サラサドウダンの咲く広戸仙へ、その1、白い花が多い
5月の日曜日は所用でずっと山に行けなかったPさんでしたが、5月の第4週の週末は土曜日の天気が良さそうです。久しぶりに一緒に歩けそうなので、その前から気になっていたサラサドウダンを見に行くことにしました。サラサドウダンと言えば岡山の那岐山が有名で、私も過去2回ほどRさんやPさんと一緒に那岐山へサラサドウダンを見に行っています。ところが那岐山のサラサドウダンがシカ害で木が枯れてしまい、今年はほとんど咲いてないそうです。道理でyamapを見てもサラサドウダンの画像が上がってないはずですね。
那岐山近くの広戸仙ならサラサドウダンも咲いているそうなので、5月28日に訪問することになりました。高知の山仲間のAさんもあのあたりは一度も行かれてないそうで、参加されることになりました。
PさんとRさんは、今は亡き岡山の山仲間のYさんと一緒に広戸仙にも登っているようですが、私だけはその時に九重のミヤマキリシマを見に行っていて、登ってないのでした。
↑今年は広戸仙で見てきたサラサドウダンです。
当たり年とまでは言えなかったようですが、それでも数年ぶりで眺めることができました。
5月28日当日は坂出のいつもの場所に7時集合になりました。
車出しは今回もAさんが引き受けてくださったので、目的地には早めに着きそうです。
高速岡山道から中国道に乗り換えて、久しぶりに津山インターで下りました。トイレ休憩とお昼調達のために途中のコンビニに立ち寄ってもらいました。
登山口は声ヶ乢という場所らしいですが、道中に池があって今から登る山なみが綺麗に見えるそうで、寄って行こうと話してたのですが、別の道を通ったらしく、気がついたら登山口の峠の茶屋に来てました。
↑ここが峠の茶屋で駐車スペースはそれほど多くなく、すでに満車だったので、路肩の広いところに駐車しました。峠の茶屋には8時55分ごろの到着で、我が家から石鎚に行くより早いです(^^;)
なお、帰りに確認したら、ここにはトイレもあるようでした。
で、茶屋という名の通り、下山してくると飲み物なども買えます。
まずは登山口まで、少し車道を歩きます。
↑車の見えているところが峠の茶屋です。
道端で咲いているのはノイバラですが、綺麗ですね。
これはその時は思い出せませんでしたが、中国地方では時々見かけるゴマギのようです。
ここが登山口のようです。
9時2分にここを登り始めました。
まずは第一展望所というところを目標に歩き始めます。
まず出迎えてくれたのは花弁が5枚なので、ニガナのようです。
5月下旬になると野山にニガナが咲きますね。
登山口のすぐ上にタツナミソウの仲間が咲いていました。
こんな場所に生えるのはオカタツナミソウ?と思ったけど、ちょっと雰囲気が違うようです。
葉と葉の間が間延びしているようなので、イガタツナミソウというものかもしれません。
イガタツナミソウは「節間が葉より長い」とあります。
タツナミソウの見分けには茎の毛の様子を見る必要があるようですが、そこまで丁寧に撮影してないので、私の同定が合っているかどうかはわかりません。(^^;)
岡山の山はたいてい、こんな風になだらかな道を登ることが多いですね。
後ろから比較的年配のご夫婦も歩かれてこられました。
これも登り始めからやたらとよく見かけたテンナンショウの仲間です。
テンナンショウは地域によって見かける種類が違うので、いろいろと調べたところ、コウライテンナンショウではないかと思いました。
こちらは四国でもおなじみのコガクウツギの白い花。
少しだけ下のほうが見える場所があって、池が見えています。
あの池が、立ち寄るつもりだった池なのかな?
タニウツギが出てきました。
中国地方の山に初夏に行くと見るのが楽しみな花です。
四国には咲かないピンクの優しい色合いのウツギですね。
登山口辺りでは花が終盤のが多かったけど、もっと標高を上げると見ごろの株も出てくることでしょう。
ノイバラも被写体としては可愛くてよいですね。
うちの庭にもどこからか種が飛んできたか、この春は咲きましたけど、蔓延りそうなので花後にカットしましたが、野で見る分には可憐でいいです。
Aさんに教えてもらって、ナツハゼの花も撮影します。
ナツハゼは香川の里山にも多い木ですが、今年は香川の山ではまだ見ていませんでした。
今度はスイカズラの花で、こちらは普通にドライブしていても、車が山地に差し掛かるとよく見かけます。
またまたゴマギの大きくて白い花・・・・
先ほどから何度も見かけるコウライテンナンショウのファミリー??
大きいのから小さいのまでずいぶん大家族ですね。
道はごく緩やかに登っていて、楽ではいいのですが、標高はなかなか上がらないようです。
それでも木陰に入ってくれたので、涼しくて助かりました。
木陰の道ではマルミノヤマゴボウを見ました。
今年は高丸山の麓で見そびれたので、ここで見られて良かった・・・・
道は谷側が崩落しているような感じですが、歩く分には問題ないです。
Aさんは私たちより歩く速さが速いので、常に100mぐらいは先を歩かれています。
道標は立派な道標が立っています。
サワフタギでしょうか。
中国地方にはタンナサワフタギよりサワフタギの方が多いような気がします。
ほんとは葉の鋸歯の数とか細かいところも撮影しておけばよかったですが・・・
四国には分布しないカシワの木も出てきたので、一応撮影します。
ほんとに緩やかな登山道ですね。
遊歩道?
花はもう終盤のようだったカマツカの花です。
頭上にはエゴが鈴なりに咲いていました。
今年の山歩きで見るエゴもこれが最初でした。
うちの庭では嫌というほど見ていたのですが、やはり山で見るのは良いものです。
↑9時48分、第一展望所に到着です。
まだ1時間も歩いてませんが、今日はゆるゆるコースなので、ここいらで一休みしましょうか。
眼下にはやっぱり池が見えていますね。
中国地方の山は標高が低いので、上から眺める下界が近くて、ちょっと迫力に欠けます。
広戸仙ノ案内図がありました。
別名・・・瓜ヶ城山、山城があったんですね。
ふるさとコースというのは滝がたくさんあって、楽しそうですが、ちょっと距離が長いですね。
この日私たちが歩くのは、一番手っ取り早く山頂に行くコースのようです。
おはようございます。
サラサドウダンが綺麗に咲いていましたね。
オカタツナミソウもとても綺麗です。いろいろな花に会えて楽しい山歩きでしょうね。
投稿: おみや | 2022-06-24 05:10
おみやさん、おはようございます。
昨日はまたまた岡山の山にササユリを見に行っていて、返信が遅くなりました。
サラサドウダンは四国にはあまり咲かないので、いつも岡山に見に行ってますよ。
けれども岡山の山もシカ害が出てきたようで、困ったものです。
投稿: keitann | 2022-06-26 06:31