天霧山へ、その4、荒れた下山道とアオモジ
天霧越はただの山道ではなく、海岸寺のお寺と弥谷寺を結ぶへんろ道にもなっています。
あの東日本大震災の数日前、天霧越にアオモジを見に来ていて、一人のお遍路さんを海岸時まで乗せて差し上げたことがありました。仙台市太白区から来られているお遍路さんでしたが、その後あの大震災があり、その遍路さんの身の上を心配したこともありました。それだけでなく、あの大震災では私の大切な友人も被災してしまい、生死不明だった期間が一週間も続いたのでした。
そんなことがあったせいか、ここに来るといつも11年前のことを思い出してしまいます。

↑スマホで正面から石仏を撮影します、
右肩の辺りに海が見えていて、高見島も見えているようです。

↑画像の向こう側から下ってきました。
わかりやすいようにこちら側から撮影していますが、今から下る道は石仏の向こう側を下っていきます。
14時50分下山開始です。

下ろうとしたら、上の方に赤い実が・・・
クロガネモチですね。

石仏と思いましたが、後で見た説明では観音様?

この道にもロー王が張ってあります。
以前はなかったと思います。

屋根の下の仏さまです。

へんろ道ではいつも見かけるお札がぶら下がっていました。

この辺りは石段になっていて、それほど荒れてはいませんが・・・

カーブのところで二体の石仏が並んでいて、たぶん一体は地面が崩れそうになったので、ここに移動させたのかと思います。

その下では大きな木が倒れています。

道沿いにヤマアイを見るようになりました。
弥谷山周辺にはヤマアイが多いです。

咲いている花がないかと探しましたが、今年は寒いからか、せいぜいこんなのしか見当たりません。
例年だと、寒いうちから咲いた花を見かけるのですが・・・・

数年前の大雨のせいだろうと思うのですが、下に行くにつれて道が荒れています。

この辺りなど石が押し流されたのか、ごろごろしています。

かなり下ったところで、お堂がありました。
時刻は15時11分。
このお堂は以前からありますが、もしかしたら大雨で崩れてるのでは?と危惧してましたが、ちゃんとありました。

お堂の傍らの岩の中にこんな古めかしい灯篭が・・・
相当古そうですね。

お堂からの下りでコクランを見ましたが、以前はもっとあったと思いました。

沢にかかった小さな橋を渡ると、その後は綺麗な道です。

ここまで下ったらアオモジが見えてきます。
まだ蕾のようですね。

蕾の時も可愛いです。

下ってきた天霧越をバックにアオモジの花。
2月中旬には咲くでしょうか。

その後、長い石段を下りますが、石段の際にナガバタチツボスミレが見えましたが、蕾は確認できず・・・
例年だと、2月になると気の早い個体が花を咲かせたりしてるのですけど・・・

その代わりに、ヤブコウジの赤い実がまだ綺麗でした。

15時27分、駐車地点まで下ってきました。
歩き始めに停めてあったジムニーはもうありませんでした。
どこを歩かれたのでしょう?

天霧越や天霧城址についての説明が登山口にありましたので、アップしておきます。
我が家からここまで車で15分ほどで、気軽にちょこっと歩ける良い山です。

コメント