仙丈への旅、その2、長谷村に向かう
農園を後にするとき、農園入り口で可愛い白花のゲンノショウコを見つけた。ゲンノショウコは秋の花だと思っていたが、初夏の花、ホタルブクロと一緒な時期に咲いてるんだね。
ご主人に教えられたとおり、来た道をそのまま北上する。
まるで別荘地と言う雰囲気だね。
ちょっと走るといろいろな花が咲き乱れているので、時間を気にしつつも花の撮影をせずにはおれない。
走っていたら、アサギマダラ発見。去年、剣山で見かけて以来、一年ぶりの再会だ。
カメラを10センチまで近づけても、逃げようともしないで、必死で蜜を吸っている。撮影している間に数羽飛んできて、ツーショットの画像も撮れた。このヒヨドリバナの蜜はよほど美味しいのかいつもヒヨドリバナにとまっているのを見かけるよ。
ほかにもクガイソウ、シモツケ、ショウマ、バイカウツギなどを見かけた。
これも道端で見かけたキバナノヤマオダマキかなぁ。オダマキは自宅でいっぱい育てているけど、自生のは初めて見たので、ちょっと感激。
これも道端で見かけたヤナギラン。ヤナギランは四国では見かけない花なので嬉しくなる。はるばると来た甲斐があった。
道は未舗装の部分を15分ほど走るが、それでも四国の山道はもっとすごい道もいっぱいあるので気にはならない。気になると言えば、せっかく、洗車したばかりなのに、泥はねしてしまうことぐらい。(^^;)
30分ほど山道を下った12時10分、もとのR152に出た。ここからはまっすぐに北上するだけ。私はたまたま大鹿村から長谷村に抜けるためにこの国道を走ったのだけど、このR152はもともとは秋葉街道とも呼ばれて、静岡の塩を信州に運ぶための道だったらしい。また中央構造線沿いに走っているので、途中、北川露頭といって構造線が露出している場所の標識も見かけた。時間があれば、ぜひ、見学していきたいところだけど、これもパス。道端でなにやら青い花を見かけたので、車をとめてよく見たらクサフジだった。しかし、四国で春にいっぱい咲く外来種のナヨクサフジと違って、これはどうやら日本に自生しているクサフジのようだ。
途中で対向した車はほんの2,3台という交通量の少なさは四国の山道と匹敵するかもしれない。
12時25分、分杭峠に到着。ここが大鹿村と長谷村との境界だ。
ここでSさんの携帯に電話してみたが、電波が届かない。勿論メールも送れない。後でわかったんだけど、この辺り一体は電波の届かない地域らしい。
仕方ない、行ってみて二人を探すほかないようだ。
美和湖手前で右折して戸台とかかれた方向に走る。途中で、マイクロバスを一台追い越して、間もなく仙流荘に着いた。
行く手に女性が二人見えると思ったら、それが先輩のOさんと後輩のSさんだった。登山者がもっとたくさんいるかと思ったら、辺りは閑散としている。どうやら。私が追い越したバスが12時45分発の北沢峠行きの村営バスだったらしい。3人で相談して、今日は北沢峠に入るだけなので、最終の14時10分のバスに乗ることに。私はお昼をまだ食べてないので、仙流荘で食事をすることにする。
シーズン前だからか、人影も無く閑散としているようだ。食後に山登り用の服装に着替え、売店で日本酒「仙醸」の4合瓶、ブルーベリー(行動食用)、苺のアイスクリーム(バスの中で食べるための)を買い込んで最終のバスに乗り込んだ。
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