野焼き
近くの山間の農家の方が野焼きをしている。木の枝を燃やしているらしい。
火が爆ぜるバチバチという音が100mほど離れた道を歩く私のところまで聞こえる。
晩秋の風物詩だ。ダイオキシンの問題などで野焼きが問題になっているというけど、讃岐ではむしろここ数年、野焼きが復活しているようにさえ思う。田舎育ちの私はこの野焼きの匂いを嗅ぐと、晩秋を実感せずにはおれない。
近くの刈り入れがとうに終った田んぼの畦にはゲンノショウコがまだ咲いている。色合いが珍しいピンクなので、もしかするとミツバフウロかも知れない。葉っぱを確認すべきだった。
ミコシグサと呼ばれる種もいっぱいつけていたよ。
近くにはアゼムシロもまだ咲いている。
山や林の中で見るのと違って、あぜ道のキツネノマゴは草刈にあうので草丈が低い。それに日当たりがいいから花つきのいいこと!
裏手の山の中の小道に入るとサルトリイバラの赤く色づいたのが見えた。ここまで赤くなると、もう飾っておいても花に負けないほど綺麗だ。
サネカズラは以前見つけた株は実を何個もつけて見事だったけど、今年は実のつき具合が悪いようだった。近づけないので望遠で撮影した。
ウイルスにかかって斑入り模様になったヒヨドリバナが、珍しく綺麗に咲いているので撮影した。普通はウイルスにかかると生育がとまって、花を咲かせないことが多いみたいだけど。
晩秋の花をたっぷりと見て、帰路についたのは4時半だった。
コメント