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2005-11-01

イメージバトン「幻想」

ブログ仲間のアッキーさんからイメージバトンが回ってきました。

今度のお題は「幻想」だそうです。これは連想ゲームみたいなもので「イギリス」→「オースティン」→「サイケ」→「色」→「風水」
→「オレンジ」→「NICE CHOICE」→「心の栄養」
→「融合」→「文化」→「アメリカ」→「決断」→「海」
→「ストレス発散」→「自分への小さなご褒美」→「ゆとりの時間」
→「幸せなひととき」→「家族の元気」→「幸せな顔」→「香り」
→「包容」→「コーヒー」→「学生時代」→と続いてきて、アッキーさんに回されました。

アッキーさんはこれを受けて「幻想」とイメージを繋げたようです。

従って私の受け継いだお題は「幻想」ですね。

出来たらコーヒーとかシネマみたいに具体的なお題の方が書きやすかったなぁ・・ブツブツ・・・。

「幻想」という言葉で今の私が思い出すのは、4年前の早春に高速山陽道を走っていて見かけたタムシバの木の群生でしょうね。

山に登る所為か、山にガス(霧のようなもの)がかかっていて、そこに何か綺麗な花が咲いていると幻想的に感じてしまう。しっかりとデジカメで撮影したものなんかはそんな風に思わないんですよね。撮影することも出来ず、一瞬、垣間見た、そんな光景を幻想的と感じます。今まで幻想的と感じたことをあげて見ます。

まず、二十歳の時に登った苗場山で見た、大袈裟でなくシャンデリアみたいだった星空。満点の星とはあのことか、と思うほど、手に取れそうな星でした。このときは同期の山登り仲間15名ほどと一緒に登って、今では禁止になってるかも知れないけど、山頂に幕営することが出来たのです。3パーティーに別れて登って、山頂で合流し、山では勿論のことお酒を酌み交わしました。アルコールをしこたま聞こし召し、ふらつく足元でテントから出てみれば、辺りには池塘が点在していて、池塘の水面は満点の星を映しだしていたような・・。酔っ払って池塘に足を突っ込んでしまった男の子もいたような・・。何しろこちらも酔っ払ってて、確かな記憶はないけど、とにかくあの星のものすごさだけが幻想として残っている。あれから数十年経った今もあれより綺麗な星は見たことがない。二年程前に同期の男の子に再会したとき「山でいちばん綺麗だった星は?」と訊いたら、やはりその時の星だといってました。幻想であるからには写真が残ってちゃダメなんです。

写真もなく、記憶も曖昧で夢か現実かわからない、また遭遇してみたいけど、もう二度とは見られない・・そんな状況設定でないとね。

そういう意味では高速からちらちらと眺めたタムシバの花もその条件にぴったり。

このときは娘の大学入学に際して住む場所を決めに行ったときだったか?ともかく、山陽道は土砂降りに近くて、丁度噴福山から広島に向かう途中で、行く手の左側にぼーっと白い花をつけた樹木が浮かび上がって・・。運転しているので、視野の隅には感じるけど、それが何の花であるか確かめるほどきちんとは見られなくて。まだ雑木林は芽吹きする前で、山の木々は裸木が多く、雨の中煙るように咲いている白い花の群生・・。幻想的とはまさにこのこと。私の中では東山魁夷の絵のイメージが浮かびました。

この4年間それがほんとに咲くものなのか、ほんとにタムシバなのか(タムシバと決めたのはネットで調べたり、私なりにこちらの山で咲くのを見てそう判断した)折りに触れて思い出しては。また見てみたいものと思ってましたよ。そうしたら、偶然、今年の4月初めに義妹がやはり同じルートで尾道に行くことがあったそうで、帰りの車中からその白い花の群生を見たそうです。これでようやく、私が見たのは幻想ではなかったと・・。今度は丁度花の時期に見に行きたいような気もするけど、やはりあのときの幻想のまま留めておきたいような気もします。今度見たら、なんど、こんなものだったか、と言いそうな気も。

雨の中、運転中で充分見ることが叶わなかったからこそ、美しかったのかも知れない。

幻想とは、そのようなものですね。初恋は叶わぬからこそ美しい、それに似ているかも知れない。

長くなったけど、それでは幻想に対して私が抱くイメージは「叶わぬもの」かなぁ。

で、次に渡す人がいないので、しばらく保留ということで・・。(^^;)

もう一つ、これを渡してくれた人のイメージ。

アッキーさんに持っているイメージはやはり九州男児でしょうか。(^_^)

大学時代、周囲に九州出身の男の子や先輩が結構多かったのです。

皆、剛毅な感じで、喋るときのあの独特のイントネーションが同く四国の田舎出身の私としては、気遣いしなくていいのでほっとできたり、また物足りなかったり。東京出身の子はやはり全然違いましたね。あ、これは、九州がださいというわけでは勿論ないですよ。

四国も九州も山や海がバックボーンにあるから、質実剛健ですね。

繊細なものを持ち合わせていても、それを全面に押し出すのは照れくさいというか・・。

筋目もきっちり通っていて、年代は違っていても安心してコメントし合えますね。

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コメント

ご回答ありがとうございました。
ちょっと、違う箇所で、思いをはせていました。
学生時代の山仲間の話で、アメフトのときの仲間を思い出してしまいました。
もう一度あのときに帰れたら...。これも「叶わぬもの」なんでしょうね。
私のイメージですが、自分では、ただのお調子者なんですが、どこかに九州っぽさが出てくるんでしょうね。内心、不思議でした。
とても面白かったです。本当にありがとうございました。

アッキ~さん、こんばんは。若い頃の体験って、一生の思い出になります。同じ釜の飯を食った仲間は数十年の時を経て再会しても、一瞬のうちにその頃の関係に戻れます。
青春期に打ち込めたものがあるというのはお互いにとても幸せなことですね。
この12日から、私のほうは山登りの先輩達と一泊で旅をしますが、思い出話に花が咲くことと思います。
常々思うんですが、関西以西の人間はサービス精神がありますからね。アッキ~さんも無意識のうちに場を盛り上げようという意識が働いているのでは?ワタシ?こんな風に真面目に書いてますが、実物はいい加減なヤツです。(^^;)

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