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2005-07-17

仙丈への旅、その3、北沢峠

北沢峠に向かう村営バスには私たち3人のほかに、4,5人の人たちが乗り込んだ。ほとんど女性ばかり。こんな平日に来れるのは、主婦ぐらいなものだろう(^^;)

書き忘れたが、マイカーは仙流荘すぐそばに広い駐車場があるので、ここにとめておけるよ。

戸台大橋は一般車が通行できないようにゲートがあって、バスが着くとそのゲートが持ち上がる。ここから先はいよいよ南アルプス林道だ。後輩のSさんは学生時代に単独で仙丈に登ったことがあって、その頃はこの林道がまだ開通してなくて、戸台川に沿った道を下山した帰りにとぼとぼと歩いたそうだ。バスでも約1時間はかかるという道のりだよ。私とOさんは北沢峠には今回が初めてだ。

バスはぐんぐんと登って、しばらくすると戸台川がはるか眼下に見える。運転手さんはバスガイドさん並に景色の説明だの花の名前だのをアナウンスしてくださる。花は道路法面にショウマやヤマホタルブクロ、クガイソウなどが咲いている。センジュガンピが咲いていると言うアナウンスで急いで窓から見たら、綺麗な白い花が咲いている。マイカーではないので、車をとめて撮影と言うわけにはいかないのが辛い。

反対側の窓からは鋸岳がド迫力で見える。この山は名前だけは知っているが、ロッククライミングをする人が登るみたいで、私たち一般の登山者には馴染みが薄い。

dsc00814 やがて、懐かしい甲斐駒も姿を現した。甲斐駒には大学二年の時に黒戸尾根経由で登っているが、梅雨時で雨にぬれながら登り、写真も一枚もないので、今回はその姿をしっかりと脳裏に刻みたいもの。

dsc00817 画像中央にちょっと白っぽく移っているのが甲斐駒の姿。この山は山頂付近が花崗岩で出来ているのとピラミダルな山容ですぐに見分けがつく。

久しぶりの3000m級の山々に、ちょっと興奮してしまうね。

山に見とれているうちに「大平山荘前」というアナウンス。慌てて、荷物を持つ。なんとなく終点の北沢峠まで行って、そこから今日の宿舎である大平山荘まで歩いてくればよいと思っていたけど、山荘前がバス停になっていたのだ。

大平山荘前には山からの水を引いた水場があって、絶え間なく清冽な水が流れ落ちている。

まずはこの水で手を洗う。

小屋には女主人がいらしたので、「お世話になります」と挨拶。旅館並にお茶とお茶菓子が出された。お茶をいただいたら、早速、散策。先ずは北沢峠まで行こうということで小屋の横を通っている樹林帯の中の道を登る。小屋の付近には花が少ないということだったけど、登り始めるとすぐにゴゼンタチバナが咲いていた。四国では見かけない花なので嬉しくなる。

dsc00826 樹林の下であちこちに咲いている。ギンリョウソウもちらほらと見えて、Sさんはこのギンリョウソウのほうを熱心に写真に撮っている。

私はといえば、ギンリョウソウは四国でもよく見かけるので、珍しくはない。

ゆっくりと歩いても10分ほどで北沢峠に着いた。

dsc00827 峠付近の森はこんな風に針葉樹で覆われている。たまにナナカマドやダケカンバも見かける。

北沢峠は標高2000mほどで信州から甲州に抜ける峠である。

仙丈や甲斐駒の登り口として、岳人ならその名を知らない人はいないだろう。

林道の傍らは湿地になっており、おなじみのバイケイソウが花を咲かせている。よく見るとキバナのヤマオダマキも咲いていた。そして、野生種の花とは思えないほど大型で派手な色のクリンソウが咲いている。これは自生なのだろうか?それとも植えられたものかなぁ?

dsc00832 他にもトンボソウらしき野生ランや白っぽい花の野生ランもちらほらと咲いていた。

ぶらぶらと歩いて、長衛小屋のほうまで行き、幕営地も見てきた。沢のすぐ横にある幕営地にはテンとは一張りもない。Sさんによると夏の最盛期にはここはテントで埋まるそうだ。野呂川のせせらぎを聞きながら眠りにつくのもいいだろうなぁ。

小屋の食事が5時からなので、4時過ぎには引き返す。小屋に着くと、すでに夕食の用意が出来ていて、デザートまでついていた。ご飯は懐かしいお櫃に入っていてお代わり自由。

私とOさんは「仙醸」の瓶を開けて、コップに一杯ずついただいた。名目は寝つきを良くすること(^^;)

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