初めての白山、その12、御前峰への登りで展望を楽しむ
21日朝は3時半には目覚めました。
周りの人もそろそろ目覚めてごそごそしているようです。
天気が良さそうなので御来光を眺めに行くのでしょうね。Nさんのお話では例年だと御来光が拝めそうな朝は太鼓か何かが打ち鳴らされるそうですが・・・
パッキングを済ませ、身支度を済ませたら軽く食べておきます。
お弁当は前日にすでにもらっているので、下りではそれをいただく予定です。
4時40分、神社の鳥居をくぐって登っていきます。
↑稜線の向こう側が赤く染まり、その中に山塊が一つ浮かび上がっています。
位置関係から考えると御嶽かなぁ?
実は御岳にはまだ登ったことがなくて、御岳の形がイマイチピンと来ていません。
↑御岳をズームで。
↑雲海のようですね。
幅の広い石畳の道が山頂へと続いているようです。
道沿いにはここもコバイケイソウの群落。
オンタデの中に朱色のクルマユリの花が見えました。
クルマユリってこれほど標高の高い場所に自生するんだとあらためて認識しました。
室堂の手前にクルマユリを配して撮影しました。
向こうに見えるのは別山。
足元にはここでもイワギキョウが咲いています。
まだ光が乏しくて、色合いが出ていませんが・・・
これは前日には見てないと思う、イワツメクサかな?
これは高山の岩礫地でないと咲いてないような気がします。
これも久しぶりで眺めたミヤマタネツケバナ。
西鎌尾根以来かな?
青石と書かれた道標を通過しました。
時刻は5時4分。
室堂から御前峰までは標高差300mほどですから、約1時間の行程だと思います。
ここで、行程の3分の1ほどです。
珍しく、後ろから追い越して行かれた二人連れの方たち。
私たちと同じく、御来光を目指さない方も中にはいらっしゃるのですね。
↑マイヅルソウの群落。
四国の高山にもマイヅルソウは生えていますが、これほど花上りがよくないです。
再び振り返って、室堂を眺めます。
そのとき、独立峰の山が目に入りました。
↑こんな感じで見えています。
この方角に独立峰って、まさか富士山じゃないよね、とNさんと話しました。
富士山にしては形がちょっと違うし、じゃ、どこだろう?
その時上から下ってこられた単独男性にお尋ねしたら「富士山ですよ」と。
え~~?私たち、白山から富士山まで見られたんだ?と大喜び。
でも、その次に下ってこられたちょっと年配の男性の方が「あれは恵那山ですよ、白山から富士山は見えないはずです」と。
何だ、恵那山だったのか・・・・
Nさんは岐阜の御出身なので「恵那山なら納得ですね」と話されてました。
私は?と言えば、恵那山は馬籠から20年ほど前に眺めたきりですが、こんな形だったろうか?と思い出していました。
勿論撮影したはずですが、パソコンのクラッシュなどで今では画像が残っていません。
↑次に見えてきたこの山なみは乗鞍でしょうかね。
何度も何度も室堂を振り返りますが、高度感が感じられて素晴らしいです。
別山より今は高みにいるな~と確信しました。
5時17分「高天原」と書かれた道標をつかします。
ここで、山頂までの道のりの半分強まで登ったようです。
辺りはハイマツのブッシュです。
立ち尽くして、雄大な眺めを楽しまれている方たち・・・・
別山の辺りに朝日が射してきたようです。
ハイマツの赤い果実が見えています。
よく見ると、果実をつけた木とまったくつけてない木があります。
見上げると、神社の屋根らしきものが見えてきました。
あとちょっと・・・・
足元にはコケモモの小さな白い花
道が再び広くなって、石畳の道になりました。
↑5時45分、御前峰山頂の奥社に着きました。
運悪く、一眼のバッテリーがやばくなってきたので、スマホを出して、こんな画像しか撮れていません。
山頂からの展望を急ぐあまり、気が急いてしまっています。
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