は花はどれも似たようなのが多いので、葉で見分けます。

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↑ここが崩落個所です。

まぁ、いつも山歩きしている人間なら歩けます。

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崩落個所を越えたら、見覚えのある馬頭観音。

馬頭観音があるぐらいなので、この道は古くからの道なのです。

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コガネネコノメがここでも花盛りです。

この日は嫌というほどよく見ました。

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アワコバイモが西日を受けて咲いています。

この日だけでも綺麗なアワコバイモを数輪見ました。

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いつもワサビの花が咲いている場所は今年もワサビがいっぱい・・・

P4255717水が滴っているような場所が好きなんですね。

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シコクスミレとツクバネソウのツーショットですが、ツクバネソウはこの日はとうとう咲いているのは見ませんでした。

P4255720林道へと下る最後の辺りで見かけた芽吹き。

木はケヤキのようです。

P4255721そして、林道へと下る最後の石段で可愛く咲いていたシコクミヤマスミレ。

綺麗な個体でした。

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↑因みにこれは2012年に早池峰山で見たミヤマスミレ。

似てるかな?あまり似てませんね。

石段を下ったら、朝方も歩いてきた天狗の庭への道へと・・・

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いつもは群生で見ることの多いワチガイソウですが、ひっそりと咲いているのも良い感じ・・・

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朝も撮影しましたが、帰りにもやっぱりシロバナエンレイソウを撮らずにはおれません。

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朝はおねんねしていたコミヤマカタバミも帰りにはぱっちりと開いて・・・

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午前中と午後では天狗の庭も雰囲気が違いますね。

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水ノ元も近くなって、再びこのスミレを見ました。

朝はわからなかったのに、帰りは「ナガバノスミレサイシン」と思い出しました。

こんなことが最近良くあります(^^;)老化??

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水ノ元には結局16時20分に下ってきました。

大して歩いてないのですが、見る花をいちいちチエックするので、相当時間がかかりました。

↑コンロンソウが水ノ元では咲きはじめていました。

靴を変えて、すぐ上のお花畑を見に行きます。

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登り口で咲いていたのはフウロケマン。

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そして、いつも見ているヤマシャクヤクなどはまだ蕾で、イチリンソウもまだ咲いていませんでした。

水ノ元にはここ数年、毎春来ていますが、こんなに花の開花が遅れているのは初めてかも・・・

↑まだ咲いていたサイコクサバノオ。

一部、サバのしっぽになり始めてますね。

それにしても、今年の山は4月半ばの雪と、その後の寒さで春の花は咲きはじめて間もなくストップしたのでしょうね。

暖冬暖冬と言っていたのに、結果的には花は遅れていました。

とはいうものの、その代わり、ここ数年見てなかったシコクミヤマスミレも見られたし、ネコノメの仲間もゴージャスに咲いていたし、それはそれでずいぶん楽しめました。

気温低めで山では食べられなかったイチゴを水ノ元で食べて、山を下りました。

P4255752平野部に下ってから、路肩の広い場所で皿ヶ嶺を撮影。

朝から夕方まで、素晴らしく天気の良い日で、こんな日に来られたのは久しぶりでした。

それにしても、帰りの高速はガラガラでパーキングエリアなどもガラガラ。

この連休もそうなのでしょうが、早くこのコロナ騒ぎが終息して、あちこちと花を見に行きたいものですね。

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