初めての高清水トレイル、その3、痩せ尾根を通過
ブナ林という表示の後、立派なブナ林の中を歩きます。
かなりの規模のブナ林で、西毛無のブナ林も素晴らしいと思いましたが、高清水トレイルのブナ林も素晴らしかったです。
↑11時35分ごろ、ブナの原生林に入りました。
中には直径1mほどの大きな木もあります。
これに霧氷が着いていたら、どんなに綺麗でしょうねと、皆で口々に言いました。
うまい具合に青空まで出てくれました。
途中からは道の北側が杉林になっていました。
あまりに素晴らしい眺めに、皆、嫌でもテンションが上がってますね。
どこでも歩けるので、トレースがたくさんあります。
因みにこの日はYさんとRさんがスノーシュー、Aさんはエントツ山さんにいただいた?スーパーワカン、私は普通のワカンです。
スノーシューは着用したことがないのでわかりませんが、ワカンより楽に歩けるようです。
↑Aさんが撮影して下さった、ブナ林の中を歩くRさんと私
風で飛ばされてきたか、雪の上にノリウツギの花の跡
雪が積もって、その重みで枝がしなっています。
雪の重みで、折れてしまうブナの枝も多いようでした。
11時53分、御林山の道標を通過しました。
ここは標高1026mで、この辺りからようやく標高1000mを超します。
とはいえ、国土地理院の地図にはこれらの山名は記載されていません。
青空とブナと真っ白な雪がとても綺麗です。
そろそろお昼なので、ここで休憩しようかという話もあったのですが、ここからブナの谷頭にある展望台が見えたので、せっかくだからあそこ迄行ってお昼にしましょうということになりました。
それでも10分ほど、立ったまま短い休憩を取りました。
↑思い思いの撮影をされるメンバーの方たち
↑向こうに見えるこんもりした林が丸山からの道と合流するあたりですね。
12時5分ごろ、展望台目指して出発です。
スノーシューで歩きなれていらっしゃるYさんは、かなりの傾斜の斜面でもスノーシューで軽々と下られていました。
ブナの原生林をもう出ているはずですが、それでもこんなに立派なブナが見られました。
12時26分、池川山を通過です。
池川山辺りは平坦な地形のようで、木々も小さめの木が多いです。
この辺りからは、歩き始めの人形峠辺りの建物が見えていました。
↑12時34分、丸山からの道と合流しました。
ここからは春に歩いた道になります。
今から向かう休憩所が見えてますね。
ズームするとこんな感じです。
展望台への道を歩き始めますが、この辺りは南側が雪の斜面になっていて、滑落するとやばいところです。
↑トップを歩くAさん
標高をあげてきたからか、雪の量も多くなってきたようです。
Aさんが展望台方面を眺めてらっしゃると思ったら、視線の先には・・・・
↑展望台から下ってくる3人の人影が見えていました。
トレースは斜面を直に登っているトレースも見えますが、かなりの角度なので、3人の人が下ってくる斜めのトレースを登った方が良さそうです。
↑この辺りが道も細く、足を滑らせるとやばい場所ですが、ストックを利用して慎重に歩けば大丈夫です。冬の石鎚よりはずっと安全です。
Yさんはトレイルが整備される前は痩せ尾根のいちばん上の部分をスノーシューも脱いで奥様と歩かれたのだとか・・・2年前に亡くなられた奥さんと歩かれたときのことを、思い出されていたのでしょうね。
トップのAさんはもう鞍部に差し掛かっています。
確か春に歩いた時は、この辺から日本海が見えたと思うのですが・・・
先ほど展望台から下ってきていた3人の方たちとは、鞍部辺りですれ違いました。
人形峠から展望台までをピストンされている方たちのようでした。
この方たちが、この日お会いした最後の方だったと思います。
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