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2021-07-25

床鍋~権現山~日本石、シコクイチゲを巡る歩き、その5、帰りは権現越えでお別れ

お昼を食べていると、ガスが晴れ始めました。

すぐそばの日本石の岩場がさっきまで全然見えなかったのが見え始めたので、行ってみる気になりました。「エントツ山さ~~ん」と叫んでも返事もないので、行った方が早いかな?

ザックとストックは岩の上に置いて、空身で登ります。

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↑お昼を食べていた岩のテラスの下にシコウギボウシが一輪咲いているのが見えました。

ガスがないと怖そうな場所ですが、ガスが巻いていたおかげで何も見えず、あまり怖くもなかったです。

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↑一人で日本岩の先端の方に歩いていきます。

ここにもシコクギボウシが咲いているのですが、何しろ一眼カメラのバッテリーが切れてしまい、スマホで撮るしかありません。

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上に行くと、エントツ山さんの姿が見えました。

訊けば、シコクギボウシの探索をされていたそうです。

岩場もかなり下られたそうで、一人でそんな危ない7ことはしないで下さいよ~

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見る見る間にガスが晴れてエビラ山やピラミダルな形をした黒岳が見えてきました。

束の間だけど、山が見えて良かった・・・・・

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黒岳をバックにエントツ山さんがスマホで撮影してくださいました。

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黒岳方面を撮影されるエントツ山さん

白骨樹も見えています。

時刻は12時10分

エントツ山さんはこの後、権現越えから東赤石まで行かれるそうですから、それを考えるとそろそろ出発した方がいいですね。

結局、私はお昼をしっかりいただきましたが、エントツ山さんはその間花探索をされていてお昼は召し上がらなかったのでは??

こういうところで細い人と太った人との差がますますできるんですね(^^;)

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往路では全然見えなかった日本石の展望地から、帰りは日本石がしっかり見えました。

おまけに手前にノリウツギまで入れることができました。

ノリウツギが入るといかにも夏山~っていう感じになります。

その後は歩いてきた道を引き返すだけなので、カメラのバッテリーも切れたことだし、画像はほとんど撮りませんでした。

13時16分、権現山で休憩を入れて、持参してきたケーキをいただきました。

コーヒーが欲しいところですが、コーヒーは車に置き忘れてきました。(^^;)冷凍のケーキなので甘いものはあまり得意でない私でも冷たくて美味しかったです。

この時点で私は権現越えから一人で下ることに決めました。

この時間では東赤石への300mの登りを登って、そこから瀬場に下るとしたら私の足では5時間ほどかかってエントツ山さんの足を引っ張るのと、カメラのバッテリーが切れていては小さなランなどの撮影は無理だからです。

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権現越えが近付くと、シコクフウロも道沿いで咲いています。

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依然とは違い、少し荒れた雰囲気の権現越え手前の風景。

ガスが流れます。

私がまだ法皇権現に行ってないと知ってエントツ山さんが法皇権現迄案内してくださいました。

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登山道からほんの数分ですが、初めて参拝しました。

法皇権現様には13時48分着です。

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周辺の岩がまるで剣のように見えて、さすがに信仰の対象となるだけあります。

そういえば早池峰山頂もこんな感じでした。

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↑2012年6月9日に登った早池峰山の山頂です。

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登山道に戻って、権現越え方面を目指していたらクガイソウが目に留まりました。

以前はいくらでも咲いていたのに、シカに食べられてクガイソウもずいぶん減ってしまったようです。

正確にはナンゴククガイソウです。

ここを最後に、エントツ山さんに別れを告げました。

権現越えでは少しは花も撮影できることでしょうし、エントツ山さんは少しでも早く東赤石方面に登らなければ下山が遅くなりそうですから・・・・

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ガスが巻いたり晴れたりを繰り返し、その様子がいかにも赤石山系を歩いているなという気分にさせてくれました。

↑東赤石方面へ急がれるエントツ山さん

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まだ蕾でしたが、すぐに咲きそうなシモツケソウ

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14時頃、権現越に着きました。

いつも、ここでは少し休憩することにしています。

のんびりと草原に腰を下ろし、今年もまたこの地に来られたことに感謝です。

花はすっかり減ってしまったけど、いつ来てもお昼寝したくなる場所ですね。

まだ残っていた紙パックジュースを飲み干したら、いよいよ最後の下山にかかりました。

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下っているとすぐにシモツケの花が咲いています。

仕方ないのでスマホで撮影です。

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今度はホソバシュロソウです。

スマホなのでピントが合いません。

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イワキンバイやウツボグサも咲いています。

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オトメシャジンだけはスマホでは無理なので、一眼の電源を入れると何とか撮影できました。

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こちらはスマホで撮影した紫色のオトメシャジン

8月初めが最盛期ですが、7月半ばだと少しは咲きます。

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イヨノミツバイワガサの葉の間からクモキリソウみたいな花が咲いているなと思ってよく見たら、イヨノミツバイワガサの株の下にクモキリソウの株があったのです。

ここでクモキリソウを見るのは初めて・・・

今年はわざわざクモキリソウを見に行かなかったのですが、こんなところで見られるとは・・・・

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アカショウマかな・・・・

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赤石山系らしい綺麗なピンクのヤマアジサイも咲いていました。

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14時43分、床鍋川の渡渉です。

ここを過ぎるともう危ないところはありません。

水量もたいしたことなかったです。

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ミヤマガンピも途中で見られました。

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15時27分、保線路との分岐を通過します。

途中一度だけ、軽く休憩して水分補給しただけで、ずっと下りました。

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16時25分、床鍋の登山口まで戻ってきました。

いつも、タカネバラの時期に東赤石から床鍋へと周回しますが、そのときは瀬場に駐車するので車道歩きがありますが、この日はこの登山口に駐車してあるので、楽でした。

下山したらエントツ山さんにラインで知らせますと言ってあったので、下山報告を済ませてから車に乗り込みました。

途中、金砂湖手前から雨が降り始めたので、エントツ山さんは降られてないかな?とちょっと心配でしたが、大した雨ではなかったので大丈夫だったようです。

法皇トンネルを越えて瀬戸内側に出ると、いつものことながら晴れてました。

遠征前に10時間程度の歩きができて、そのうえシコクイチゲまで見られて、有意義な山行となりました。エントツ山さんに感謝ですね。

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