4度目の成羽天神山と花散策、その3、アブラチャンとカタクリの葉
最後の渡渉を終えたら、あとは沢の左岸に沿って登ります。
↑まだまだ花の少ない時期に赤いヤブツバキの落花は目立ちます。
渡渉後しばらくは沢に沿って登っていきます。
左岸もやっぱり苔むした石段を登ります。
Pさんが、アブラチャンの花を見つけてくれました。
この花は私のお気に入りの花で、これを見ると早春だな~と感じます。
今季は四国ではまだ見ていなかったので、大喜びしました。
でも、いつも思うのですがピントが合わせにくい花ですよね。
足元にはこれまた小さなユリワサビの花
これも早春に沢沿いで咲く花です。
清冽な流れです。
アブラチャンが近くで撮影できる場所がありました。
小さくて淡い黄色の花がほんとに早春らしい雰囲気を醸し出します。
後ろから単独男性の方が登ってこられたので、もちろん先に行っていただきました。
ヤマネコノメソウがピントがうまく合ったので、トリミングしてみました。
咢裂片が平開しているのでやっぱりヤマネコノメソウですね。
次回からは少し同定できるようになったかも・・・・・
大写しにすると、なかなか繊細な花ですよね。
花が少ないので、ジャノヒゲも撮影します。
10時8分、「五合目あたり」を通過です。
「あたり」というところがすごくいいとRさんがしきりと感心しています。
ジャノヒゲの小群落です。
苔とセットだと、なんでも綺麗に見えます。
↑天神山のところどころに俳句を書いた板が置かれています。
芹舎とは江戸後期~明治時代にかけての俳人だそうです。
もう沢はとっくに水が見えなくなって、多分この辺りは伏流しているのだと思います。
登山道…この辺りもちょっと荒れています。
五合目を過ぎたあたりから、どこかで休憩しましょうと言っていたのですが、急登の手前で休憩することにしました。
時刻は10時28分、すでに1時間以上はとっくに歩いているので、きゅけいしてもよい頃ですよね。
お腹も少し空きました。
ここまでくれば、急登を一登りしたら、あとは大した登りはないはずです。
10分ほど休憩して登り始めたら,ツバキの木にこんな書き込みが・・・
下から1500m、山頂まで750mとあります。
つまり、3分の2まで登ってきたということです。
上を見上げると崖になっていて、崖の上が鈴振岳になっているのです。
去年はあの崖からゲンカイツツジの色が見えたのでした。
そろそろ岩場に差し掛かってきて、岩場から生えている木が見えます。
すさまじい生命力です。
でも、去年まで元気だった岩場に張り付いたヤマグルマの木が枯れてしまってました。
何が原因なのかな?
毎回お参りする石仏のところまでやってきました。
今回初めて、お顔をまじまじと拝見しましたが、とても素朴な彫りですが、ほのぼのとしたお顔をされてます。
うまく撮影できなかったのが残念。
10時46分、七合目あたりを通過です。
ここを過ぎるとケヤキの大木の生えている谷をジグザグと登ります。
振り返ると大きなケヤキの横から、ベンガラの里である吹屋方面の山が見えてきました。
この道は吹屋にも通じています。
ケヤキの木が出てきたら、そろそろ、あれが見えてきても良いのだけど・・・・・
あれというのは、そうカタクリの葉っぱです。
花が咲き進んでいた去年ですら咲いてなかったので、今回は花は望めませんが、この辺りにカタクリが咲くようです。
疑似木の下にも何枚かのカタクリの葉。
その後もあちこちから出ていました。
こちらは明星崖の岩場かな?
見上げるPさん・・・
11時8分、登りも一段落して、分岐に着きました。
この辺りが、天満神社と山頂の分岐です。
もちろん、先に山頂に行くことにします。
分岐のすぐ上が車道になっています。
おはようございます。ユリワサビ、先日小仏関所跡へ行ったとき見てきました。可愛い白い花が咲いていました。サクラの花がなかなか咲いてきません。今日あたり咲いてほしいです。
投稿: おみや | 2022-03-25 05:05
おみやさん、こんばんは。
ユリワサビ、小さくて白いので目立ちませんが、可愛い花ですよね。
そうですか、そちらでもご覧になったのですね。
桜…多摩方面は寒いので、まだ咲かないのでしょうか?
私の済む市内では、ちらほら咲き始め、今日も車で走っていたら、咲いて
いましたよ。春ですね。
投稿: keitann | 2022-03-25 22:38