初めての白山、その11、散策と夕日
夕食後と言ってもまだ17時半なので、まだまだ明るいです。
到着後は小雨が降っていて、室堂周辺の散策ができなかったので、夕日を眺めかたがたお花を見ることにします。
↑まずは別山が見える方に行ってみました。
別山は登り始めでは眺めたのですが、その後はあまり見えなかったと思います。
端正な山容で、そのうちいつか登ってみたいと思います。
ここにきて初めてハクサンコザクラが咲いていました。
ハクサンコザクラも学生時代から馴染みのある花です。
大学時代での北アルプス縦走では必ずと言ってよいほど眺めた花だと思います。
最近では白馬~雪倉~朝日と縦走した日、ミズバショウなどとともに雪解け間もない場所に咲いてましたっけ。この日は夕方の画像でピンクの色が出ていませんので、雪倉での画像を↓貼ります。
↑2009年7月16日撮影です。
もう今からだと12年も前のことになってしまいましたが、私の中ではいちばんすごかった花の縦走です。
ヨツバシオガマもコケモモをバックに咲いています。
そのコケモモです。
今まで泊まった北アルプスの山小屋周辺ではコバイケイソウが小屋の周囲で咲いていたという覚えがないのですが、ここ白山室堂ではコバイケイソウが周辺に群生していました。
↑こんなに近くでコバイケイソウを眺めたのは初めてです。
やぱりバイケイソウより綺麗な花だと思いました。
クロユリもその辺で無造作に咲いていて驚きました。
ここまでたくさん咲いていると、ありがたみが薄いですね(^^;)
近くからよく見ると、やはりバイモの仲間だということが良くわかります。
編み笠模様が花の内部に見えています。
夕日が御前峰に当たり始めました。
アーベントロートというほどではないですけど・・・・
鳥居の奥に夕日・・・・
今や沈まんとする夕日・・・・
小屋で泊まっている人の大半は外に出てきて夕日を眺めているようでした。
稜線の向こうで落ちていく太陽・・・・
時刻は19時3分
反対側を眺めると、いやに発達した入道雲が高山方面に見えていました。
夜空の星も気にかかるのですが、この日の月は那須で見たのよりも大きくなっていて、この分だとやはり星空は無理かな~などと思い、諦めてしまいました。
消灯前にもう一度、外に出てみたら、この入道雲の辺りで稲妻が何度も走っていました。
音もなく稲光だけが光っていたので、かなり離れた場所だったのでしょうね。
この夜はやはり持参するように言われていたインナーシーツにくるまって、結構、熟睡したようです。
あまり眠れなかったと言っていたNさんの話ではこの夜はいびきをかく人も寝言をお言う人もいなくて、小屋でこれほど静かな夜を過ごしたのは初めてでしたと仰ってました(^^;)
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