県境歩き第二弾は猪の鼻峠~六地蔵越、その4、六地蔵越をピストン
結局、六地蔵越までがかなりの距離があるというので、中連寺峰では休憩は入れずに、西へと向かうことになりました。
↑そのまま尾根を下っても良かったのですが、先ほど見かけた「阿讃縦走コース」と書かれた道標のところまで下って、そこからスタートしました。
ところが、この道は尾根の直下をトラバースしているようで、県境を外れてしまいます。
Pさんだけは縦走コースは尾根の下に良い道があるそうで、そっちを歩くそうです。
少し前にご主人のMさんと六地蔵越から中連寺峰迄は歩いているそうで、よくご存じなのでした。
私とRさなんだけ、再び尾根に登り、県境杭を負いました。↑
ところが県境杭を見失い、何やら真西に伸びた急尾根へと行きそうになり、これはだめだわと方向転換しました。
下のトラバース道を歩いているはずのPさんに大声で呼びかけると、声が下の方でします。
そちらの方へと下っていくと・・・
尾根の下にPさんの姿が見えました。
Pさんはきっと呆れ顔だったことでしょう(^^;)
下っていると、後ろでRさんが滑って転びました。
県境縦走コースといえども、忠実に県境杭を辿っているのではないようですね。
↑中連寺峰~六地蔵越のログです。
トラバース堂になっている縦走コースに出たら、あとは道ははっきりしていました。
前の方に大きな山が見えてきたのは雲辺寺でしょうね。
↑途中、ちょっとした小ピークみたいなところで、ルートがほぼ直角に曲がっていました。
そして、そのすぐ後に阿讃縦走コースの札が・・・
結局、中連寺峰から西はこういった道標が着けられていて、間違い様はありません。
その後も尾根を忠実に歩くというよりもトラバースしているような感じのところがありました。
↑大きなヌタ場もありました。
三角点「六地蔵」があるというので、いったん、尾根の上に登ります。
↑14時34分、三角点get。
その後はまた尾根の直下をトラバースしている道へと戻ります。
だんだん下って来るのと、西日が当たるのとで、徐々に雪がなくなってきました。
けれども、下がぬかるんでいて今度は私がしりもちをついてしまい、ズボンのお尻がドロドロです。
まぁ、どこに立ち寄るわけでもないので、かまわないのですが・・・・
↑ちょっとえぐれた道になってきて、この辺りは六地蔵越に近いのか人々が往来したのでしょうか。
六地蔵越に下るのに、尾根ルートと沢ルートがあるんですね。
もちろん私たちは尾根ルートを下ります。
この四差路は14時42分に通過しました。
ここまで来たら、六地蔵越までもうすぐ。
ガスコンロとぜんざいを中連寺峰にデポしたおかげで荷物が軽くなり、時間がおしてきたせいもあり、私としてはこの区間は飛ばして歩きました。
前の方に六地蔵越から西の山々が見えてきたのでもう近いと思っていたら、ロープが見えてきました。
12月に来た時に、このロープを確認しているので、このすぐ下が車道のはず。
14時50分、六地蔵越に下り立ちました。
↑続いて下ってくるRさんとPさん
私が下ったと同時に、普通車が一代、前を通過していきました。
ここは一日に10台ぐらいしか通過しないような道だと思いましたが、それでも走っている人もいるんだと驚きました。特に、徳島側はあまり走りたくないような道だと聞いています。
12月5日に来て以来、40日ぶりに再会した六地蔵さまです。
中連寺峰でも休憩を入れなかったし、その後1時間以上歩いてきたので、さすがにここで休憩を入れるとしますか。
お昼を食べてからでも2時間経っているので、カロリー補給もしないとというわけで、水分補給のあと、おやつを少しだけいただきました。
休憩の合間にPさんが「ペースが速かったので、ついていくのがしんどかった」と・・・
確かに、下山が遅くなるとやばいと思い、かなりペースアップしていたので反省・・・・
15時4分、来たばかりの道を今度は引き返します。
まずはこのロープ場の急坂を登ります。
急坂が一段落すると、西日がぽかぽかと背中に当たり暖かいです。
ひだまりハイク?
15時16分、先ほどの沢コースとの分岐迄やってきました。
地図を出して見てみたら、破線の道が今歩いている道と交差しています。
赤テープもつけられていて踏み跡もまずまずしっかりしているようだったので、12月に立ち寄った薬師峠まで下っている道があるのかもしれません。
かなり下までくだりますが、その下には民家もあったので、ここが昔からの六地蔵越なのかもしれないね・・・・などと話しました。
中連寺越えよりは歩きやすかったような気がします。
後は、先ほど来た道を引き返すだけですから、簡単です。
あまり速くならないように、今度は少しペースダウンして登ります。
↑この直角に曲がるところまで来たら、後もう少し・・・・
正面に中連寺峰らしきのが見えてきました。
西日に照らされたコウヤボウキの綿毛
先ほどRさんが滑って転んだ尾根のところまでやってきました。
縦走コースはこの尾根を登らず、下を巻いていますので、今度は大人しくその道を歩きました。
↑こちらのコースではヤブコウジの赤い実が真っ白な雪の上に見えていました。
朝から探していたのですが、ここだけでした。
雪の上だと赤い実はことのほか映えます。
16時14分、中連寺峰の東屋まで帰ってきました。
やれやれ、何とか暗くなる前には下山できそうですね。
デポしていたぜんざいをカップに入れていただきます。
ほんとはガスコンロで温めなおして熱々にしたかったのですが、時間がおしてきたので止めました。
幸い、PさんもRさんも猫舌なので、熱々でなくとも良さそうです。
これを頂いたら、後は必死に長い階段下りをしなければいけないので、少しほっと出来て良かったかな・・・・
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