旧友たちと紅葉狩り、①ブナの黄葉
今日はもともとは、友人二人と、秋の竜王山にでも登ろうと言う予定にしていた。
初夏の西赤石以来、一緒に登っていなかったKさんとHさんと同行予定だった。それが金曜日に電話があって、もう一人、高校時代のバレー部の仲間のMさんが徳島の山に案内してくれるという。Mさん夫婦は園芸農家を営んでいるプロの農家だ。ポインセチアなどの鉢花を育てて出荷しているが、開花時期をずらす関係で、徳島の標高1000m以上の山にも土地を借りて、農場を作っているというのは前から聞いていた。
一度、その農場に連れて行ってもらおうとHさんと話していたのだが、Mさんに言ったらすんなりと話が決まって、Mさんのご主人がついでに紅葉狩りに連れて行ってくれるという。
↑画像は標高およそ1300mほどの車道の傍らで撮影したノコンギク。
バックで黄葉しているのはシロモジの葉っぱ。
以前から見たいと思っていたブナの黄葉も見ることが出来、友人夫妻に感謝し、また旧友たちと旧交を暖める事が出来た一日だった。
HさんとKさんとは琴平で待ち合わせた。予定より早く来た二人がすでにお昼ご飯を買ってくれていて、10時過ぎに琴平を出発。Mさん夫婦とはR32沿いにある箸蔵ロープウエイの駅で10時半に待ち合わせだ。二人に私の車に移ってもらう。猪鼻トンネルを通過して徳島側に出たら、箸蔵まではすぐだ。Mさん夫婦はもとのT町、今は三豊市から駆けつけるのだ。箸蔵に着いたらすでにMさんが手を振って待っていた。
Mさんのご主人の車に私たち3人が移り、ここからは5人でにぎやかな道中となる。
阿波池田から貞光までの道は実は私は余り走ったことがない。高速で一度走ったことはあるが、下道は初めてなので、ちょっと楽しみだ。三加茂町役場の手前で道はいよいよ南に折れて、ここからは山道に入る。
徳島の山道らしく、離合のむずかしそうな細い道だ。3ナンバーの乗用車では対向等も難しいと思うが、さすがにMさんのご主人はすいすいと走る。農場があって、月に何度も登るわけだから、山道の運転もいやおうなく慣れるのだろう。途中、Mさんちの85歳のお爺ちゃんが作ったというミカンなどほおばりながら、シロヨメナやノコンギクを車中から眺める。
やがて標高1000mぐらいの分岐に出た。Mさんちの農場はここを左に曲がるが、先に紅葉狩りに落合峠に連れて行ってくれるという。落合峠といえば、私がかねてから行って見たかった峠だ。Mさん夫婦は地元の方に進められて、去年、紅葉を見に11月半ばに行ったら、すでに落葉した後だったという。ということで、私たちを案内するのもあるが実は去年のリベンジということもあるらしい。この分岐は後で調べたらどうやら、桟敷峠という名らしい。
標高1200を越えるとそろそろ木々が色づいてきた。
黄葉しているのはシロモジだ。シロモジぐらいはなんとか名前がわかるので、皆に木の名前を告げる。
シロモジの黄葉は去年の11月に大川山で見て以来、約11ヶ月ぶりだ。四国では標高1000m以上で見かけるようで、もっと低い場所ではダンコウバイを見る。
画像中央の切れ込みのある葉がシロモジ。
見覚えのある灰白色の樹皮をした木が見え始めた。ブナに違いない。これも一度は見てみたいと思っていたブナの黄葉だ。
画像中央のやや黄色味を帯びたのがブナの黄葉だと思う。群生はしていないが林のところどころに生えているようだ。
画像は岐路で撮影したものだが、行きはこの紅葉を見たり撮影したりヶ目的の車が結構、来ていたし、三脚を道路の傍にすえている人も見かけた。
この付近はやや落ち着いた染まり具合だろうか。
天候が下り坂でバックが青空出ないのがちょっと残念だ。
最後にもう一枚、シロモジを背景にノコンギク。色がゴージャスでとても素敵な光景だった。
ところで、この直ぐそばにはセンブリも2.3株生えていて、たくさん蕾をつけていた。しかし、可愛そうに車道のふちで、ここのところの乾燥続きで葉っぱは埃をかぶって、かわいそうだった。
こんばんは
山の上はこちらと同じくらい紅葉しているようですね
でも、今朝ひどく冷え込んでいっきに茶色く変わってしまいました
これからは温かい地方のかたの所で花を楽しませていただきます
どうぞよろしく!
投稿: yuuko | 2006-10-23 22:07
yuukoさん、こんにちは。
こちらも昨日の午後までは気持ち悪いほど暖かだったのですが。夕べから少し風が出てきてひんやりしてますよ。
だけど、これぐらいが普通でしょうね。
こちらも標高1000を超すとさすがに肌寒です。今からは小春日和の穏やかな日が楽しみになります。
花は・・・・うちでは年中絶えませんね。
秋の花が終ると今度は水仙やビオラが咲き始めますから。
投稿: keitann | 2006-10-24 10:17