塔ノ丸でワカン山行、その6、三嶺も何とか見えて無事下山
この日、最後までなかなか見えなかったのが三嶺の姿でしたが、下山し始めてだいぶ経った頃、振り返ると何とか見えてました。
↑塔ノ丸の山頂の左肩に姿を現した三嶺です。
塔ノ丸の標高が1713mで三嶺が1893mなので180mほど高い勘定です。
↑パーティーの方たちをトリミングしました。
この方たちとはスキー場の駐車場で、着いてすぐにお会いしたのですが、違う方向に登られると聞いていました。
私たちが下山し始めて30分ほどしたときすれ違いましたので、話をお聞きしたところ、第7ヘアピンカーブのところから登られたそうです。トレースが全然ついてなくて、苦労されたそうです。数えると8人のパーティーでしたが、私たちより年上の方々で女性が半分ほどもいらっしゃったので、ラッセルに苦労されたと思います。
↑画像撮影時刻が13時46分ですから、山頂に到着されたのは14時近かったと思います。
それでもこの日は風もなく暖かい日だったので、山頂を目指されたのだと思いますが、あまりに遅い時間にすれ違ったので私たちもびっくりしました。
↑こちらは矢筈方面ですが、矢筈方面も最後になってようやく見えてきました。
画像むかって右端の方に黒笠山が見えています。
黒笠山は阿波のマッターホルンと呼ばれていて、見る場所によってはちっともそんな風に見えないのですが、ここから眺める黒笠山はまさにマッターホルンでした。
これも去年登った津志嶽からの尾根はいかにも厳しそうに見えました。
黒笠もまだ登ってないので、Rさんに「登らないとね」と言われながら下ります。
↑ズームすると、ほんとにマッターホルンです。
この後もシカを見ました。
これでこの日3度目のシカ遭遇です。
ここを下れば分岐も近いです。
いったん溶けそうになって、またまた凍り始めた針葉樹のつらら。
ここを下ればスキー場への分岐です。
スキーのシュプールも見えています。
登りはやけにトレースが多いな~と思ったのですが、なんてことはない、皆さんスキーを担いできてスキーで下られたようです。
塔ノ丸は絶好の自然のゲレンデみたいなものです。
14時10分ごろ、スキー場への分岐に差し掛かりました。
後は往路で通った樹林の中を下るだけです。
木々に積もった着雪は登りの時より少し落ちている感じですが、それでも下山では風が少し吹いていたので、霧氷も発達していたし、雪が腐るということもありませんでした。
登りはガスガスで見えなかった剣山がここからも見えるんですね。
丸笹も見えています。
リフトの関係の建物まで下ってきたら、ここからはゲレンデ跡地です。
よくもまぁこんな急斜面をワカンで登ってきたものだと我ながら感心しました。
結局、スキー場のゲレンデの登りは100mほどもあったようです。
ようやく、スキー場の建物が見えてきました。
ここでは親子連れの方が雪遊びをしていました。
下山は14時50分で、そう遅くならずに済みました。
帰り路の途中で、山仲間の方のお宅を突然訪問したのですが、なんと彼女もお孫ちゃんを連れてスキー場に来られていたそうでびっくりしました。
お元気そうで安心しました。
その前の大森山ではスパッツやワカンがどろどろになったのですが、今回の塔ノ丸では最初から最後まで綺麗な新雪の中を歩き、道具類は洗ったようにきれいになっていました(^^;)
こんな素晴らしい雪山が四国にもあったなんて、ほんとに、一つ賢くなりました。
何より、Rさんの車と運転のおかげでこの登山口まで来ることができました。
山仲間はほんとに有難いものだとしみじみ思いました。
おはようございます。
大雪ですね。そんな中でシカを見たのですね。針葉樹のつらら、面白い姿です。
投稿: おみや | 2022-02-21 05:03
おみやさん、こんばんは。
四国にしてはずいぶんの雪の量でした。
シカは3度も見かけました。
剣山の花が食べ荒らされるわけですね。
つららはよく見ますが、針葉樹の葉の先にぶら下がったプチつららは可愛かったです。
投稿: keitann | 2022-02-21 22:00