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2020-12-05

3年ぶりの高知ムラサキセンブリ散策で、その4、五在所の峯登山

この日の高知紀行の最後は五在所の峯登山です。

Aさんが私たちのために選んでくださった山で一等三角点がある山ということです。

山歩きがメインで活動されているRさんもまだ登ったことがなく、私はもちろん登ったことがありません。Pさんだけは何年も前に登ったことがあるとか・・・

Aさんの車の後を追って国道56号を走っていると、Aさんがいきなり路肩に車を停めました。

こちらも慌てて路肩に停めましたが、そこが登山口ということだったようです。

入り口にすでに軽が一台駐車してあったので、広くなった路肩に駐車させてもらうことにしました。

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登山道入り口には派手な看板があって、五在所の峯は「大観峰」とも呼ばれているようです。

よほど眺めが良いのでしょうか。

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山頂までは2kmで所要時間は1時間半とある。

ということは、下山までに3時間ちっかうかかるということ?

時刻はすでに13時42分なので、頑張って登らないとね・・・

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最初は林道歩きのような感じです。

Aさんが早足で歩かれるので、それに続く私たちも早足で歩きます。

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誰かが「アケボノソウ!」と叫んだので、そちらを向いたら、ほんとにアケボノソウが咲いてるではないですか。

もう11月も終わる頃になって、まだ咲いてるんですね。

さすが高知。

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またまた咲いているアケボノソウがありました。

この花などなんと七弁ですね。

最後まで良いものを見せてもらえた高知散策でした。

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ここからは登山道になるようです。

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登山道登り始めてすぐに、今度はイズセンリョウの果実がありました。

前回の徳島、鈴ヶ峰でも見かけたイズセンリョウですが、、連続二週で見られました。

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登り始めてすぐに尾根に出ます。

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その後しばらくして、急坂になりました。

Aさんが「ここは登り一辺倒で素からちょっときついですよ」と仰ったとおりですね。

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私は植物大好きの人間なので、足元の植物に目が行きます。

これは斑入りシハイスミレの葉っぱかな?

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お正月が近いので、ヤブコウジも赤い実をつけてます。

ヤブツバキもいっぱいありましたが、まだ花を咲かせているのは見かけませんでした。

帽子を忘れていた私にとってラッキーだったのは、この山は照葉樹林や植林が多く、ほぼ陽射しが照り付けることがなかったので、帽子がなくても困らなかったことでした。

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色があるのは嬉しい発見ですが、ヤブムラサキの地味な果実にも大喜びします。

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これは香川の里山にも多いシロダモの赤い果実。

果実の時期に花も咲くはずですが、花は見ませんでした。

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里山でも時々見かけるイチヤクソウの葉っぱは冬場でもよく目立ちます。

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14時30分、あと500mの道標がありました。

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これはナンカイアオイの葉っぱでしょうか。

虫が食べた跡がありますが、この手の葉っぱはギフチョウなど虫が大好きみたいですね。

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あと300m・・・

もうすぐですね。

この辺りで、上から下りてこられる方たちにお会いしました。

入り口に駐車してあった軽の方たちですね。

特に登山の格好をされてなかったので、ドライブかたがた来られた若い方のようです。

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Rさんと私はトラバース道を行かず、尾根の直登道を登りました。

Aさんは珍しく、腰痛が出ているようで、時々休みながら登られてくるようです。

お元気なAさんには珍しいですが、そういえば、前の週も腰が痛そうにしてらっしゃいました。

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いよいよ後100mですね。

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ここで、登山道が分岐しています。

私たちが登ってきたのは金上野というところのようですが、市野瀬というところからも登れるようです。地図で見たら、国道56号をもう少し西に行ったところでした。

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山頂間際に見かけたツルシキミの赤い実。

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14時48分、山頂に着きました。

看板にあった時間はちょっと多めの時間ですね。

実際は1時間ほどで登れるようです。

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久しぶりで見た一等三角点の石は大きかったです。

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そして、山頂にあったこれは?

Aさんにお尋ねすると「天測点」とのことです。

「天測点は、星の観測から観測地点の緯度経度を決める天文測量を行う地点として、国土地理院に定められた場所です。 現在は天測点での天文測量は行われていませんが、当時、重い測量機器を置き、安定した測定を行うために作られたコンクリートの台座が今も残っています」

Rさんが香川の大山にも天測点を見たというのですが、私は初めて見ました。

天測点という言葉自体も初めて聞きました。

四国にはこの五在所の峯と大山の二か所にしか残ってないそうで、Rさんはその二つとも訪問したわけですね。

そんな貴重なものを見ることができて私も勉強になりました。

尾根伝いにもっと進むと見晴らしがよいというので、行ってみることに。

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ここは山伏などが修行をした場所なのだとか・・・

手水鉢が残っていますから、古くはお堂があったのかもしれません。

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正面には回っていませんが、祠はありました。

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祠の横を通過した後、すぐに開けた場所に出ました、

米軍機哨戒所跡らしいです。

哨戒とは手っ取り早く言えば見張っていたということですね。

見晴らしがよいので、戦時中に米軍の飛行機が来るのを見張っていた場所だったんでしょう。

先ほどまでキイレツチトリモチの海岸から眺めていた半島方面も見えています。

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皆でコーヒーを淹れ、お菓子など食べてしばしまったりします。

考えたらせっかくポットにお湯を詰めてきたのに、ここまでは暑くてホットコーヒーを飲もうという気になりませんでした。

山の上は涼しくてちょうどよかったです。

それに日暮れも近くなってるしね。

ということで、この後は一目散に下山することにしました。

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海とは反対側に見えたのは窪川の町だそうです。

窪川と言えば、私は大学の同じクラスに窪川出身の武政君という男子がいたので、武政君の顔を思い出してしまいました。

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下山は15時54分で、何とか16時前に下山できました。

コーヒー休憩も入れて2時間半かからずに下山したので、私たちにしては良く頑張りました。

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車を駐車した場所から眺めた山頂方面です。

この後は窪川の道の駅近くに出来た新しいお土産屋さんにも立ち寄り、美味しいものをいろいろ買い込んできました。

高知行きはいつも花も山もそして美味しい食べ物も食べられて、楽しい散策ですね。

Aさん、2週続きでお世話になりました。

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