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2006-04-25

オドリコソウ群生

昨日、今日とようやく天候が安定してきた。

それなのに、昨日も用事があり、今日も4時ごろまで用事があったが、用事を済ませた後、山に向かって車を走らせた。

この山には秋はちょくちょく来ているが、春には一度も来てないのだ。春は野草が咲く山がたくさんあるので、なかなか他の山に登る時間と機会がないのだ。

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道は走りやすい広めの道で、なんだか野草の咲いてそうな場所で丁度車をゆっくりとめられる場所があったので、その付近を歩いてみた。

Dsc00894

最初に目に付いたのはミヤマハコベだ。平地のハコベよりも花が大きめで花弁が長くて綺麗なハコベ。

画像がピンぼけで申し訳ないですが、花弁は10弁に見えるが実は切れ込みが深いので、5弁が10弁のように見える。

このミヤマハコベも今まで割合深い山で見ていたように思うけど、こんな低山の車がビュンビュン走るような横で咲くのだと思うと、少し感動を覚える。

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この時期の山でお約束のように見かけるセントウソウもちゃんと咲いている。そして、そのそばにはこれも良く見かけるヒメオドリコソウが咲いている。

Dsc00900_1 ヒメオドリコソウの奥になにやらピンク色が見える。何だろう?と思って覗き込んだら、なんとヒメオドリコソウの直ぐ後ろ、距離にして50センチのところに本物のオドリコソウが咲いているのだ。本物のというのはおかしいけど、そのぐらい、四国の山ではあまりお目にかからない。特に香川の山では他には金比羅さんの参道ぐらいしか思いつかない。四国中で考えても宇和島城の城山で見たぐらいの記憶しかない。もっと記憶を遡ると山陰でなら、15年近く前に鳥取城址で見たことはあるけど・・。

そう言えば野草友達のRさんがこの山にはオドリコソウが大群生すると言ってたのを思い出した。しかし、こんな2合目かそこいらで咲いているとは意外だった。一年ぶりにお目にかかるオドリコソウに大感激である。

Dsc00899 ミヤマハコベとオドリコソウのツーショット。いかにも清純な娘たちという風情。

Dsc00902 道沿いにはここもクサイチゴが大群生である。真っ白な花がいたるところで目に付く。

その中で白い花は白い花でも、何か違うぞ!と思う花。我家に咲いている花なのに数秒だけ考えてしまった。なんてこったい。これはシロヤマブキではないか。

シロヤマブキの花なんて今まで山で見たことがない。我家にあるのも、きっと庭植え用なのだと思っていた。ところがである。検索してみるとシロヤマブキは広島と岡山に自生するという。この山は瀬戸内海に面していて、大昔は岡山と地続きだったろうから、シロヤマブキが自生していてもおかしくはない筈。撮影出来たのは道の近くに生えていた若い株だが、藪の中にはもっと大きい木が生えており白い花が幾つも見える。こんな場所に誰かがシロヤマブキを植えることはないだろうし、自生のかぶと考えていいだろう。やはり、いろいろな山に来てみるものだね。

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コメント

keitann様 こんにちは
外に出る機械を上手く利用されて、見事に野草に出会えている手際に感服します。
その中でもシロヤマブキはラッキーですね。
今後もどんどん新しい発見が出てくることでしょうから、楽しみにしています。

ぶちょうほう様、こんにちは。
家庭を預かる主婦ですし、それ以外にも複数の仕事を抱えていますので、時間はうまく使わないと何も出来ないで終わります。男の方と違い、丸一日家を空けるのは結構大変ですが、細切れの時間ならちょこちょこありますので、それを利用して近場の散策をします。讃岐は低山がそこここにあるので、そういう意味では恵まれていますね。
シロヤマブキは山で見たのは初めてです。
それまではこれは園芸種なのだろうと、思い込んでいましたよ。

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