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2006-09-12

山頂付近の花

山頂付近は徳島側の塩塚高原と愛媛側の塩塚高原に分かれていて、どちらにもキャンプ場やロッジが点在している。

晴れていれば360度の大展望だそうで、瀬戸内海までも見渡せると言うが、生憎の雨では仕方がない。

Dsc00434_3

高原と言うだけあって台地状になっていて、ススキ以外にもちらほらと花が咲いている。ここでは今年お初のノコンギクにお目にかかることが出来た。

Dsc00430_2

それまで普通の民家が時折あるにはあったが、山道を登りつめると、急に開けた場所に出て幾つものロッジが立ち並んでいるのにはちょっと驚いた。

夏の間は親子連れなどで賑わうのだろうが日曜の雨の午後とあっては 、人っ子一人見ることが出来なくて物静かなものだ。

こんなところにもちゃんと自販機があって平地と変わらない値段で暖かい缶コーヒーが飲める。そして、綺麗な水洗トイレが完備しているのは訪れるものには有り難い。

Dsc00429_4山の斜面には小さいロッジが幾つも見えている。

Dsc00423_2 雨もかなり小降りになってきて、傘を差さずに歩けるので、駐車場に車を停めて少し散策する。

道端にのあちこちでヤマジノホトトギスが咲いている。

Dsc00424 どこか変わっているななぁと思いながら撮影したヤマジノホトトギス。

帰宅して画像チェックしたら気がついた。

ホトトギスの花柱は普通上部で三裂しているが、これは四裂しているのだった。

Dsc00427_2 まだまだ綺麗に咲いているオトギリソウ。

違っているかも知れないが、剣山で見たナガサキオトギリとは雰囲気が違うので、サワオトギリかも知れない。下部で直角に枝分かれもしていないようだし・・。

Dsc00425_1 ウツボグサの枯れたものがそのままの形でドライフラワーになっている。少し種を持ち帰ればよかったなぁ。

他にもオトコエシ、ゲンノショウコなどがあちこちで咲いている。

Dsc00438 キャンプ場からまだ先にどんどん行くと塩塚峰のすぐ下を通って愛媛側に出るようだ。

ススキが見える草原のそばではこれも今年初のヤブマメが咲いていた。

何時見ても綺麗な紫色をしている。

Dsc00439_1 この黄色いキク科の花は何だろう?

草丈は1m以上はあるが、ノゲシやニガナとはまったく違う雰囲気だ。どちらかと言うと大型のコウゾリナやブタナという雰囲気を持っている。

Dsc00440_4 全体の様子。

葉は細めだ。

後で検索したところ、ミズギクというのが似ているように思えるがどうだろう?

徳島側のキャンプ場から10分も走らないうちに愛媛側のキャンプ場に出た。そしてその両方の施設の間にパラグライダー場などがあるようだ。

Dsc00447_1 愛媛のキャンプ場にも立ち寄ったが、画像を撮影し忘れてしまった。

ここもやはり雨天とあって人も車もまばらで閑散としていた。

キャンプ場の受付の人に新宮までの所要時間を尋ねたら30分ぐらいとのことで、新宮に下ることにする。

↑画像は新宮への下り道で見かけたミゾソバの群生。同じ山なのに、徳島側と愛媛側では咲いている花も少しずつ違うのが面白い。

Dsc00446_3 1ヶ月前に剣山の西島で見かけたのはヤマミゾソバだったが、こちらは間違いなくミゾソバだ。そしてミゾソバの群生はいつ見ても好ましい。

民家があちこちに点在していた徳島側の道と違って、愛媛側は新宮近くに下るまでは、一軒の民家も見ることはなかった。

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コメント

keitann様 こんにちは
黄色の悩ましいものが出てきましたね。
ミズギクは三河のものは枝分かれせずに直立しています。
ですから姿勢正しい草に見えます。
しかし、これは一般論ですから、当然枝分かれする存在もあるでしょうね。

そのほかにスイランという手も有りかなと勘繰りますが、スイランは花の時季がもう少しだけ後でしたね。

いろいろ歩かれて、沢山の出会いを見せて頂き有難う御座います。

ぶちょうほう様、こんばんは。
今回、塩塚高原で見かけた黄色いキク科の花は、これまであまり見たことのないものでした。
かなり大型の花なので、一瞬、外来種かとも思いましたが、それならもっと下でも見かけるはずですよね。
ミズギクにしてもスイランにしてもどちらかというと湿地の花のようですね。普段、湿原や湿地にあまり行かないので、これがミズギクだというしっかりした概念がないので困ります。
しかし、塩塚高原ではウメバチソウなどもたくさん咲くそうで、湿性の場所を好むものが咲いてもおかしくはないようです。
ぶちょうほう様のお住まいの方面には葦毛湿原など、良い場所があるようですね。

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