新緑堪能ドライブ、キンポウゲ
キンポウゲの花は珍しくはないけど、それでも町の真中では見かけない花だし、何より陽射しを受けて眩いばかりに光り輝く花はいかにも5月の花という感じだ。
県境を超して、いつもなら剣山方面に向かうのだが、少し違う道を走ってみようということになった。一旦、吉野川左岸を東に進み、穴吹大橋を渡る。R492だ。ここからは初めての道。道は吉野川の支流、穴吹川に沿ってつけられている。
左に立派な山が迫って見えるがどうやらこれが高越山らしい。車道わきにはずっとキンポウゲの花が揺れている。
途中、穴吹ブルーヴィラという施設が目に入ったので、休憩を取る。
ブルーヴィラというのはどうやら穴吹町の施設で温泉のようだったが、建物は川の上方の高台にあり、眼下に穴吹川が見える。大して上流でもないと思うが、水の綺麗さは驚くばかりで、川岸では家族連れがキャンプをしたりバーベキューをしたりしている。
再び走り始めたら、道沿いの道路法面に白い花が数株見えた。車をとめてよく見るが、どう見てもコデマリの花だ。しかし、コデマリは古くに中国から渡来した花で日本に自生はしていない。とすると、これはミツマタとのように栽培品が野山に逃げ出したか、それともシモツケの仲間なのだろうか?この後も何度も見かけた。
5月7日訂正この白い花はどうやらコバノガマズミらしい。
やはり道路法面に咲くシャガ。シャガもあちこちで群生を見かけた。
朱赤のヤマツツジはよく目に付くが、昨日はこのヤマツツジよりもピンクのツツジを良く見かけた。画像のヤマツツジもかなり上方で咲いていたので、はっきりとは見ることが出来なかった。もしかするとこの辺りに良く咲くオンツツジだったのかも知れない。徳島の高越山や船窪山はオンツツジが群生することで有名なのだ。
同じ場所にこのヤブツバキも咲いていた。今年はほんとにどういうわけか、ヤブツバキの花が遅くまで咲いている。桜と一緒に咲くのはわかるが、まさかツツジの時期までお付き合いしてくれるとは夢にも思わなかった。
しばらく行くと「閑定の滝」と言う案内板が立っている。道から直ぐの場所のようなので、マイナスイオンを浴びてみた。落差は33mだそう。水量もなかなか多くて立派だ。徳島は有名な滝王国で、車で走っているといたるところに滝がある。
もう一枚。滝の上部にはまだサクラが咲いているようだ。こんな滝のそばでいると、マイナスイオン云々は抜きにしても、無条件で気持ちがいいよね。
道の法面に今度はムラサキサギゴケが貼り付いている。花が大きくて綺麗なので、固まって咲いていると運転中でも目に飛び込んでくる。
ショウジョウバカマの花後の株もいっぱいあるが、ユキモチソウも咲いていてちょっと嬉しくなった。自生のものは今年の初見だ。1株あると普通は何株か固まっているが、これは岩肌に生えているからか、一株だけのようだった。
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