6月の花散策にて、ウツボグサなど
この前からもうそろそろ見られるかと期待していたのに、見ることのできなかったウツボグサが数箇所で群生していた。
6月の山道ドライブと言えば私にとってはウツボグサが印象深い。もともとこういった紫色の花が好きだということもあって、このウツボグサが群生しているのを見ると車を停めて撮影してしまう。
思えば、3年前の黒沢湿原に花仲間とのオフ会で皆を案内したときもこのウツボグサが咲いていた。
山道では取り立てて珍しくも何ともない花だけど、妙に惹かれる。
↑のウツボグサの背景にホタルブクロが写っているのはおわかりいただけるでしょうか?
この季節に葉やはり馴染みの深い野草の一つ、ホタルブクロ。ホタルブクロだけはまだ野草の名前などあまり知らなかった子供時代にもその名を知っていたし、花も割合好きな花だった。山に近い場所で育ったわけでもないのに、一体、そのホタルブクロをどこで見たのだろう?
塩江の道を走っていると季節の野草が咲く場所があって、秋にはアキチョウジが咲くその場所にはホタルブクロが群生しているのだった。
少しガスのかかった沢沿いの道を歩くと、道に白い花が落ちている。上を見上げるとテイカカズラだった。
テイカカズラの花は2年ぶりで見るが、このドライブではこの後もテイカカズラの見事なまでの咲きっぷりを見かけた。
マタタビは花の咲く季節にだけこうして葉の色を白く変える。
大抵は頭上数メートルで咲いていることの多いマタタビだが、運良く手を伸ばせば届く場所に花が咲いていた。
真っ白な花はうちの畑で咲いたサルナシの花にも似ているが真っ白な花びらに黄色のオシベが美しい。
後輩は山道を歩いていてこのマタタビの花が咲いているとそれとわかるほど良い香りがすると言う。
猫のお土産に一枝だけいただいて帰った。
こうしてみていると6月は決して花の少ない季節などではないね。
野草を育てる人の間では人気があるというシライトソウの自生の姿をはじめて見た。
なるほど白い花穂をすっくと上げている姿は人気の野草であるのが頷ける。
ユリ科シライトソウ属。
別名ギンレイカ。
よく見ても咲いているのか蕾なのかよくわからないほどだ。
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