秋の定番、梶ヶ森に登る、その7、ウメバチソウを見ながら下山
山頂では今まで来た時のどの時よりも展望が良くて驚きました。
雲一つない快晴と云う訳ではないのですが、遠望が利くというのでしょうか。今まで山頂から海を見たことが一度もなかったのに、この日は海が見えました。もちろん太平洋です。
天狗の鼻から海が見えたのにも驚きましたが、今まで梶ヶ森山頂には10回以上来ているのに、初めてなのでした。同行の香川からの山仲間も皆さんびっくりしています。
↑この方角に海が見えるんですね。
見えているのは須崎とか高知市よりも西の方角の海らしいです。
南嶺も見えているそうで、なるほどモニターで確認するとそれらしき山が見えます。
こちらは、北の方角の国見山と山頂が雲で隠れている中津山。
風車が見えているのはゆとりすとパーク方面でしょうか。
ベンチで腰掛けていらっしゃる方は、たまたまいらっしゃった方です。
私たちもベンチに腰掛けて、今度はおやつをいただきました。
先ほどお昼を食べたばかりだというのにね(^^;)
ササの上で婚活中のツマグロヒョウモン。
ツマグロヒョウモンの♀は我が家のビオラにしょっちゅうやってくるので、我が家ではあまり歓迎していませんが(^^;)
12時45分、そろそろ下るとしましょうか。
梶ヶ森では下山中もたくさんの花が見られるので、そうゆっくりはしておれません。
↑早速、咲いていたウメバチソウです。
今季は早くも8月の末に、瓶ヶ森林道散策で見てしまいましたが、例年は梶ヶ森で初花を見ることが多いです。
天気が良かったので、白い花は白トビして難しいです。
ササの間からも咲いていて意外とたくましい。
観察していると、水分も要るし、陽射しも要るという難しい環境でしか咲きません。
標高2500mの高山から標高100mもないような低地にまで咲く花です。
Aさんが下山しながら、大ボシ山を教えてくれました。
まだ登ったことがないのですが、ブナが多い山と聞いています。
見上げるススキと青空
すっかり秋の風情ですね。
下山は車道を歩きながらでしたが、今日柱峠の向こうに矢筈などの山なみが見えていました。
梶ヶ森には何度も来ていますが、いつも花を見るばかりで山座同定を楽しんだことがあまりなくて、今回は梶ヶ森から見える山の名前がわかったのが、大きな収穫でした。
カーブのところで、赤い果実を見ました。
そういえば前にも見たことがありました。
たぶんアオハダの果実ですね。
幹はシカに食べられたのか、ちょっと傷んでいました。
梶ヶ森も近年、シカが相当入っているらしいです。
なおも下っていると、天狗ノ鼻でお会いした、花好きの御夫婦にまたまたばったりお会いしました。
センブリの咲いている場所を教えていただきました。
この株は3輪も咲いていて豪華です。
いよいよ山のセンブリの季節の始まりですね。
リンドウの綺麗な株も見られました。
全部咲くと見事でしょうね。
車道経由でキャンプ場の入り口まで下ってきました。
以前は、ここから登山道を歩いて名水の横に寄り道してたりしましたが、名水近くの花も少なくなったということで、そのまま車道を下ります。
キャンプ場入り口周辺で咲いていたシコクフウロ。
まるで園芸種かと思うほどピンクが鮮やか。
本来ならもう終盤の季節ですが、草刈りに遭って新しい芽が出たようです。
リンドウもところどころで咲いてますが、この辺りはアサマリンドウではなく普通のリンドウです。
見上げると、ガマズミの果実もそろそろ色づいてきてますね。
ウメバチソウ、シコクフウロなど奇麗に咲いていましたね。入笠山へ行ったとき
ウメバチソウ見ました。
投稿: おみや | 2021-10-05 06:09
こんにちは。ウメバチソウは当地では見られない花です。以前、軽井沢で一度だけ見たことがありましたが、もう行くことは無いですね。センブリは高尾山ではまだ咲いていませんでした。
投稿: 多摩NTの住人 | 2021-10-05 17:11
おみやさん、こんばんは。
ウメバチソウは四国の山では9月が開花時期ですが、シコクフウロは本来の
花期は夏ですね。ただ、結構、遅くまで咲き残っているようです。
ウメバチソウは私も東北の山から四国の山まで、あちこちで見ています。
この日曜日には広島の山でもたくさん咲いていました。
投稿: keitann | 2021-10-05 21:05
多摩NTの住人様、こんばんは。
ウメバチソウが軽井沢で咲いていましたか。
もう山小屋は手放されたのでしたね。
四国では10月末に河原で見られたりします。
高尾山周辺でも咲いても良さそうだと思いますが、環境が合わないのでしょうかね。
投稿: keitann | 2021-10-05 21:07