皿ヶ嶺、その後、サイコクサバノオ満開
4月末の皿ヶ嶺といえば、いろいろな花が本格的に咲き始めるが、今回楽しみにしていたのは、やはりこのサイコクサバノオ。今までサイゴクサバノオと書いてきたが、図鑑をあらためて見てみるとサイコクサバノオとなっていたので、改めます。
この日は天候も随分良くて雲ひとつない青空。そのおかげで、全開した姿をなかなか見ることの出来ないサイコクサバノオの画像もなんとか撮ることが出来た。勿論、私のコンパクトデジカメと私の腕前です。そこは限度がありますので、ご承知置きください。
↑画像で紫色のすじが入った、一見花弁に見えるのはガクヘン。本物の花弁は画像で黄色く見えている部分で蜜腺状になっている。その辺の作りはセツブンソウなどと同じようだ。
今まで何度もこの花を見ているがこんなに綺麗に開いて、黄色い花弁がよく見えたのは初めてだ。皿ヶ嶺ではいたるところで咲いているが、樹林下などは陽射しが充分でないため、この日もこれほどまで開いていたのはこの場所だけだった。下から覗き込んで撮影してみた。
上からの画像。
ガクヘンの縞状の模様がよくわかると思う。
この模様がサイコクサバノオの最大の特徴で、他のシロカネソウやトウゴクサバノオと違って、花がシックでお洒落に見える理由だろう。
杉の樹林の下ではこんなに群生している。
実物はずいぶん小さくて地味な花で、画像を先にご覧になった人は、実物を見ると、あまりの小ささと地味さに驚かれるかも知れない。
keiちゃんこんばんは~。
サイコクサバノオ素敵ですねぇ~。
じ~~っと眺めてても飽きないです。うっとりしてしまいましたよん。
紫がかったスジがとってもお洒落で可愛いねー。
画像もとっても良いです。
小さなお花を撮るのは大変ですよね。
実物に出合って見たい花です~。
投稿: matiko | 2006-05-01 00:25
keitann様 サイ「コ」クサバノオとインプットしなおしました。
しかし来年にはきっと、サイ「ゴ」クとやっていますよ小生は・・・。
いやぁ、ビックリです。
素敵な模様ですね。
これはおしゃれです。
こんな花を身近で見たいものです。
投稿: ぶちょうほう | 2006-05-01 15:42
本物には逢ったことがありませんが、いままでに、こんなに魅力的なサイコクサバノオを見たことがないような。すてきですねえ。
上から見たり下からのぞいたり、keitannさんならではの観察力です。
投稿: noi | 2006-05-01 22:52
>matikoさん
サイコクサバノオは皿ヶ嶺にはほんとにたくさん咲いているので、特に探す必要がないのがいいですね。4月末にこの山に来れば誰でも見ることが出来ます。うす曇の日などは花も半開きだし、接写も難しいので、天気に恵まれたのが何より幸いでした。
剣山でも咲きますので、4月末に四国に来ることができれば見れますよ~。
投稿: keitann | 2006-05-01 23:11
>ぶちょうほう様
こちらにもコメントを有難うございます。
サイコクサバノオと濁点がつかないようです。しかし、ミツバツツジはサイゴクミツバツツジとなるようです。読み方は難しいです。
サイコクサバノオは図鑑では分布は一応本州の近畿地方以西となっていますが、実際はどうなんでしょう?逆に四国ではこの仲間はほぼこれしか見ることが出来ないのです(^^;)
一度、春の四国においでくださいませ。
投稿: keitann | 2006-05-01 23:30
>noiさん
おはようございます。サイコクサバノオは皿ヶ嶺にこの時期に行けば必ず見られる花なんですが、とにかく撮影がてこずる花でもあるんです。お天気が良くないと半分閉じているし、マクロ撮影も難しいし出。今まで山では7度ほどは見ているはずなのですが、これほどよく開いていてこれほど花盛りに出会えたのは初めてでした。ラッキーとしかいえません。花の仕組みはやはりいろいろなアングルから撮影しないとわからないっものですね。今回は黄色の蜜腺状の花弁もはっきりと見ることが出来たので、サイコクサバノオのまた別の表情が見れましたよ。
投稿: keitann | 2006-05-02 09:54