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2021-07-31

3年ぶりの遠くの山は、その4、飯豊が見えた

ロープウエイ上の駅から茶臼岳には1時間もかからず行けるそうですが、奥様のOさんはちょっとしんどそうです。MさんがペースのゆっくりしたOさんにトップを歩くようにと言っています。

後で聞いてびっくりしたのですが、Oさんは私たちと一緒に早池峰山を歩いて以来の山登りだったそうです。早池峰山と言えば2012年に登っているので、9年ぶりの山歩き?そりゃ、しんどいはずです。

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岩がごろごろして、ただでさえあまり歩きやすい道とは言えません。

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↑岩にまるで着生したようにくっついて咲いているコメツツジの株。

花はそれでも四国のコメツツジの花に比べると、花が大きいように見えました。

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あれ、これは?

白い壺型の花だし、何よりこの葉っぱに見覚えがあります。

これはシラタマノキの花?

果実は栗駒山で見たことがありましたが、花はどうだったかな?

自分のブログ内検索をしたら,大山で見ていましたが、それはほとんど咲き終わりの果実になりかけた花だったのです。

なので、綺麗な花を見たのは今回が初めてでした。

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白い果実も可愛いけど、花も可愛いですね。

Oさんも花が咲いていると、元気になるようでした。

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最初の登りが一段落してトラバース気味に歩いていきます。

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荒々しい茶色い山肌が見えてきて、あれはどうやら朝日岳のようですね。

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もう少し回り込んだら、山と山の間から雪を頂いた嶺が見えてきました。

「飯豊が見えてきたね」とMさん

え?あれって飯豊なんですか??

私は飯豊だけはとうとういまだに登ってないのです。

大学時代に飯豊や東北朝日などの山は卒業して四国に帰ったら登りにくくなるので、なるべく登っておきたいと思いながらついに登る機会がありませんでした。

卒業してからは案の定、ますます遠くなってしまいました。

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ちょっとした登りを登りきると、山頂方面が見えてきました。

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足元にはタンポポみたいな黄色い花。

こういう花は撮影しても名前を調べるのが大変だなと思いながら、つい習性で撮影してしまいました。

調べたら意外と簡単に名前がわかりました。

ミヤマコウゾリナです。

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山頂の鳥居が見えてきました。

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山頂の祠も意外と小さいですね。

山頂到着は9時35分。

Oさんに続いて、祠にお参りさせていただきました。

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山頂からは日光方面の山々が見えているそうで、Mさんに山座同定していただきました。

この中で登っているのは男体山と日光白根だけです。

大学1年のいちばん最初の山行で登りました。

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山頂から飯豊をズームして少し修正をかけました。

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実際はこの程度の大きさにしか見えませんが、雪を頂いていると山は神々しく見えますね。

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山頂標識も意外とコンパクトなものでした。

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山頂直下の邪魔にならない場所で、休憩しました。

目の前に雲が湧き、いかにも夏山らしい眺めとなりました。

こんな光景は久しぶりだな~と感じながら、また夏山に来られた喜びをしみじみと噛み締めました。

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先輩夫婦のMさんとOさん。

50年という長い日々が経ったことを忘れそうな時間でした。

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