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2005-07-04

深夜の映画鑑賞

私はテレビを見る習慣があまりない。

唯一、テレビのスイッチを入れるのは、深夜、後片付けも終ってからかなぁ。

それも普通の番組ではなく、自宅で14年程前から引いているケーブルTVを通じて放映される映画専門チャンネルを観る。もともと映画は好きだけど、劇場に行って観られるのは精々月に2回がいいところ。実際は月1か二ヶ月に一度ぐらい?

映画専門のチャンネルはケーブルTVを引くと無料で観られるものと有料のスターチャンネルというのがあって、もう7,8年前からこのスターチャンネルも有料で観ている。

ところがこの無料のほうの(勿論、ケーブルTVの聴取料は必要だけど)チャンネルは最近ムービープラスという名前に変わったんだけど、ちょっと古いけど面白いものをやっていたりする。たとえば、うんと以前にはアントニオ・バンデラスがハリウッドに来る前にスペインで出ていた映画など。田舎の劇場に来る映画って、ハリウッドものか邦画しかないので、こういうヨーロッパ系の映画は妙に面白く感じる。

話が逸れた。ともかく、プログラムを見てから「これを観よう」というのではなく、一日の用事もあらかた終って、ごろりと横になって映画のチャンネルを回した時にやっていた映画、これに妙にはまることがある。

先週の半ばにやっていた映画に「Secretary」というのがあった。冒頭からうまく観られた訳ではなく、始まって15分ぐらいからだろうか?この映画のことは以前、新聞だか雑誌だかの評論を見た記憶があって、タイトルはすぐわかった。

ジェームズ・スペーダー扮する弁護士に雇われた若い女性のお話だ。どうやらこの女性、何かあると自傷行為をしてしまうらしい。弁護士にタイプを打つように言われてタイプミスを注意されると自分の足を裁縫セットの鋏で傷つける。弁護士のほうは逆にマゾの傾向ありのようだ。2人のやり取りがおかしくて、ついつい引き込まれて、最後まで見たかったけど、そうすると3時を回りそうなので、諦めた。それが金曜日の深夜にたまたまTVのスイッチを入れたら、丁度、冒頭部分をやっていた。金曜日の夜だし、翌朝は末っ子の学校も部活もお休みだし・・・ということで最後まで観た。

2人とも相当代わった性癖の持ち主だし、きわどい描写もあるので深夜の放送にならざるを得ないようなものだけど、そこがいいんだね。ヒロインのリーが付き合っていてプロポーズされる男性がいるんだけど、結婚直前になって、ウエディングドレスの衣装合わせまで済ませた後に「貴方ではダメなの」と婚約破棄。ちょっと「卒業」を髣髴させるなぁ。その後も行き違いがありながらリーの愛は強く、2人はハッピーエンドに。観終わったらすぐに内容を忘れてしまうような映画が多い中で、印象に残る映画だった。一つ間違うと暗い映画になりそうなテーマだけど、鑑賞後に爽やかな後味が残り、ユーモアもあって、ここ数年で観た中ではピカイチかなぁ。

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