秋の花いろいろ、その2
山頂付近から車道を歩いて車を置いた場所に帰っているとRさんがこの花を見つけた。
どうやらタカネハンショウヅルらしいと思ったが、詳しくは自宅で図鑑を見る必要がある。
帰宅してから図鑑と照らし合わせると、花の色味は多少違うものの、8月~10月という花の時期からタカネハンショウヅルで間違いなさそうだ。
キンポウゲ科センニンソウ属。日本原産のクレマチスだ。今まで花後や葉っぱだけは見たことがあったが、花を見るのは初めてでちょっと感激。
画像のものが一番よく開いていて、まだほとんどが蕾の状態だ。
テイショウソウはこの前から蕾は何度も見ているが、今回ようやく花を見ることが出来た。
四国の山ではこのテイショウソウとキッコウハグマが一番ポピュラーなハグマだ。
キッコウハグマより一足早く、早い年は8月末ぐらいから咲いているようだ。
テイショウソウは綺麗な斑入りの葉が特徴だ。かなり大型の花で大きいものは草丈50センチを越えるが、小さいものを選んで」全体像を撮影してみた。
斑入りといえば、こちらもこの日見かけた斑入りヒナスミレの葉。テイショウソウの葉も一緒に写っている。
こちらも斑入りでクロフネサイシンの斑入りの葉だそう。Rさんに教えていただく。斑入りでないものは別の山で春に見ている。
しかし、花が咲いていなくとも山には斑入りの葉がいろいろあって、葉を見るだけでも結構楽しい。
コウヤボウキの花にも今年初めて出会う。
8月の剣山でナガバノコウヤボウキの花は見たが、普通のコウヤボウキはそれよりも一ヶ月も遅く開花する。
正に秋の花だ。
キク科の花が出たところで、こちらも今年初の出会い、イナカギク。
いつもシロヨメナとの判別に苦しむが総苞の形からイナカギクだろうか。
群生しているが、花はまだ蕾。
葉はキクの葉のように切れ込みがあるのでキクバとついたのだろう。
オヤマボクチのほうはいつも良く行く山に生えるので知っていたが、キクバヤマボクチを見るのは初めて。
ただ、おそらく花材として切られたのだろうと思うが、根元から刈り取られた跡がたくさん見られた。
花は決して綺麗とはいえないが、個性的な花だ。これを大きな壷などに生けこむとなかなかのものだろう。しかし、めったに見ない珍しい花だから、絶やしたくないものだ。
keiちゃん、おはよ~
おおお~~、この辺になるともっとも興味の湧いてくる植物が見られて嬉しいですねぇ~。
タカネハンショウズル、自生地で見ることが出来たのですね。クレ狂の私には、羨ましい限りです。昨年種を蒔いてみました、ハンショウズルは発芽率がとても良いようです。でも、果たして、それがタカネハンショウズルか分からないが、今かなりの勢いで蔓が伸びてるのが何より満足です。テイショウソウも、素敵!キッコウハグマは中々花を見ることが出来ないの、閉鎖化ですね~花が見たいなぁ~,ナガボノコウヤボウキも種を蒔きました,2本だけ育ってますが、丈は10センチくらい,まだまだ花は先のようですね~。
キクバボクチも面白いですね、春の山も良いけど、秋の山も野草三昧が出来ていいねぇ~。
次も楽しみです~。
投稿: まこ | 2006-09-25 09:53
こんにちは~。
キクバヤマボクチ?聞いたことない名前です・・・。といってもKeiさんとこで見る山野の花は、知らない名前が殆どなんですけど・・・。(^^;)
大きい花なのかな?一度見てみたいものです~。
もし一緒に山歩きしたら、「へぇ~」「ほぉ~」「ひぃ~」などハ行しか言えないんじゃないかと常々思ってしまいます~。^^
山の斑入りの葉、すごくいいですね!!
これくらいの控えめなのがなんとも♪
投稿: ちゃっぴー | 2006-09-25 16:06
まこさん、こんばんは。
タカネハンショウヅル、今回実物を見たので、調べてみると、関西以西、四国、九州に分布となっています。
関東や中部の山では見られないんですね。
そう言えば、以前、秋田駒に登った折に、ハンショウヅルの仲間を見たのでした。
あれは何ていう種類だったんだろ??
今回、私が見た株もその辺一帯にツルを伸ばしていました。シロバナハンショウヅルといい、この仲間はやたらと元気がいいようですね。
蕾はたくさんついていたので、もう一度見に行っても良いかな~などと思っています。
キッコウハグマは自生のものでも閉鎖花が多いですね。
去年、普通に咲く場所を見つけたので、今年も10月になれば行ってみようと思っています。
ナガバノコウヤボウキは実家近くの山に群生するんですよ~。
キクバヤマボクチの群生はなかなか面白い眺めでした。
投稿: keitann | 2006-09-25 18:54
ちゃっぴーさん、こんばんは。
今日、種が届きました。ありがとうございました。
そちらに書くと、またややこしくなりそうなのでこちらでお礼を書いておきますね。
山で見る植物は、私だって、山歩きをするようになるまでは見たことも聞いたこともなかったのが多いです。
キクバヤマボクチは草丈は2mはありましたね。
オヤマボクチも背の高い花です。
あまりどこにでもは咲いてない花なので、見るとちょっと嬉しくなります。
山歩きは植物の好きな人間にとってはほんとに楽しいことの連続です。
歩き始めて6年目ですが、それでもまだ飽きないんですから(^^;)
お近くなら一緒に行けるのにね~。
斑入り葉も可愛いでしょう?
投稿: keitann | 2006-09-25 19:17