ブナとヒメシャラの砥石権現へ、その6、ブナ林を満喫
10時25分、休憩を終えて山頂目指して歩き始めました。

↑赤い実が出てきました。
この山では5年前にアオハダの果実を見ていた記憶があったので、最初はアオハダかと思いましたが、よく見るとカマツカのようですね。

休憩した鞍部から今度は砥石権現への登りが始まります。
目で見るだけでもかなりの急な尾根を直登していて、戦々恐々としてしまいますが・・・・

少し登ると、道はトラバース気味に着いていて、それほど急な登りではなくなります、やれやれ・・・

この辺りのブナ林がまた素晴らしかったです。

大木が多いうえに、ブナの密度が高いというか、そこいら中がブナだらけです。

ブナ林の中を登ってくるPさん・・・

一際大きなブナの下で、一人の男性の方が撮影をされていました。
確かめはしなかったのですが、この方がもしかしてオカリナを吹いてらっしゃたのかな?

ブナとRさんを一枚の画像に入れようとしたら、かなり後ろの方に下がらなくてはいけませんでした。

撮影されていた男性も画像中に映っています。
帰りにも別場所でこの単独男性の方とお会いしましたが、このブナの下で長時間過ごされたようです。

紅葉をバックにシロモジの花芽を撮影します。
クスノキ科の仲間の花芽は藍らしいものが多いですね。

これもひときわ大きなヒメシャラの木でした。

カエデの黄葉も入り混じって・・・・

葉を見るとコハウチワカエデの葉なのですが、こんな風に黄色くも染まるのですね。

ブナの好きなRさんはこの日は大満足されたのではないでしょうか。
トラバース気味の道から稜線に出るころには反対側から歩いてきた方たちとすれ違いましたが、あの方たちはどこかのツアーなんでしょうか。もしかしたら岳人の森から歩き始め、ファガスの森でお迎えの車が待っているのかもしれません。もうしそうだとしたら、贅沢な歩きですね。

黄金の葉と、黒々とした幹が印象的です。

どのブナも全部撮りつくそうという欲張りな私たちです。

11時2分、水恋沢という道標横を通過。
5年前には水恋沢にも立ち寄りましたが、今回はパスします。

やがて、目の前に砥石権現の山頂が見えてきました。

眼下に視線を転ずると、少し下あたりが紅葉真っ盛りですね。

この日は展望もすこぶる良くて、徳島市内も見え、その向こうに海も見えました。

肉眼では街もはっきりと見え、その向こうに島らしきものが見えます。
後で、ブナの森でお会いした男性にここで再びお会いしたのですが、見えていた島は淡路島だと教えていただきました。
何と紀州も見えていたのでした。

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