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2006-02-04

黒戸山に登るその4

山の斜面が急勾配なので、道は九十九折れになっていて、ぐんぐんと高度を稼ぐ。

下方に見える瀬戸内海が綺麗だ。

Dsc01595

真正面は詫間の粟島だ。この島は高校生のときにバレー部の仲間でよく海水浴に行ったもの。須田港という小さな漁港から船で20分ほどの沖合いにあるが、つい2年程前に牡蠣料理を食べに数十年ぶりで行ったばかりだ。肉眼だと中国山地の山々も見えるが、カメラでは思うように写らない。

Dsc01599 詫間の工場地帯の向こうに庄内半島が見える。手前はやはり粟島で、中央に小高く見えるのが紫雲出山(しうでやま)地元のものはしうんでやまと呼ぶ。右に連なっているのは半島の突端。紫雲出山は山頂に桜が植えられていて、海と桜の両方を楽しめるスポットとして、最近、人気上昇中とか。

私も車では数度上がっているが、近々、足で登ってみたいと思っている山の一つ。

Dsc01588 やがて道は稜線上に出た。

東に向かうと黒戸山、西に向かうと弥谷山のようだ。

東に進むと、ここからは保守路ではないらしく、踏み跡程度のルートになった。仕方ない・・。保守路は電力の人がきちんと手入れをしているが、山道は踏む人が少なければ、道も荒れる。まだ踏み跡が残っているだけましということだろう。

Dsc01592 この辺りもシュンランとコウヤボウキが多い。丁度、道の直ぐそばにあった株をよく見ると、花芽らしきものが覗いていた。西日が良く当たる場所なので、いち早く芽が上がったらしい。

Dsc01589 コウヤボウキのピンクの綿毛もルートの直ぐそばで揺れていたので、これももう一度撮ってみた。

Dsc01590 稜線上の分岐からわずか5分も歩かないうちにどうやらピークに着いた。まぁ、分岐から直ぐ向こうにはっきりと見えていたから、当たり前の話なんだけど。

Dsc01591 一応、三角点も撮影。

低山のピークでは良くある話だけど、ここも樹林が邪魔をして展望はほとんどない。

少し下ったところからは、西の方面が良く見えた。

Dsc01603 西方面は三豊平野を望むことが出来た。

もっと展望がよければ愛媛の山々も見えるんだろうな。

下りは海などを眺めながら、のんびり下ったが、山の上は暖かだったのに、下ると風が強くて、下ってからのほうが寒かったなんて、初めての経験かもしれない。

コメント

keitann様 初登頂おめでとう御座います。
山に登りながら島巡りまで楽しめてこれは遊覧バスに乗っているような気分です。

小生も粟島を見たり、瀬戸内海を見たりしていますが、結構忙しい思いをさせていただいています。
なるほど粟島は良さそうですね。
地図からは牡蠣のことまで読み取れませんが、ここなら良さそうです。
ところで地図を見ていて溜池の多さにもビックリ仰天です。
頂上の見晴らしの悪さが、風のないことに繋がっていたのですね。
シュンランの花芽が見られたことも頷けます。
山の頂には三角点もあり、それらしい雰囲気が漂いますね。
上天気で、贅沢な山歩きを堪能できました。
どうも有難う御座います。

低山ながら、海辺の山なので展望だけはずいぶん楽しむことが出来ました。
生憎と風が強い日で、海は近付くと波頭が立っていましたが(瀬戸内海には珍しいです)風のない穏やかな日だったら、ほんとに穏やかな瀬戸内の眺めが楽しめたと思います。
この近辺で牡蠣の養殖がされるようになってから、まだ10年ほどだと思いますが、近くの漁港に行けば殻つき牡蠣を安く分けてくれるので、都会の知り合いに送ったりしています。
シュンランの花も子どもの頃に父にくっついて山を歩いていてよく見たものですよ。
里山を歩くと、子供時代を思い出して懐かしいです。

こんにちは。三太郎です。
近くの山を歩くとシュンランに出会えるなんて!
うらやましい。

山が豊かだと牡蠣も美味しく育つらしいですね。

三太郎さん、こんばんは~。
丁度、そちらに伺おうと思っていたので良かったです。
シュンランは関東の山ではあまり見かけないでしょうか?
こちらの山には結構生えていて、特に先日登った黒戸山ではずいぶん多くの株を見かけました。
この山に登るのは私みたいに相当物好きか、地元の人か、電力の人だけだと思うので、シュンランも盗掘を免れるのだと思いますね。
珍しいものではなく、ごく普通のシュンランですしね。
うちの近くの讃岐富士でも花の咲いた株をよく見ますが、掘り取る人もそんなにいないようですよ。

keitannさん、こんばんは。

実はまだ野生のシュンランを見たことないんですよ。
もし足元にあっても花のない季節だと解らないのかもね。リュウノヒゲと区別できないかも。

園芸店にはポット苗がよく出ていますから増殖は難しくないようですけど。

三太郎さん、素早いコメント有難うございます。

そうですか、自生のシュンランはまだご覧になってないのですね。そう言われれば、こちらの山でもいっぱい生えている山もあれば、あまり見かけない山もありますね。
私の実家近辺の山はシュンランが多いようで、子どもの頃から山に行けば普通に生えているものと思ってました。
リュウノひげとは葉っぱの大きさが全然違いますから区別できますよ。私はどちらかというとヤブランのほうがシュンランと間違える事が多いですよ。でも、自生する環境が違うので、最近では生えている環境でもわかります。
どうも花崗土の山に多いような気がします。

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