直前でフル縦走に変わった三平山~毛無山、その1、アプローチ
2月20日にエントツ山さんとAさんをお誘いして雪の西毛無~毛無~白馬山を周回してきましたが、そのときにこの縦走路は春にはカタクリの道となること、三平山まで樹走路が続いていて花の時期には素晴らしいですよとお話ししていました。そのときAさんはすぐに、春には行きたいと仰ってました。行くならやっぱりカタクリの時期、そして縦走するなら人数も4人ぐらいいた方がいいかな~などと考えていました。タクシーを使うにしても車二台で行くにしても、ある程度の人数がいたほうが経済的ですね。ところが縦走用に考えていた蒜山タクシーさんが廃業されていたことがわかり車2台で縦走せざるを得なくなりました。
エントツ山さんにも早くから「4月末の縦走は予定しておいてくださいね」とお願いしてありました。ところが今年の春は花の開花時期の読みが難しく、白馬のカタクリの開花時期も早いのか遅いのか?YAMAPなどで情報を時々見ていたのですが、やはり見ごろは4月下旬かな?なんて思っていたところに、4月半ばにRさんから毛無周辺のカタクリがもう咲いているとの連絡があって、焦りました。何しろ4人の日程を調整するわけですし、そんなに急には予定が立ちません。4月下旬でも咲き残っているだろうと推測して、天気が良いと思われる25日の日曜日に決行することにしました。
コースはエントツ山さん、Aさんの男性陣お二人は三平山~毛無縦走、Rさん私の女性陣二人は途中の朝鍋鷲ヶ山から登って縦走路で合流しようという心づもりでした。というのもRさんと私は今まで三平山から歩いたことはなく、歩けなくはないでしょうが撮影の時間など考えたらかなり時間かかることでしょう。男性陣をお待たせするのも心苦しいし・・・車二台で先ずは新庄村田浪集落のビジターセンターに行き、どちらか一台で三平登山口に引き返し、その途中にある朝鍋鷲ヶ山の登山口で私たち女性陣を下ろしていただくのがいいかなと考えていました。
↑この日はカタクリが目的でしたが、カタクリ自生地に着くころは気温が低く曇ってきたので、カタクリは閉じ気味でした。
代わりに、朝鍋鷲ヶ山付近で見たダイセンキスミレがとっても可愛かったです。
さて、当日4月25日は坂出某所に6時集合としました。
我が家から集合場所までは車で20分もかかりません。途中でコンビニに立ち寄りお昼ご飯調達などして6時5分前ぐらいに着いたら、ほかの三人の方は皆さんお揃いでした(^^;)Rさんが開口一番、「三平から皆で歩きませんか?という話が出てるんだけど?」と。
え????
いつの間にそういう話が湧いて出たんだろう??と思いましたが、Rさんは山歩き中心の人なので、三平から毛無までログを繋ぎたいと思っていることでしょうね。問題はワタシ??まぁ体調は決して悪くはないので、遅いのを承知なら歩けなくはないかな??
エントツ山さんが「ヘッデンは持ってるやろね?」とだめ押し。もちろん、山歩きで来ているのだからヘッデンは持ってます。たぶん私が足を引っ張り、下山が暗くなると思われたんでしょうね(^^;)
そんなこんなで、急遽、予定変更になりましたが、とりあえず坂出を出発。
男性陣はAさんの車で女性陣はRさんの車で出発です。途中、Aさんは華麗なハンドルさばきで平均時速120kmで走られ、Rさんも必死で着いていきます。車中でRさんからこの日の標高1000mは天気と暮らしのサイトでは5℃になっていたと聞いて「そんな馬鹿な」と思ったのですが、実に、その通りになったのでした。
途中ノンストップで走ったおかげで、7時半には蒜山SAに着きました。
車を下りた時は少し雲がかかっていた大山もSAから出てきたころには雲がなくすっきりと見えています。
↑怖いほどの見えようですね。
朝は山肌が白く見え、雪が少し降ったのかと思ったりしてました。
少し引いて、烏ヶ山も入れてみます。
10分ほどでSAを出発。
インターを降りるときに撮影した三平山です。
雪は全然ありません‥‥当たり前ですが。
順調に田浪集落方面へと向かいますが、途中、いつもの道が工事中で迂回路になっていました。
山はまだまだ芽吹き前?
途中のまるで桃源郷?かと思うようないろいろな花が一斉に咲いた様子・・・
雪具の春は素晴らしいですね。
8時過ぎにはビジターセンターの駐車場に着きました。
駐車場には何台か空きスペースもありましたが、車がどんどん入ってきていたので、8時半到着だったら置けなかったかもしれません。カタクリを見に来る人が多いようです。
三平登山口まではRさんの車で行くことになったので、男性陣は荷物を積み替えています。
駐車したすぐ後ろにキンシベボタンネコノメソウが咲いていたのでエントツ山さんやAさんに声をおかけしました。これ、四国の山では見られないですから・・・
ここのものは特に綺麗で派手でした。
その隣ではオオタチツボスミレが咲いてますが、もう終盤でした。
距が白いことなど、特徴を伝えます。多雪地帯に多いスミレだということも。
あまり標高の高い場所では見ませんから、見た時に撮影しておかないとね。
これも四国ではほとんど見ないスミレですが、過去、四国の一か所で見ています。
側溝の横では4月下旬というのにツクシが盛りです。
ビジターセンター出発は8時15分ぐらいだったでしょうか。
来た道を引き返しますが、野土呂トンネルを過ぎてすぐに左に入ると林道川上2号線があります。後は一本道です。
三平山登山口に入る前に、エントツ山さんが「何か咲いてるよ」と・・・
私たちでなくエントツ山さんがそう言ってくださったのが、なんとも・・・
早速下りると、↑ミヤマキケマンです。
これも四国では見かけない花ですよね。
四国で見かけるのはフウロケマンと言ってもっと小型で花もこれほど派手には咲きません。
そのフウロケマンの変種だということです。
花姿も大型で、花つきが良くて見栄えがするので、車で走っていてもよく目につきます。
オオタチツボスミレもありましたが、やはり終盤で綺麗な花がありませんでした。
三平山登山口には8時45分ぐらいの到着だったでしょうか。
車は一台もありませんでした。
Rさんが「三平は冬しか来ないでしょう!」と。なるほどそうかも?
そういう私も今までは冬場にしか三平山には登ってなくて、冬とはかなり様子が違うので、初めてみたいな気分になっています。
↑2013年2月に三平山に登った時の登山口の様子。
積雪1m近くはあったでしょうか。
今回の登り始めは8時55分です。
登り始めてすぐにかわいいツルアリドオシの果実。
花はよく見ますが、果実も可愛いですね。
まるで遊歩道みたいな広くてなだらかな道を登っていきます。
これはハイキングだ~~
アカマツが周囲には多いようで、そのアカマツの落ち葉の中でショウジョウバカマが咲いていました。
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