秋の花いろいろ、その3
キツネノマゴはちょっと外に出ればよく出会う花で、好きな野草だがそれほど珍しい花というわけではない。
しかし、ハグロソウとなると話はちょっと違っていて、私は今まで画像は見せていただいた事はあっても、実物は見たことがなかった。
花だけ見ているとまるでキツネノマゴそっくりだが、キツネノマゴのように花穂にはならないで一輪だけで咲くようだ。
キツネノマゴ科ハグロソウ属。葉が黒っぽい緑色をしているので葉黒草らしい。
花を横から見ると面白い造りになっている。下唇と上唇は露草みたいに苞に包まれている。
名前だけは3年ほど前から知っていたけど、実物を見たことがなかった花だ。四国ではあまり出会わない花なので、半ば見ることを諦めていた。
直ぐ近くで仲間のキツネノマゴも咲いていたが、この日は夕方が近くて薄暗かったので、別の日に撮影したキツネノマゴを貼ってみる。
似ているようでも良く見ると、かなり違っている事がわかる。
翼が少し見られたので、四国にだけ分布するオオトウヒレンだろうか。
今年の夏は東赤石山や剣山でも開花前のを見たが、草姿がちょっと違うような気がするが、私の気のせいかな?
葉っぱが傷んでいるのはアザミウマか何かのせいかな?
小型のもので草丈が60センチほど、大型のは1mに達してていた。
そう果というそうだ。
花は小さくて地味な白い小花。
ノブキというだけあって、なるほど下葉はフキの葉によく似ている。
しかし、このノブキも初めて出会った花だ。
オタカラコウやメタカラコウはよく見かけるが、こちらはあまり出あわないような気がする。
トリカブトも一株だけ見つけることが出来た。時期的にまだ早いのかも知れない。
この個体もちゃんと開花してはいない。
今年の春からこっち、あまりお天気に恵まれない山歩きばかりだった。山でこんな抜けるような青い空を見るのは、とても久しぶりのような気がする。
たまにはガスの山もいいが、やっぱり、青空の下だと気持ちもすかっと爽やかだ~。
keitannさん、こんばんは。
秋の花を堪能させていただいています。やっぱり四国は花の種類が豊富なのかなと感心しています。
これからまだまだいろんなものが咲きますよね。楽しみです。
投稿: ルンバルンバ | 2006-09-26 00:27
ルンバルンバさん、こんにちは。
秋は花が少ないように思っていましたが、注意深く見ると、結構咲いているものですね。
ただ標高の高い山は10月に入ると咲く花も数えるほどになりますので、これからは野草散策目的ならば標高1000m以下がいいみたいですね。
四国には四国の固有種もありますが、ルンバルンバさんのブログを拝見すると私などが見たことのない花が次々と出てくるので、驚いてばかりですよ。
お互い、隣の芝生は・・・でしょうか?
ただ、山が目的ならやはり四国のほうが登り甲斐はあるかも・・。
ご覧になりたい花がおありでしたらご案内しますよ。
投稿: keitann | 2006-09-26 14:50