2006年、私の庭の花ベスト100,1月
野山を歩いて自然の中で咲いている花を見るのは私の最大の楽しみでもありますが、自然の花以外は花ではないなどとは決して思いません。
庭で花を育てていると、ときには自生の花を見ること以上に大きい喜びを感じることもあります。また花を育てることによって、芽生えから最後まで、植物の変化する様子もわかります。
1月は前年から咲き始めた水仙がいちばん華やかな季節でもあります。
水仙はこの家に昔から植わっていたもので、この日本水仙と真っ白な房咲き水仙であるガリルとはただの一個も球根を買ったことはありません。何度も植え替えたり、掘り上げる度に増えています。手間がかからない反面、花が咲いた後の葉は5月末か6月初めに茶枯れてしまうまで、そのままにしておかないといけないので、花後はあまり綺麗とは言えませんね。しかし、自宅の花はフラワーショーでもなんでもないのですから、綺麗なところを見るだけでなく、しかるべきところまで見届けてやることが大事だと思います。
ビオラもここ10年ほど毎年のように数百株と苗を立てています。
早い年だと10月末には咲き始めますが、去年はどうだったかな?ブルー系の花が好きで、品種はほとんど青いのや紫のが多い中、冬場は元気をもらえる黄色も欠かせません。
毎年、2種類ほど新しい品種の種を取り寄せて気分を新しくします。
カナリークリーパーは種を取り寄せて育て始めたのが04年の秋のことです。05年秋は早めに種まきしたら、1月から花を見せてくれました。
切れ込みのたくさん入った二枚の花弁はまるで羽根を広げたカナリアのように見えるから、カナリークリーパーとついたのでしょうか。
1月から5月頃まで、長い間、庭を彩ってくれたことでした。
こちらもツル性の花で、冬咲きクレマチスのシルホサ。晩秋から冬にかけて白い清楚な花を見せてくれます。カナリークリーパーは一年草ですが、クレマチスは多年草なので、夏の間全日陰で管理して、9月末頃に日向に出すと花をつけるようです。
今年はずいぶん早くから花を見せてくれています。
自宅庭のマンリョウはもともと松やウバメガシの根締めとして植えられていたのですが、このところ夏は日照りがすごくて、一本は枯れてしまい、もう一本も主の茎が枯れて、脇芽が何とか残っているような有様です。
しかし、毎年、庭のあちこちから鳥の落し物からマンリョウが数株は芽吹いてくれます。そんな一株が今年は見事に実をつけていました。
そして、この実が落ちたのでしょう。たくさんの芽が株元から芽吹いていたのをつい数日前に目にしました。
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