2005年、野山の花ベスト100,10月①
ツルリンドウは8月末から花を見ていたのに、ここで初めてのアップになった。
野山を歩くものにとっては秋には必ず見かける定番の花だ。
淡い紫ともブルーともつかない花は直ぐに受粉して赤い果実をつけようとする。
目が慣れないと最初は見つけ難いかも知れないが、8月末から10月末頃までと花期が長いので、その間に山に行くと何度も見ることが出来る。
これも秋の野山では必ずと言っていいほど見かけるアケボノソウ。この画像では見られないが、花弁の模様の緑の円は蜜腺があって、よく蟻がここにとまっている。
それほど山奥に行かないでも、沢沿いならば、車で林道を走っていてもよく目にする。
こちらの野山でも良く見かけるニョイスミレの変種だそう。うあはり湿った場所を好むようで、花期は4~6月とあるから戻り咲きに違いない。
同行したネット花友さんと「なんでこんなところにマーガレットが咲いてるんやろ?」と不思議がっていたら、マーガレットではなく、この湿原付近の固有種であるミコシギク。まるでシャスタデージーかマーガレットそっくりの花だが、よく見ると葉っぱが違う。
四国の山では良く見かけるリンドウだが、全開していることが少なく、今年は陽射しは充分だと思ったのに、開いている花を見ることが出来なかった。三重の朝熊山(アサマヤマ)で見つかったのでこの名がついたとか。普通のリンドウより色が優しいと思う。
今年はずいぶん小さい株が多かった。
この山に10月に登る目的はこのセンブリとアサマリンドウだ。
同じ山で、生まれて初めて見たツクバネの実。デジカメの充電切れで仕方なく携帯のカメラで撮ったもの。それにしてもこの不思議な形の実はよくぞこんな実が自然につくものだと感心してしまう。
keitann様 こんにちは
三河では朝から雪が舞ってはいますが、積もる雪ではなさそうです。
今年の年末は寒さに攻め立てられますね。
リンドウ科の名花が並んでいて目移りがして仕方ありません。
中でもアサマリンドウは初めて見る花になります。
浅間山かと思いましたが朝熊山の方ですね。
こう云うものを見るにつけ、季節に行脚していろいろな花に出会いたくもなりますね。
ツクバネに出会って、狙っていたかのようなバッテリーの放電・・・情けない、しかし、万人共通の悲劇ですね。
来年に期待をつなげておきます。
投稿: ぶちょうほう | 2005-12-27 14:17
ぶちょうほう様、こんばんは。
こちらも午後からのお出かけでは小雪が少し舞いましたよ。とはいっても、今日は先週に比べると、寒さもまだ我慢できる程度のものです。
アサマリンドウはぶちょうほう様もまだご覧になってないのですね。三重の山にも自生するらしいですから、10月頃に意識して歩かれると見つかるかも知れませんね。学名がGentiana sikokiana となっているぐらいなので、四国で一番見られる花なのでしょうか。
ツクバネは以前にどこかで名前と画像を見たことがあり、見た瞬間「あ、ツクバネだ」と思いました。何しろデジカメの充電切れでアサマリンドウもセンブリもツクバネも、思う存分撮影出来なかったのが心残りです。一応、県内の山ですし、それぞれが咲いている場所も良く覚えているので、来年また行ってみますね。
投稿: keitann | 2005-12-27 21:10