タツナミソウ他
花が立ち上がって咲き、まるで波頭が立ったように見えるのでタツナミソウという。お茶花としては有名らしくて、私がタツナミソウの名を初めて知ったのは、あるお茶会でのことだった。お茶会のあと、その日のお道具や茶花の解説をしてくださるのだが、お道具もさることながら、私にはタツナミソウという花の響きがとても気になったのだった。
4年前に、自生のタツナミソウを(コバノタツナミソウだったか)ある場所で見つけて、それは感動したものだった。そして、その頃から野草散策が私の生活の一部になった。
この時期はどこの山でも見かけるホタルカズラ。しかし、この山の1合目辺りは、去年、木が伐採されたのでホタルカズラを見なかった。それが昨日は以前に咲いていたように、樹林下のあちこちで咲いている。
同じく、伐採にあった木に絡みついていたシロバナハンショウヅルは絡みつく主がいなくなったが、たくましく地面を這いずって花を咲かせている。
登山口付近のガマズミ。10日前にきたときには咲いていたっけ?ガマズミも今からの季節はあちこちで見かけることになるだろう。
薄曇りなので、フデリンドウの花は穂tんど閉じている。
川の土手にはスミレ(マンジュリカ)が咲いている。そうそう、去年もここで写真を撮ったよね。
やっぱり川の土手で群生しているノヂシャ。小さい花だけど、よく見ると淡い水色で愛らしい。これは食用になるそうで、どこかのHCのハーブコーナーで見かけたよ。
keitann様 う~ん!!!
良い花ばかりが並びますね。
こんなに見せられると、引っ越してそちらに住みたくなります。
三河の山ではフデリンドウをそう見ないので、これに遭いたいものです。
最近、ニシキゴロモとジュウニヒトエの区別に思い悩む場面が多くなりましたが、この姿なら正しい姿で、迷うことは無いですね。
近ごろ思うことですが、この二者は交配種が広く分布しているのではと、バカなことを考えています。
あまりにも中間的な姿が多いのです。
投稿: ぶちょうほう | 2006-04-29 16:02
ぶちょうほう様、こんばんは。
このエントリーで取り上げた花は、こちらではそれほど珍しいとも思えないです。しかし、シロバナハンショウヅルやフデリンドウは地域によっては見ることが難しくなっているようですね。
ジュウニヒトエは私がよく行く大川山の山頂付近にも自生しています。西洋ジュウニヒトエであるアジュガはもう15年ほども前から人にいただいた株が増え続けていますが、最初いただいたときにはジュウニヒトエと言う名前だと聞いていました。ですから、山で本物のジュウニヒトエを見たときはちょっと感激でしたね。こちらのジュウニヒトエは図鑑通りのものが多いです。ニシキゴロモはまだ見たことがありません。先日、やはりネットのお仲間がキランソウとジュウニヒトエの交雑種のような花を見つけられて、やはり悩んでおられましたよ。交雑の多いものは同定にほんとに頭が痛いです。
投稿: keitann | 2006-04-29 23:37