タマスダレ、ミズヒキ、キンミズヒキ
タマスダレやゼフィランサス、ハブランサスなどの仲間はレインリリーと呼ばれるそうだ。
雨が降った後に良く咲くので、そんな名前がつけられたとか。
今の季節は秋に播く種の発注の時期で手元にサカタのカタログがあって、それを見るともなしに見ていたら、あるページがレインリリーの特集になっている。
同じように雨の後に咲くものでも
①梅雨の後に開花
②夏の夕立の後に開花
③植付け直後に開花
④秋雨のあとに開花
という4つのタイプがあるそうな。
タマスダレは勿論④のタイプだ。もう10年も畑に植えてあるというのに(誰からいただいたのかすら憶えてない)ただなんとなく秋になれば咲くと言う風に思っていたが、そんな単純な話ではないらしい。
詳細は忘れたが、乾燥が長く続いた後にある程度のまとまった雨が降ると花が咲く仕組みになっているらしい。だから、毎日水遣りをたっぷりすれば咲くと言うのは大間違いだそうだ。
植物の仕組みって知れば知るほど、感心するばかり。
中庭のミズヒキは一番良く日が照りつけるところに生えているので、可哀想に葉っぱなどは赤茶けてしまっている。その後のほうのホトトギスやオダマキはミズヒキの影になっているおかげでダメージが少ない。
花は8月から咲いているのは知っていたが、カンカン照りの下で見ても一向に撮影する気も起こらなかった。
この繊細な花もやはり秋のしっとりと落ち着いた空気の中で見たい花だ。
秋にはたくさん咲くタデ科の仲間。
ずいぶん小さな花だけど、ちゃんと紅白で咲き分けている。こんなところからミズヒキと呼ばれる。
山を歩いていても今の季節あちこちで咲いている。この中庭の株は私がいろいろ植える前からここに植わっていたようだ。
主人の祖母が植えたものかも知れない。
なかなか味わいのある花で好きなのだけど、写真に撮るのが難しい花でもある。
同じようにミズヒキとつくけど、キンミズヒキのほうはバラ科で葉っぱなどもシモツケソウヤキョウガノコのような切れ込みのある葉っぱをしている。
こちらはそろそろ咲き終わりで、種をつけている。この種がまた衣類や犬の毛にくっつくと、なかなか取れなくて悩みの種だ。
畑に行ってもなるべくキンミズヒキのそばは通らないようにする。
こうして見ると私の畑は夏の間はただの草っぱらだね。今はぼつぼつと草取りを始めている段階です。ようやく10分の1ほどの草が取れて地面が見え始めました。
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