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2005-11-01

賑やかに里山散策その3

天気予報では降水確率50%だったそうで、頭上に急に雲が広がってきた。

案の定、少しパラパラし始めた。

西の空は明るいから通り雨だと思うけど、見たかった花も見られたことだし、そろそろ車に取って返すことに。

車まで戻っているうちに何の事はない、雨はすぐに上がった。

また青空が広がってきた。

午後からはお天気が良さそうなら大麻山に行こうという手はずだったので、今度は善通寺方面に向かって走る。

途中、私の好きな美味しいうどん屋さんでお昼を食べる。このお店は観光客向けではないので、地元の人しか来ない小さなお店だけど、味は抜群。

Dsc00964

この前と同じコースで車道を8合目まで上がる。友人のHさんに寄ると、大麻山は琴平側からも車道があるそうだ。今度はそちらからも上がってみたいもの。

午後からの天気は予報ではあまり良くなさそうだったらしいけど、空は青空で崩れそうな気配もない。同行のうちの一人、Kさんとは2004年の春から夏にかけて剣山や皿ヶ嶺、讃岐富士などに一緒に登ったものだけど、それ以降、彼女がフルタイムでの仕事を再開したり、体調を崩したりでしばらく山からは遠ざかっていたもの。夏前から「ようやく体調も元どおりになったので、機会があったら一緒に行きたい」と言われていた。復帰第一弾としてはまずまずのコースかなぁ。

途中、ムベの実があるところで一度車を停めた。

Dsc00896 ムベのツルの手前にヤブムラサキを発見。この前もここに来たはずなのに、その時は気付かなかった。私はムラサキシキブかコムラサキの名前しか知らなかったが、Rさんがこれはヤブムラサキだと教えてくれた。実のつき方が少ないのはヤブムラサキなのだそう。

ムラサキシキブは、昔、実家に植わっていたので、これだけは知っていたが・・。それにしてもこのヤブムラサキの花って、どんあのだろう?きっと地味な小さな花なんだろうなぁ。

Dsc00904 先日のタンキリマメ、サヤが弾けているのもあるね。黒々として光沢のある豆は宝石みたいに綺麗だ。これが真っ赤なサヤの中に納まっているんだから、自然の作り出す美ってほんとに素晴らしい。

Dsc00908_1 林の縁ではツルリンドウもまだ咲いている。ここのは花が大きくてとりわけ綺麗だ。

Dsc00917 やがて、ゲートのところに着いた。車が入るのはここまで。ここからは山道を登る。靴を登山靴に履き替えて急な山道を登り始める。とはいっても山頂までは15分ほどだから、なんてことはない。

登り口付近でアオツヅラフジ発見。これは種子の形がアンモナイトの形をしているんだよ。

この前オケラの花を見たのはこの辺りだけど、咲いている花はどうにも見つからない。やはり個体数が少ないと見える。

Dsc00924 山道の傍らの木の枝にアケビがぶら下がっている。手が届く場所なので、採ってみた。同行のHさんは私の高校時代のバレー部仲間だけど、実家が私の実家の隣町。町とは言っても私も彼女も実際は田舎育ちで野山を駆け回って育っているので、共通な体験をしている。鶏はハコベが好物だとか、山にコクバ(松の枯葉のこと)を採りに行って、お風呂の炊き付けにしていたとか・・・。(もっとも、私は祖母の家に一年間仮住まいしたときの経験だけど)彼女も私も近くの山で松茸を見つけたことがあるとか・・。そんな話が弾む。

話しながら登るその道の傍らには春はフデリンドウやウグイスカグラが咲くんだよ。

今はニシキギやコマユミの赤い実が可愛く彩りを添える。

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