初めての白山、その2、しょっぱなからクサボタンを見る
観光新道へと足を踏み入れた途端、クサボタンが咲いているのに気づきました。
帰りはまたここに下ってくるのだから、もう一度見られるだろうと思ったら、帰りは見られませんでした。
好きな花なので、丁寧に撮影しておいて良かったです。
まだ咲きはじめで初々しいです。
新穂高から鏡平へと登るときに、運が良ければ新穂高で見ることができたクサボタンの花。
しょっぱなから見られるとは幸先が良いです。
那須でも見てきたノリウツギの花も咲き始めでした。
いよいよ樹林帯の中の登りが始まります。
豪雪地帯だけあって、根元が斜めになった木々。
無意識に撮影したと思うのですが、たまたまツバメオモトを撮影していたようで、青い果実が見えています。ラッキーでした。
アカモノの果実が一個だけ。
那須でもマイヅルソウの果実は見なかったのに、白山では登り始めから見てしまいました。
花が終盤になったツクバネソウ。
「マンサクですね」とNさん・・・
花のない時期にマンサクの木がわかるのは、なかなかですね。
私も自宅に植えてあるので、かろうじてわかりますが・・・・
ツルアリドオシの花がお行儀よく並んで咲いているのが可愛かったです。
日本海側の山に多いような気がしてます。
白山や那須岳では不思議とヤマアジサイの花はあまり見かけませんでしたが、それでも少しは咲いていました。
前日に那須岳でも見たズダヤクシュがここでも咲いてました。
剣山では悲しいかな、もうあまり見られなくなりました。
これも株もとが曲がってしまっているダケカンバ
雪の重みがすごいことがわかります。
ようやく、山が見える場所まで登ってきました。
Nさんの話では別山のようです。
と言っても、この時は別山がどこにあるのやらもよくわかっていませんでした。
9時3分、道標の立っている広場で休憩にしました。
歩きはじめから1時間近く立っていますから、ちょうどいいですね。
それにこの日は登り始めから暑いので、水分補給を早めにしないと熱中症の恐れがあります。
別当出合からやっと1キロ歩いてきましたが、室堂まではあと5キロあります。
Nさんからはこの日のコースタイムは6時間ほどでしょうと聞いています。
これから登り一辺倒ですから、当然、お腹にもなにがしかを入れておきます。
休憩中、葉っぱにトンボを発見。
その前の那須といい、今年はトンボをよく見ます。
10分休憩したら出発します。
↑懐かしいヤグルマソウが出てきました。
これは四国では見ませんね。
私としては南アルプスでよく見たので、南アルプスのイメージがありますが、白山にも多かったです。
花が緑色をしているのは、花の跡のようです。
時折、向こう側の山が見えますが、谷に白く見えるのは残雪のようです。
さすが豪雪で知られる白山ですね。
それまでの樹林の中の歩きから、日向のトラバース道へと変わりました。
まだ色づいてないトチバニンジンの果実です。
日向は暑いのですが、時折、ブナの木が良い木陰を作ってくれます。
振り返ると,笹の中を登ってくるNさん。
観光新道を登る人は少ないらしく、ほとんど人には会いません。
下ってくる人もまだ時間が早いせいか出合いませんね。
ササの中に大きな葉をしたユキザサがあって、果実をつけてました。
この辺りのユキザサは葉も大きくて立派ですね。
幹の白いダケカンバの大木があって、これも良い木陰になってくれます。
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