シラユキゲシ開花
娘が4年間の大学生活を終えて、部屋を引き払うことになったので、車で下関まで一っ走りしてきた。
考えたら丁度4年前には、娘の部屋を探しにやっぱり下関まで走ったのだった。あの年は暖かな年だったのか、桜がもうちらほら咲いていたと思う。私は短大に一年間在籍した後、某私大に入りなおしたので、東京には5年もいたっけ。自分自身が下宿を引き払ったときの思い出が鮮明に残っておるものだから、車の後ろの席に座って感慨にふけっている娘の顔をバックミラーでちらちら窺った。
下関の町は運転が嫌いではない私にとってもずいぶん地理のわかりにくい町で、いつも高速を下りて娘の部屋に行くのに、いちばんの近道をうまく行けた試しがないんだよね。それほどこの町は東西南北がわかりにくい。三方を海に囲まれて、陸地はと言えば特徴のない山々があちこちに散在しているから、目印になるようなものがないというのがその理由かも。
その海に囲まれた立地条件のおかげで当地のスーパーでは、瀬戸内では見たことのないような魚介が並ぶ。
シマアジの大きいのや関サバなども見かけるよ。
夕べは最後だと言うこともあり、娘の卒業祝いを兼ねてフグを食べた。関門橋を見渡せる海辺のお店で、トラフグの刺身、イカ刺し、フグシュウマイ、春野菜の天ぷら、角煮などを頼んで、私は熱燗も。なんと言う銘柄か知らないが辛口で美味しかった。
そして、この時期に高速山陽道を走ると言うので楽しみにしていたのは、山陽道から見えると思っていた白い花。
これは4年前はまだ山歩きを再開してなかった私にはわからなくて、てっきりタムシバの花だと思っていたのだけど、今回は運転しながらちらちらと観察したところ、どうやら馬酔木の花のようだった。4年前に私が見たのも馬酔木だったんだろうか?
もっと大きい花のように思ったけど。
倉敷で助っ人に駆けつけてくれた息子を下ろして、横風の吹く瀬戸大橋を渡って、自宅に帰り着いたのは5時半だった。
辺りはまだ明るくて、軽トラックの運送屋さんがうちに着くまでに、二日間の留守の間に咲いた花を観察したよ。
そうしたら、シラユキゲシが真っ白な花を咲かせていた。
ヒゴスミレもたった2日間でずいぶん多くの花を咲かせていて見事だよ。
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