強風に吹かれた大川原高原、その4、トリガタハンショウヅル
お腹もすいていたので、まずは座ってお昼ご飯を頂きました。
ここは風が吹かないので、のんびりと食べることができて、良かったです。強風の吹いている場所でお昼を食べても、きっと食べた気がしなかったことでしょう。
食べてから山頂で咲いていたアワノミツバツツジをゆっくりと撮影しました。

↑色も鮮やかで素晴らしいです。

雄しべはアワもトサも10本なので、明確な違いはなかなかわかりません。
大川原周辺はアワノミツバツツジが咲くそうなので、たぶん、アワでしょうね・・・・

↑因みに2017年4月に高知の工石山で撮影したトサノミツバツツジと思われるツツジです。
どちらもシベが結構目立っているツツジですね。

ツツジの株もとでは、ここでもシロバナナガバノスミレサイシン。

↑展望を楽しむPさん
この日は那賀川流域や紀伊水道まで見渡せました。
中津峰山も見えていたと思うのですが、山座同定してくれる人がいてくれたらな~と思いました。

山頂すぐ下にも可愛いアワノミツバツツジの株。
やっぱりシベが目立ってますね。

でも、少し離れたところにはどう見てもコバノミツバツツジにしか見えないツツジも咲いていました。
花が小さくて大人しい雰囲気ですね。

反対側の山頂直下にはヤマザクラも・・・
シカの雰囲気があるけど、全体的には良い場所でした。
さて、お腹も満ち足りたら、下山するとしましょうか。

下り始めた途端にトリガタハンショウヅル発見。
この花は、周囲の木々があまり芽吹いてない時にもう咲くんですね。
おかげで見つけやすくて助かりました。

でも残念ながらまだ開花していません。
標高1000mですからね。
作業道迄下ったら、ちょっと下りすぎたようです。
Pさんが地図を見てくれました。
帰りは作業道を通って帰る予定だったのに、ここまで来ると少し作業道を引き返さないと・・・・
無事に作業道の入り口まで下ってきて、ここからは車道歩きです。

道路法面で咲いているコタチツボスミレの白花。

葉が花より小さいですね。

作業道わきにはムラサキサギゴケ。

ちょっとした山地にはたいてい咲いているナガバノモミジイチゴの花。
今年も何度となく見ました。

アカバナスミレとコタチツボスミレのツーショットです。
アカバナスミレの花色がずいぶん紅いのがお分かりいただけると思います。

これは?
花を見るとニオイタチツボスミレですね。
でも香りがありませんでした。それに葉も小さめです。
香りがないニオイタチツボスミレもあるのでややこしいです。

直ぐ近くの株もニオイタチツボらしく、葉の基部が丸まっているのも特徴なので、やはりニオイタチツボかな?

まだまだ綺麗に咲いているキブシの花。

この階段を上がっていくと、峠のお地蔵さまに出られそうですね。

PさんとRさんは階段下で咲いていたヤマザクラの撮影に余念がありません。

私は桜を遠景で撮影して階段を上っていると、足元にハルトラノオ。

ネコノメソウの仲間がありました。
黄色いのでいつものニッコウネコノメと似ていますが、ちょっと雰囲気が違います。
「花被片は褐色で直立し裂開直前の葯は暗紅紫色」という条件にぴったりなので、ヨゴレネコノメですね。
徳島迄来ると、やっぱりちょっと違うのを見られます。

ここでは花色が白くない普通のナガバノスミレサイシンが咲いていました。
花がちょっと傷んでます。
というか奇形?

峠のお地蔵様のところまで帰ってきました。

先ほどは下ってきた階段道を登ります。

階段横でシキミの花が見られたのが収穫でした。

↑何かを撮影中のRさん
スミレ??

ようやくカタクリの咲く場所までやってきました。

が・・・・寒いのと時期がちょっと早かったのとで、カタクリは閉じてました。

ヒメエンゴサクかヤマエンゴサクかわからないのですが、皿ヶ嶺ではわんさか咲いていたのに、ここは少なめですね。

ぐるりと周回してきて、風車が見えてきました。

駐車場へ向かっていたら徳島の花友さんからラインが入っていました。
彼女も大川原に来られていたそうですが、すれ違いでした。残念。
帰りはいつもの道を下っていたら、途中、いつも車を停めて眺めるヤマザクラが見えてきました。
車道もあちこちで工事中で、以前はよく見ていたヒゴスミレなども見られなかったですが、これは後ほど県境散策で見られたので良かったです。

ヤマザクラを眺めたついでにぶらぶらしていたら、またしてもトリガタハンショウヅル発見。
ここも意外とトリガタの多い山なのかも?
これで私的にはトリガタハンショウヅルを見てないのは高知のみとなりました。
風が最初から最後まで強く吹いてウインドブレーカーを脱ぐことができない散策でしたが、いつものメンバーで歩けて楽しかったです。

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