阿讃山脈で秋を楽しむ⑤ヤマラッキョウ
山頂には数はそれほど多くないけど、去年と同じ姿でヤマラッキョウが咲いていた。
茎の細いいかにも華奢な株のヤマラッキョウ。長く飛び出したシベも繊細な感じで美しい。
ラッキョウという語感からそれほど美しい花をイメージしないのだが、実物はなかなか美しい花だ。
ユリ科、ネギ属。
山野草としてはよく名前を聞くが、実物を見たのは去年が初めてだった。
去年は近くの山で群生している姿を見て感激したが、今年はすっかり草刈に遭って、蕾をつけた花も草刈されていた。
今頃行くと、草刈に会わずにすんだ株が少々は咲いているかも知れない。
花は終っているがツルリンドウの真っ赤な実も素晴らしい色をしている。
目の醒めるような赤とはこういう赤だろうか？
センボンヤリの秋の閉鎖花がもう綿毛を飛ばし始めている。まだまだ槍の形をしたのも多く見られた。
トリカブトは9月末にも咲いていたが、この日も花は終わりのようだけど、何とか咲き残っていた。
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