進化するクリスマスローズ
クリスマスローズのここ10年余りの変遷は園芸雑誌やインターネットで見ているが、ここ2,3年はダブル咲きやピコティ咲きなどといった交配で進化した花に注目が集まっているようだ。
私は基本的に高いものは買わないのだけど、毎年、クリスマスローズ(学名ではヘレボルスということになるが)の種類は2種類ほど増やしている。しかし、もう10年以上も育てていると、そういった基本種はほとんど揃ってしまった。
この前から、時々そばを通りかかるHCにミセス・ベティラニカーが置いてあったのはもう1ヶ月前から知っていた。
白の八重咲きで、こうやって画像に撮ると、一段と美しい。
花は全部で3つで、二つは既に開花済み、画像の花も開花してかなり時間が経つのか少し傷みかけている。しかし、蕾が後一つ残っている。インターネットなどで見るお値段の半額だから、この種類としてはお買い得なのかも知れない。
こういう既に開花した株を買ってくるのは、私の好みではないが(宿根草でもほんとは種から育てるか、もしくは小さい安い小苗を育てるのが好き)、そういう幼苗が売られているのは、既に持っている品種ばかりだった。
一方、今日は12月に植え替えをしたバレンタイングリーに蕾を見つけた。
3年程前に安く購入した小苗を育てているのだけど、年々大きくなるので楽しみだ。
植え替えた後は見る見る間に葉っぱが繁った。やはり鉢植えのクリスマスローズは植え替えが必要だということがよくわかる。
夏には地上部がなくなって心配したのが嘘のようだ。(それとも、リビダスは夏には地上部がなくなるものなのか?)
keitann様 こんにちは
keitann様の拘りの姿が良くわかる記事ですね。
質問ですが、我が家に咲くクリスマスローズの赤いような茶色いようなシンプルな株ですが年々色が浅くなるような気がします。
また、逆に当初は純白であったような気がしていた花はどんどん白さに濁りが掛るような気がします。
これは気の迷いでしょうか、それともそういう傾向なのでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2006-02-11 20:47
ぶちょうほうさん、こんにちは。三太郎です。
確かにクリスマスローズの花の色は毎年少し違うような気がしますね。
我が家の鉢植えの一株は、以前は白に僅かにピンクが入っていましたが、今年は明らかにピンクです。
株の成長に伴って変わるのか、気候の影響があるのか、面白い問題ですね。
投稿: 三太郎 | 2006-02-12 08:25
三太郎様 こんにちは。
早速有難う御座います。
わが山の神様がクリスマスローズを担当して、愛培しており、小生は呑気に傍から見ているだけなのですが、山の神の愚痴が聞こえるものですから、つい質問に及びました。
やはりこの種類のものは交配により素晴らしい姿を現してくれますが、その反面、先祖帰りや、気まぐれを見せるのでしょうか?
投稿: ぶちょうほう | 2006-02-12 18:54
ぶちょうほう様、こんばんは。
お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。
クリスマスローズの花色が年によって変化するのですか?
うちの株で古いものは植えてから10年以上は経つオリエンタリスとニゲルだと思って購入した白い花の株(これは植え付けてから7,8年経ちます)畑植えにして5年以上になる濃紫色の3株ありますが、これらは毎年同じ色が咲くようです。
しかし、比較的最近に買い求めた株は交配されたものか、ニゲルでも花弁の裏がピンクに染まるものなどがあり、こちらはもしかすると年によって色合いが微妙に変わるのかも知れませんね。
ビオラもそうですが、交配してしまうのか同じ品種でも色合いが違うのが出てきます。
ユキワリソウもいろいろな花を掛け合わせることで、実に様々な花が作出されているようですね。
いろいろな可能性を秘めているところが、また、人気の高い理由かも知れませんね。
ぶちょうほう様宅の山の神様もクリスマスローズに魅せられたお一人なのですね。
投稿: keitann | 2006-02-12 19:44
三太郎さん、こんばんは。
管理人の返事が遅くなってしまいましたが、実にタイムリーなコメントをありがとうございました。
三太郎さん宅でもクリスマスローズの色が戸によって変わるのですね。
うちのは今年はまだすべて蕾で、今から咲くので今はなんともいえませんが、こうして咲く前にいろいろとコメントをいただくことで、より開花が楽しみになりました。
最初に白く咲いたものが咲き進むに連れてピンクが濃くなるのは、去年感じました。
植物の世界はほんとに奥が深いですね。
投稿: keitann | 2006-02-12 19:51
ぶちょうほうさん、keitannさん、こんばんは。
花の色は遺伝子が同じでも、咲く環境によって変わることはあるみたいですね。
ある原種のクリスマスローズは日本で咲くのと現地とでは色が違うとか、バラも本場欧州とは発色が違うとか・・・
微妙な色合いだと植物の生理状態によっても発色が異なるかも。
若い株と成長した株では異なるとか。
これからも毎年注意して見ていこうと思います。
投稿: 三太郎 | 2006-02-13 20:21
誤って二回送信してしまいました。
すみませんが二回目は削除してください(^^;
投稿: 三太郎 | 2006-02-13 20:24
三太郎さん、こんにちは。
同じ花でも(例えば同じ親株から挿し芽で育てた子株など)用土のPHなどで、色の出方は変わるようですね。
植物の生理状態や若い株と成熟した株で異なる。そういう可能性もありましたね。
私も今年はそんな細かいところも観察できるといいなぁと思います。
投稿: keitann | 2006-02-14 11:27